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代替食の認知度・喫食経験とも「オートミール」「アーモンドミルク」「代替肉」がトップ3

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YOKARE編集部
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代替食の認知度・喫食経験とも「オートミール」「アーモンドミルク」「代替肉」がトップ3

地球環境にも体にも優しいサステナブルな代替食が注目されるなか、日本で認知度の高い代替食は「オートミール」「アーモンドミルク」「代替肉」がトップ3――。こうしたことが日本インフォメーション(株)(東京都中央区、斎藤啓太社長)の調査でわかりました。

調査は昨年6月10日から13日までの期間、日本全国の15~69歳の男女1,027人を対象に、インターネットを活用して実施(比較調査は21年4月15日~16日に実施)。

調査では、代替食として代表的な「代替肉」「培養肉」「昆虫食」「オートミール」「カリフラワーライス」「キャベツライス」「代替卵」「アーモンドミルク」「オートミルク」「ライスミルク」の10品目をピックアップ。それぞれの認知度や喫食経験、イメージ、今後の喫食の意向などについて聞きました。

若年層で高い関心

知っている代替食を聞いたところ、最も認知度が高かったのは「オートミール」(69.4%)でした。次に「アーモンドミルク」(66.5%)、「代替肉」(61.8%)が続きます。

反対に、あまり知られていないのは、「培養肉」「代替卵」「キャベツライス」「ライスミルク」など。

喫食経験については「アーモンドミルク」(28.2%)、「オートミール」(24.7%)、「代替肉」(21.5%)がトップ3で、認知度にほぼ比例した結果となりました。

「アーモンドミルク」と「オートミール」については、20代男女で認知度も食経験もほかの年代と比べて高い傾向にありました。「代替肉」も20代男性で認知度と喫食経験の割合が高く、若年層の代替食に対する関心の高さがうかがえます。

「肥満を防ぐ」「栄養が豊富そう」という印象

次に、代替食に対してどのような印象を持っているのかを質問。その結果、ポジティブな印象としては、「カリフラワーライス」「キャベツライス」「代替肉」について「肥満を防ぐ」という印象を持っている消費者が2割強に上りました。

「アーモンドミルク」に対しては、「栄養が豊富そう」という印象を持っている消費者が多いこともわかりました。

一方、ネガティブな印象としては、「おいしくなさそう」が「昆虫食」で4割、「代替肉」で2割。また、「人工的」というイメージも、「培養肉」「代替肉」でそれぞれ2割程度でした。

食べてみたい代替食は「キャベツライス」「カリフラワーライス」

実際に食べてみたいかどうかを聞いたところ、「食べたくない」「あまり食べたくない」という回答が最も多かったのは「昆虫食」(77.4%)でした。次に「培養肉」(61.9%)、「ライスミルク」(57.7%)が続いています。

喫食の意向を年代別で見ると、「キャベツライス」「カリフラワーライス」が20代男女で1~2割弱と高く、「代替肉」も20代男女で高い傾向が見られました。

食べてみたい理由は「肥満を防ぎそう」が多く、「カリフラワーライス」が52.2%、「キャベツライス」が51.0%で、「代替肉」「代替卵」「オートミール」「オートミルク」がそれぞれ3割超に。

「栄養が豊富そう」は「アーモンドミルク」「オートミール」「オートミルク」ともに3割を超えています。「アーモンドミルク」については「おいそう」が37.8%で最も多い理由となっています。

反対に、食べたくない理由は「おいしくなさそう」が最も多く、とくに「昆虫食」では47.2%に上ります。「培養肉」については「人工的」(19.4%)、「安全性への不安」(13.1%)が理由に挙げられました。

まとめ

今回の調査結果から、日本の消費者は代替食に対し、肥満の防止や栄養価の高さなどに期待する一方で、味や安全性にネガティブなイメージを抱いている様子が浮かび上がりました。

地球環境の保全につながり、健康にも貢献するサステナブルな代替食をめぐり、今後の動向が注目されています。
 

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