「骨の健康」が気になり出したら、機能性表示食品の生鮮ミカンがオススメ
おいしくて体にも良いミカンは、昔から身近なフルーツとして親しまれてきました。近年では、健康への効果を表示できる機能性表示食品の生鮮ミカンが登場。その魅力を紹介します。
生鮮ミカンの届出は20件超
機能性表示食品として消費者庁に届け出された生鮮ミカンは、2023年2月27日現在で合計21件。機能性表示食品の生鮮食品では、大豆モヤシと並んで存在感を示しています。
届出者を見ると、農協や個人経営の農園が中心。加工食品では食品メーカーや通販企業が大半を占めますが、生鮮食品では農業関係者が付加価値の高い機能性表示食品にチャレンジしている様子がうかがえます。
全国屈指の生産地に位置する静岡市農業協同組合や紀南農業協同組合、三ヶ日町農業協同組合などが、機能性表示食品として販売しています。
「骨の健康維持に役立つ」と表示
近年の研究により、ミカンが私たちの健康に役立つことが解明され、注目されるようになりました。
そうした研究成果に基づいて機能性表示食品の生鮮ミカンでは、「骨の健康維持」の効果をうたっています。
具体的には、「β-クリプトキサンチンは骨代謝の働きを助けることにより、骨の健康維持に役立つことが報告されています」と表示しています。
β-クリプトキサンチンとは?
「骨の健康維持」の効果を発揮するのが、温州ミカンに多く含まれるβ-クリプトキサンチンという成分です。
β-クリプトキサンチンはカロテノイドの1種で、ミカンの色素成分です。ミカンをたくさん食べて手が黄色くなったという経験をした方も多いと思います。これはβ-クリプトキサンチンによるものです。
β-クリプトキサンチンは温州ミカンのほか、オレンジやグレープフルーツにも含まれています。ほかのオレンジ類の含有量がわずかであるのに対し、温州ミカンにはオレンジの10倍ほどの量が含まれています。
安全性は文句なし
安全性については説明するまでもありません。温州ミカンは鹿児島県が原産で、300年以上も前に発見され、各地で栽培されるようになり、何世代にもわたって食べられてきました。
農林水産省の調べによると、2021年産ミカンの出荷量は67万6,900トン。1世帯あたりの年間購入数量は9.4㎏です。
長期にわたって、たくさん食べられてきた食経験があることから、機能性表示食品の届出者は、喫食実績を評価して安全性を確認したと報告しています。
骨代謝マーカーの変化を調べた複数のヒト試験
機能性については、健康な人を対象としたヒト試験の研究論文を収集し、総合的に評価して確認しています。
試験の結果、1日あたり0.3~6㎎のβ-クリプトキサンチンを2~3カ月ほど続けて摂取してもらい、骨代謝マーカーの変化(骨形成マーカーの上昇と骨吸収マーカーの低下)が確認されたと報告。β-クリプトキサンチンの継続摂取は、骨の健康維持に有効であるとしています。
そうした研究成果に基づき、1日あたりの摂取目安量を「3個」と設定している商品が多いです。
フルーツとして楽しみながら骨の健康を維持
これまで「何となく体に良さそう」というイメージでミカンを食べてきた方も多いと思いますが、機能性表示食品の生鮮ミカンならば、「骨の健康維持」の効果を科学的に確認しています。
あなた自身の骨が健康かどうかは、なかなか気づきにくいのですが、高齢者になってからだと手遅れです。
味覚は通常のミカンと同じなので、サプリメントと違ってデザートとして楽しみながら、健康にも役立てることが可能です。骨の健康が気になり出したら、機能性表示食品の生鮮ミカンを活用してみましょう。