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LDLコレステロール、気になり始めたら放置せずに。コレステロール対応の機能性表示食品も増加中

カラダ
YOKARE編集部
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LDLコレステロール、気になり始めたら放置せずに。コレステロール対応の機能性表示食品も増加中

10月11日を「LDLコレステロールの日」。一般社団法人 日本循環器協会と一般社団法人 日本動脈硬化学会が共同で、LDLコレステロールに関する理解を深め、心筋梗塞や脳梗塞などの心血管疾患予防に対する啓発を目的として、この日を啓発デーにしました。

LDLコレステロールの問題は?

LDLコレステロールは、数値が高くなると血液の流れを悪化させて、健康を害するリスクが高まります。「悪玉コレステロール」と呼ばれます。

LDLコレステロールは、体内の「脂(あぶら)」の一種であり、血管の壁に染み込むことで血管壁を厚くし、そして脆くします。これが原因で血管が詰まりやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞などの重大な疾患を引き起こすため、”悪玉”コレステロールと呼ばれることもあります。

LDLコレステロール

心血管疾患は心不全や寝たきりの主な原因であり、国民の健康寿命を短くするだけでなく日本の医療費においても大きな割合を占めているため、重要な社会課題となっています。日本人の死因順位ではがん(悪性新生物<腫瘍>)についで、第2位は心疾患(高血圧性を除く)で14.8%となっています[※1]。

LDLコレステロール値はいつ頃から気になり始めるもの?

「LDLコレステロール値について気にしたことがあるか」について調査[※2]した結果、48.8%の方が気にした経験があると回答。「LDLコレステロール値が気になりはじめた年齢」について調査した結果、平均で46.17歳。

LDLコレステロールは治療薬で改善できる?

「LDLコレステロール値が気になりはじめたきっかけ」について調査した結果、ほとんどの方が健康診断や人間ドックなどでの血液検査と回答しました。
健康診断で異常値が見つかることが多いですが、症状がないために軽視されることが多く、適切な治療に繋がらないことが課題となっています。LDLコレステロールは薬物治療が非常に有効であることから、放置をせずにいかに受診行動につなげるのかが鍵とされています。

コレステロールに対応した機能性表示食品、増加中

コレステロールに対応した機能性表示食品は現在(2024年10月31日時点)、約245商品の届出が公表済みで、大きな市場を形成しています。
2023年5月ではおよそ約180商品の届出でしたので、1年間でコレステロールに関する機能性表示食品が増えていることがわかります。

例えば、ポリフェノールの活性本体の一つであるHMPAを1日あたり23mg摂取することで、LDLコレステロールおよび総コレステロールの低減効果が認められました。

HMPA、大麦β-グルカン、松樹皮由来プロシアニジン、α-リノレン酸、リコピン、キトサン、オレイン酸、オリーブ由来ヒドロキシチロソール、カカオフラバノールなど、さまざまな成分が使用されています。

参考資料

※1 令和4年(2022) 人口動態統計月報年計(概数)の概況

※2 丸善製薬によるインターネットアンケート調査


 

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