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薬膳コーヒーってなに?

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YOKARE編集部
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薬膳コーヒーってなに?

最近、「薬膳コーヒー」という言葉を耳にするようになりました。薬膳コーヒーのメニューを提供する外食店舗もお目見えしています。薬膳の基本を押さえながら、薬膳コーヒーとはどのようなものかを見ていきましょう。

薬膳とは?

薬膳というと、なんだか難しいものと思ってしまいますよね。「おいしくない」「お寺で食べる料理」といったイメージも。でも、簡単にいえば、すべての食品には健康に役立つ何らかの効果があり、それを自分自身の体調に合わせて食事に取り入れるというものです。

そもそも薬膳とは、文字どおり、薬と食事(膳)を組み合わせた料理のこと。それぞれの食品には、体調を整える効果があるという考え方に基づいています。薬膳は、中国伝統医学の「薬食同源」の考え方に沿った料理なのです。

薬膳に使用される食品

次に、薬膳に使われる食品を見ていきましょう。

薬膳といえば、黒ゴマ、クコの実、ゴボウなどを思い浮かべる方も多いことでしょう。これらは代表的なものですが、その対象範囲はかなり広いです。

私たちが日頃口にするバナナ・ミカン・ナシといった果物、キュウリ・キャベツ・ニンジン・タマネギといった野菜も使用されます。ハトムギや玄米などの穀類もあります。

さらに、植物性の食品だけに限らず、カニ・エビ・サケ・マグロといった魚介類、鶏肉や豚肉なども用いられます。

なんだか、とても身近なものに感じませんか。

薬膳とコーヒー

最近では「薬膳コーヒー」が話題となっています。薬膳コーヒーの定義はありませんが、健康に良い食品を取り入れたコーヒーメニューを指します。薬膳コーヒーを提供する外食店舗も登場しています。

薬膳コーヒーについて説明する前に、コーヒーそのものが薬膳に利用されることを理解する必要があります。

薬膳に用いる食品は、食味と特性によって分類されます。具体的には、酸味・苦味・甘味・辛味・塩味の「五味」と、熱性・温性・平性・涼性・寒性の「五性」です。熱性と温性は体を温める効果、涼性と寒性は体を冷やす効果、平性はその中間の位置づけです。

この「五味」と「五性」を念頭に置いて、薬膳では自分自身の体調に合わせて、食品をどう選択するかが重要となります。このようにして薬膳のレシピを組み立てているのですね。

コーヒーについてはどうでしょうか。コーヒーの「五味」は主に「苦味」、「五性」は「温性」が該当します。コーヒー自体には、体を温めるとともに気分をはっきりさせる作用があります。私たちが活動するために必要な「気」が不足気味の方などに適しています。

薬膳コーヒーのレシピ

そうした効果を持つコーヒーをベースに、薬膳に使用される食品を加えた飲み物が、薬膳コーヒーとして注目されています。

東京都内のあるレストランでは、レイシといわれるキノコの一種やオタネニンジンなどをブレンドした薬膳コーヒーを販売しています。「仕事をがんばりたい」「もっと元気を出したい」といった方に適していると考えられます。

今後もさまざまな外食店舗で、新たな薬膳コーヒーのレシピが開発されると予想されます。利用する場合は、自分自身の体調に合ったレシピを選択することが大切です。よくわからない場合は、お店の関係者に尋ねるようにしましょう。

気軽にチャレンジできる薬膳コーヒー

現代社会では仕事などで多くの苦労を抱え込み、もともとの体質や生活環境から体調不良を感じる方は多いと思われます。また、そうした状況は簡単に避けられるものでもありません。

薬膳には「難しい」「おいしくない」というイメージがありますが、薬膳コーヒーならば日頃コーヒーを飲むのと同じように、気軽に利用できます。一度チャレンジしてみてはどうでしょうか。

10ZEN 品川店 薬膳コーヒー

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