2019.12.30

ラム肉の再ブーム？お肉の中でも低カロリーでダイエット向きなのはラム肉！？

ラム肉はご存知でしょうか？ラム肉は仔羊の肉のことで、ジンギスカンに使われることで有名です。今回はラム肉の効能と栄養についてご紹介します。

ラム肉の再ブーム？！

日本で食べられているラム肉は、ほとんどが輸入品です。日本ではラム肉は独特の匂いがあり、敬遠されていましたが、平成18年（2006年）にジンギスカンブームを迎え、ラム肉の輸入量はピークになりました。しかし、その後ラム肉はメディアでの露出も少なくなっていましたが、再ブームが到来しているようです。

ラム肉の輸入量

財務省の貿易統計によると、2018年の輸入量は2017年と比べて約29％増加しました。

ラム肉の追い風となっている要因は？

2017年にBSE（牛海綿状脳症）対策で輸入禁止となっていたフランス産のラム肉が解禁された
2018年にBSE（牛海綿状脳症）対策で輸入禁止となっていたアメリカ産のラム肉が解禁された
牛肉や豚肉と比べてヘルシー
冷凍でも美味しさを保つ技術が向上した
輸入システムが向上し生ラムの輸入も行えるようになった

ラム肉とは

ラム肉は、生後12ヶ月未満の仔羊の肉のことです。生後一年以上の羊肉のことをマトンと言います。

ラムとマトンの違い

ラムの特徴

羊肉の中では匂いも強くなく、日本人に好まれます。臭みが少なく、味にクセがなく、肉質も柔らかくて食べやすい。特に母乳を摂取しているラムはミルクラムと呼ばれ、ミルクの香りがします。

マトンの特徴

マトンはラムと比べて、色味も濃く、羊肉の独特な臭いがします。苦手な方や食べ慣れていない方には、その独特の臭いとクセのある味が少し気になることもあるでしょう。脂肪が多く、コクがあります。

ホゲットもある

ホゲットとはニュージーランドで定義されている羊肉で、永久門歯が1〜2本の羊肉のことです。ちょうどラムとマトンの間になります。

ラム肉がダイエットにいい理由

ラム肉は低カロリー

ラム肉は、豚肉や牛肉と比べて、カロリーが抑えられます。鶏肉も同じく低カロリーのお肉になります。

肉の種類	100gあたりのkcal
ラム（ロース）	227kcal
マトン（ロース）	235.9 kcal
牛肉	298 kcal
豚肉	386 kcal
鶏肉	229 kcal

出典：日本食品標準成分表

低カロリーのラム肉ですが、L-カルニチンが他の肉に比べて豊富に含まれています。その量は、鶏肉のおよそ９倍〜17倍、豚肉の2倍以上、牛肉の1.3倍です。

ラム肉は脂肪燃焼効果がある？！

羊肉に含まれているL-カルニチンが脂肪の燃焼を助ける働きをします。 L-カルニチンは、アミノ酸の一種で、脂肪代謝において重要な働きをします。脂肪のエネルギー変換はミトコンドリア内で行われます。脂肪酸はカルニチンと結合することで、ミトコンドリア内に運ばれます。脂肪酸はカルニチンと結合できないと、エネルギーに変換されることなく、脂肪組織に再合成され、脂肪として蓄積されてしまいます。 L-カルニチンは加齢に伴って低下する？ L-カルニチンの25％は体内で生成されていて、残りの75%は食事で摂取しています。加齢に伴ってL-カルニチンの生産量も低下し、食事量も減少していくので食事から摂取するL-カルニチンも減少してしまいます。カルニチンが減少すると体力不足や脱力感を感じやすくなります。