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爽やかな香り「レモンバーム」の特徴と楽しみ方

食・料理
YOKARE編集部
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爽やかな香り「レモンバーム」の特徴と楽しみ方

レモンバームの見た目はミントと似ていますが、レモンのようなシトラスの香りのするハーブです。この記事では、レモンバームの特徴や使い方、育て方などを解説します。

レモンバームの特徴 

レモンバームはシソ科の植物で、「メリッサ」とも呼ばれています。シトラスの香り成分が含まれ、その香りにはストレス緩和や気分を落ち着かせる、消化機能の促進、風邪の症状を和らげるなどの効果もあります。
13世紀、グラモーガン公ウェリンは毎日レモンバームティーを飲み、108歳まで長生きしたという伝説もある長寿の葉としても知られています。

レモンバームの健康効果 

リラックス効果

レモンバームの香りには脳内のギャバを増やす効果が基礎研究で示されています。ギャバは緊張や興奮を抑えて気持ちを落ち着かせる効果があることで知られるアミノ酸の一種です。
ストレスを和らげ、リラックスさせる効果から、不眠症の改善にも役立つとの報告もされています。

抗菌・抗ウイルス作用

レモンバームには抗菌作用、抗ウイルス作用があると知られています。食中毒を防いだり、風邪を予防したり、アレルギーの改善にも効果があると言われています。

女性特有の悩みにも

生理不順や更年期症状のホットフラッシュを軽減する効果も研究によりわかっています。

レモンバームの保存方法

摘み取ったレモンバームは湿らせたキッチンペーパーに包み、ポリ袋に入れて野菜室で保存すると長持ちします。冷蔵庫など低すぎる温度帯だと葉が黒く変色してしまうこともあるため、冷たすぎる場所は避けましょう。
乾燥させると香りが失われしまいます。

レモンバームの使い方

冷たくドリンクとして

レモンバームの良い香りを水に移して、レモンウォーターのように楽しむことができます。そのままつけるよりも葉を適当な大きさに切ったり、叩いて香りを出したりすると、水に香りが移りやすくなります。時間のあるときは一晩浸けておくとより香りが立ちます。

温かいハーブティーに

冷たいドリンクだと抽出に時間がかかりますが、熱湯をかければ時間がかからずおすすめです。
ティーポットにレモンバームを入れ、熱湯を注ぎ、5分ほどおくと香りが出て、温度も冷めてくるので飲み頃です。お好みではちみつなど甘味料を入れると飲みやすいです。

サラダに

パクチーのように香りのある葉として使うことができます。レモンの香りが爽やかなエスニックサラダとして、またイタリアンドレッシングにもよく合います。

出典:https://www.instagram.com/sadoisland1/

料理やスイーツに添えて

エスニックカレーやタオマンガイ(蒸し鶏の炊き込みご飯)に少量のせて、香りを楽しむのもおすすめです。ゼリーやケーキ、フルーツに添えても良いですね。

アロマとして

乾燥させるよりもフレッシュな方がレモンバームの香りを楽しめますが、たくさん育ってしまった時は、枝から剪定し、束ねて風通りのよく直射日光の当たらない場所で水日間吊るしておくとポプリにすることができます。
リビングや寝室などに置いて香りを楽しめます。

レモンバームの育て方

レモンバームは園芸用品店などに苗の状態で売っていることが多いです。
レモンバームの苗を買ってきたら、園芸用の培養土などに移し、日当たりの良い場所に置きます。直射日光の強い夏は日陰に置くと良いでしょう。
表面の土が乾いたら、水をたっぷり与えます。夏の乾燥により、ハダニが発生することもあるので、葉の裏側にも霧吹きなどで水を与えてあげると良いです。
肥料は植えつける際に与えます。レモンバームは肥料がなくなると葉の色が黄色っぽくなってきてしまうことがあります。

爽やかな香りでリラックス効果や健康効果も期待出来るレモンバーム。ドリンクや料理、アロマとしても様々な使い方ができます。家庭でも簡単に育てられるので、生活の彩りに取り入れてみてはいかがでしょうか?
 

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