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コレステロールが気になる方をサポートする機能性表示食品が人気

カラダ
YOKARE編集部
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コレステロールが気になる方をサポートする機能性表示食品が人気

健康診断で「コレステロールが高めですね」と注意された経験はありませんか?放っておくと健康を損ないますので、食生活の見直しにプラスして、コレステロールに対応した機能性表示食品を活用してみてはいかがでしょうか。

コレステロールって何?

コレステロールは、体内に存在する脂質の1つ。「コレステロール=悪者」というイメージがありますが、必ずしもそうではありません。コレステロールは、細胞膜や各種のホルモンなどをつくり出すために重要な役割を果たしています。

健康診断で測定するのは、血中に溶け込んだコレステロール。「LDLコレステロール」「HDLコレステロール」「総コレステロール」などの項目があります。

LDLコレステロールは、数値が高くなると血液の流れを悪化させて、健康を害するリスクが高まります。このため、「悪玉コレステロール」と呼ばれます。

これに対してHDLコレステロールは、増えすぎたLDLコレステロールを取り除く働きがあり、「善玉コレステロール」と呼ばれます。

「総コレステロール」はLDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪に含まれるコレステロールから算出されます。

コレステロール

大市場を形成するコレステロール関連商品

コレステロールが高めの方にとって、大切なのは食生活の見直し。

唐揚げやトンカツなど高カロリーの食事を控え、緑黄色野菜や海藻を多めに摂ります。豆腐・納豆などの大豆製品も取り入れて、魚が中心の食事を1日に1回は摂るようにしましょう。

その上で、機能性表示食品の利用もオススメ。機能性表示食品は、企業責任で機能性と安全性の科学的根拠を消費者庁へ届け出て、商品に有効性を表示するというもの。

コレステロールに対応した機能性表示食品は現在(2023年5月26日時点)、約180商品の届出が公表済みで、大きな市場を形成しています。

主な表示内容として以下があります。

  • 血中HDL(善玉)コレステロールを増やす働きが報告されています。
  • 血中の悪玉(LDL)コレステロール値を低下させる機能が報告されています。
  • 血中総コレステロール値や悪玉(LDL)コレステロール値を低下させる作用が報告されています。

リコピンやα-リノレン酸など多様な配合成分

コレステロールに対応した機能性表示食品には、大麦β-グルカン、松樹皮由来プロシアニジン、α-リノレン酸、リコピン、キトサン、オレイン酸、オリーブ由来ヒドロキシチロソール、カカオフラバノールなど、さまざまな成分が使用されています。

代表的なものに、リコピンやα-リノレン酸があります。リコピンはトマトやニンジンなどに含まれる色素成分で、カロテノイドの1種です。α-リノレン酸は植物などに含まれる不飽和脂肪酸で、オメガ3系脂肪酸の1種。食品から摂取する必要がある必須脂肪酸です。

12週間にわたる二重盲検並行群間比較試験で有効性を確認

有効性については、「二重盲検並行群間比較試験」という信頼性の高い試験の成果を基に、有効性を確認します。

機能性関与成分を含む食品のグループとプラセボ食(機能性関与成分を含まない食品)のグループに分けて、原則12週間にわたって摂取してもらい、血中のコレステロール値を測定します。

多くの商品では、このような試験の論文を複数収集して、総合的に判断する「研究レビュー」という手法によって有効性を確認しています。

サプリメントから生鮮食品まで

コレステロールに対応した機能性表示食品は、サプリメントをはじめ、米飯、トマトジュース、シリアル、食用油、清涼飲料水、ドレッシング、チョコレートなど、さまざまなタイプの商品がそろっています。

さらに、生鮮食品のトマト、ピーカンナッツ、クルミ、イベリコ豚も登場するなど、裾野の広がりを見せています。

コレステロールが気になる方は食生活を見直すとともに、機能性表示食品を上手に利用して健康維持を心がけましょう。
 

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