ピンクペッパーやグリーンペッパーは、ブラックペッパーの仲間？どんな料理で使われる？
ペッパー(pepper)は胡椒（コショウ）のこと。日本で一般的に売られている胡椒（コショウ）は、ブラックペッパーやホワイトペッパーのブランドされた粉末胡椒です。ブラックペッパーやホワイトペッパーは、同じ植物から作られていて、どちらもコショウ（胡椒）です。
それでは、果実の形も似ているピンクペッパーやグリーンペッパーは胡椒なのでしょうか。この記事では、グリーンペッパーやピンクペッパーの特徴を中心に紹介します。
グリーンペッパーとは
グリーンペッパーは、ブラックペッパーやホワイトペッパーと同じ植物（コショウ科コショウ属に属するつる性植物）の果実で作られるスパイスで、仲間です。
ブラックペッパーやホワイトペッパーと違うのは、果実の収穫時期や処理方法。
グリーンペッパーは、緑色を保つために、未熟な緑色の果実を乾燥もしくはフリーズドライさせたもの。フレッシュ感のあるさわやかな香りと辛味が特徴です。
ちなみに、赤く色づき始める直前の緑色の未熟果を果皮ごと乾燥させたスパイスがブラックペーパー。赤く熟した果実の果皮を取り除いてから乾燥させたのがホワイトペッパー。
グリーンペッパーが活用される料理
緑色のきれいなグリーンペッパーは、料理のトッピングとして使うのがおすすめです。グリーンペッパーはスープやカルパッチョやサラダのトッピング、フレンチなどではソースに使われています。
オリーブオイルベースのドレッシングやマヨネーズとも相性のよい食材です。
- カルパッチョ
- スープやサラダのトッピング
- マカロニサラダ
- マリネ
- 肉料理のソース
ピンクペッパーとは
植物的には胡椒と関係がなく、Pepper（胡椒：コショウ）の仲間ではありません。つまり、ブラックペッパーやホワイトペッパーとは同じ植物から採れた果実を使ったスパイスではありません。
ウルシ科サンショウモドキ属のコショウボクの実を乾燥させたもの。コショウボクの実には、ブラジル種（Brazilian pepper）とペルー種（Peruvian pepper）があります。
植物的には、「カシューナッツ」は同じウルシ科の仲間です。
ピンクペッパーはブラックペッパーと似た風味を持ちますが、よりマイルドでほんのり甘く、非常にフルーティーです。
ピンクペッパーが活用される料理
そのまま添えても良いですし、軽く指でつぶしてパラパラっと振りかけてもＯＫ。
バターベースのソース、サラダ、シーフード、ドレッシング、カルパッチョ、ステーキ、鶏肉料理に加えると合います。アイスクリームのトッピングやケーキのデコレーションにも使うことができます。
- ドレッシング
- カルパッチョ
- ステーキ
- 鶏肉料理
- デザートのトッピング
