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現役ファーマーが教える野菜の食べ方(ブロッコリー編)

食育
現役ファーマーTAKA_YASU
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現役ファーマーが教える野菜の食べ方(ブロッコリー編)

ブロッコリーは栄養価が高く、健康的な食生活には欠かせない野菜の一つです。

その栄養が豊富で「野菜の王様」とも呼ばれるブロッコリーが、2026年度から農林水産省の「指定野菜」に追加されますので、より注目されてきている野菜の一つです。

しかし、その調理法や食べ方によっては、せっかくの栄養を逃してしまうこともあります。

本記事では、現役のブロッコリー農家が、栄養を最大限に活かす食べ方や調理法、さらには美味しく食べるためのレシピやアイデアをご紹介します。プロの視点から学ぶブロッコリーの魅力と活用法で、毎日の食卓をより健康的に、そして美味しくしていきましょう。

指定野菜とは
指定野菜とは、日本人の食生活にとって重要と国に認められた野菜のことです。「野菜生産出荷安定法」という法律に基づき、農林水産省が追加する品目を決めています。
指定野菜はほかの野菜と比較して消費量が多いものや、多くなると見込まれる重要性の高い野菜を位置づける制度で、現時点では14品目の野菜が認定されています。
つまり、平たく言えば、日本における消費が多い野菜たちということです。

ブロッコリーの栄養を逃さない調理法

ブロッコリーを美味しく、栄養素を逃さない調理のコツをご紹介します。

1. 茹でる

茹でる場合、ビタミンCなどの栄養素が流れ出てしまうことがあるため、茹で時間は短めにするのがポイントです。1〜2分程度でさっと茹で、すぐに冷水で冷やすと栄養を保ちつつ、色鮮やかでシャキッとした食感が楽しめます。

ブロッコリー茹でる

2. 蒸す

蒸し料理は、栄養をしっかり残す最適な方法です。蒸し器を使って約3〜5分蒸せば、ビタミンCや食物繊維が豊富なまま調理できます。特に、蒸したブロッコリーはそのままでも美味しく、サラダやパスタ、グラタンなど、さまざまな料理にも応用できます。

ブロッコリー蒸す

3. 炒める

炒めるときは、油を使うことで脂溶性ビタミン(ビタミンAやビタミンK)の吸収が良くなります。にんにくや塩コショウでシンプルに味付けするのがおすすめ。高温で短時間さっと炒めることで、香ばしさと栄養を同時に楽しむことができます。

ブロッコリー炒める


さらに、ブロッコリーの茎も混ぜて使うと、ブロッコリーの甘味とコリコリした触感が味わえます。実はブロッコリー農家界隈では、茎の方が好き!という方は大勢おられます。

ブロッコリーの保存方法と長持ちさせるコツ

ブロッコリーを新鮮なまま長持ちさせるため、冷蔵と冷凍のそれぞれの保存方法と、保存後の活用法について紹介します。

1. 冷蔵保存

冷蔵保存する際には、乾燥を防ぐことがポイントです。ブロッコリーの茎を少し切り、濡らしたキッチンペーパーで茎を包み、ビニール袋に入れて野菜室に保管することで、鮮度を長く保つことができます。冷蔵では3〜5日程度保存可能です。

2. 冷凍保存

ブロッコリーを長く楽しむためには冷凍保存が最適です。軽く茹でた後に冷凍することで、1ヶ月ほど保存可能です。使う際は蒸すか電子レンジで加熱すると、食感と栄養をしっかり保てます。冷凍保存は時間がない時でもすぐに使えるので便利です。

ブロッコリー冷蔵保存

3. 保存後の活用法

冷凍したブロッコリーはスープやカレー、炒め物に使うのがおすすめです。特にスムージーに入れると、冷凍のままでも栄養を摂取できて便利。冷蔵保存のブロッコリーは、サラダやお弁当のおかずとしてそのまま使えるので、手軽に楽しめます。

今回紹介した保存方法や調理法を実践して、ブロッコリーの魅力を存分に味わってください。あなたの食卓に、さらに美味しく栄養豊富なブロッコリーを取り入れ、健康的な食生活を楽しみましょう。

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