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女性の健康課題に応える「フェムテック」市場ににぎわい

カラダ
YOKARE編集部
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女性の健康課題に応える「フェムテック」市場ににぎわい

最近、「フェムテック」という言葉を耳にするようになりました。女性が生涯を通じて、働き続けやすい環境を整え、社会的な損失を回避しようという流れのなか、フェムテックに対する関心が高まっています。フェムテックをめぐる動きを解説します。

フェムテックとは?

フェムテックは、「Female(女性)」と「Technology(技術)」を組み合わせた造語。この言葉は、ドイツの起業家がつくり出したと言われています。

フェムテックは、生理、妊娠、産後、更年期など、女性の健康の悩みに応える商品やサービスを指します。

日本のフェムテック市場も、にわかに賑やかになってきました。例えば、綿100%で優しい肌触りのカラフルな布ナプキン、肌荒れを防ぐデリケートゾーン用の薬用ソープ、仕事で忙しい日もスピーディーに検温ができる体温計、乳がん術後の下着など、工夫に富んだ商品が次々と登場しています。

妊娠、出産、産後、更年期・・・

フェムテックが注目されているのは、なぜでしょうか。

妊娠・出産・産後、更年期や月経による体調不良、乳がんなど、女性はさまざまな健康面の課題や不安に直面します。

こうした健康上の問題を放置しておくと、社会的な損失につながることが認識されるようになってきました。その対策の1つとして、女性の健康の悩みに応えるフェムテックが注目されるようになったのです。

フェムテック振興に政府も本腰

フェムテックは民間企業による新規参入に加え、その振興に政府も本腰を入れ始めました。

政府は2021年6月、「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」や「女性活躍・男女共同参画の重点方針」を決定。関係省庁では、これに基づいた取り組みが進められています。

経済産業省では、フェムテックを活用して、働く女性の就業継続を支援する方針を打ち出しました。その柱となるのが、「フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金」です。実証事業としてこれまでに、化粧品会社、医療機関、電化メーカーなどの取り組みが認定されています。

具体的に見ると、アプリを活用した働く女性の疲労・ストレス緩和、妊活・不妊治療と仕事の両立の支援、生理用品の計量管理による生理周期の把握などに関する実証事業があります。

まだまだ低いフェムテックの認知度

日本でのフェムテックに対する認知度は、まだまだ低いようです。SOMPOひまわり生命保険の調査(2022年3月7日公表)によると、日本の女性1,000人を対象に聞いた結果、フェムテックの認知率は5.7%と、まだまだ低い状況にあります。

一方、フェムテックに対する期待感は強く、女性の約6割が「期待できる」と回答しています。悩みについては「月経・生理、妊娠・出産、更年期」に関するものが最多。特に多い悩みは、月経が「生理痛」「経血に関するトラブル」、妊娠・出産が「つわり」「周囲の理解」、更年期が「全般的な不調」でした。

予想されるフェムテック市場の拡大

日本では、フェムテック市場への企業の参入が相次いだ2020年が「フェムテック元年」。今後、フェムテック市場は急速に拡大すると予想されています。

調査会社の矢野経済研究所の調べによると、2020年度のフェムテック(消費財・サービス)市場規模は597億円と推計されます。

現在のところ、市場規模はまだまだ小さく、認知度も低いのですが、ダイバーシティーやSDGsへの意識が高まるなか、フェムテックへの関心も強まっていくことは明らかでしょう。

悩みに直面したらフェムテックを試そう

関連する商品・サービスは増加傾向にあり、フェムテックの裾野は広がりつつあります。

健康上の悩みに直面したときには、あなたのニーズに合った商品やサービスを見つけて、試してみてはいかがでしょうか。
 

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