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世界が注目スーパーフード「モリンガ」は人にも地球にも優しい?モリンガの効果、効能

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YOKARE編集部
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世界が注目スーパーフード「モリンガ」は人にも地球にも優しい?モリンガの効果、効能

300の病気への効能があるスーパーフード「モリンガ(別名マルンガイ)」。 モリンガはレディガガさんやミランダカーさんが愛用していることをきっかけに、最近じわじわ日本でも人気になってきています。モリンガカフェやモリンガ専門店は、女子ウケも良く口コミで広がっています!また、SDGsの目標にも合致することから注目をあつめています。 今回はそのスーパーフード「モリンガ」について紹介します。

スーパーフード「モリンガ(別名マルンガイ)」とは

モリンガは、花、根、幹、葉、枝、種のすべてを利用することができます。モリンガの原産地はインドのヒマラヤ山脈南麓と言われています。今では、インド周辺の亜熱帯地方から広がっていき、フィリピン・インドネシア・スリランカ・アフリカでもモリンガが自生しています。 フィリピンでは庶民の食材としてもモリンガは人気で、National Vegetable(国菜)に認定されました。 フィリピンで栽培されるモリンガは、現地で「マルンガイ」と呼ばれています。フィリピンのモリンガは、余計な手を加えずに自然に育てていて、原産品種とも言われいます。

スーパーフード モリンガ

学術名は、モリンガ・オレイフェラ(Moringa oleifera)ですが、和名ではワサビノキと呼ばれ、世界中でもさまざまな愛称で呼ばれています。

  • 学術名:Moringa oleifera Lam.
  • 科名:ワサビノキ科
  • 和名:ワサビノキ
  • 英名:Moringa
  • 原産国:インド

モリンガの愛称

ミラクルツリー(奇跡の木)、ツリーフォーライフ(生命の木)、メディスンボックスツリー(薬箱の木)、マルンガイ(母親の友)など。 ミラクルツリーなどのような愛称がつくのは、古くから美容や健康のために利用され、栄養価の高い植物なことからです。モリンガの葉には90種類以上の栄養素が含まれ、300以上の効能があると言われています。

国際機関も注目するスーパーフード「モリンガ」

国連の世界食糧機関(WFP)のレポートでも、その栄養価を認めており注目を集めています。世界食糧機関(WFP)は貧困層への救済食材として、国際協力機構(JICA)は商品化や海外展開事業として、モリンガの栽培を支援する動きをみせています。 モリンガが自生している地域は、発展途上国の中南米やアフリカ、南米。子どもの栄養失調も改善するための救済植物としても発展途上国の産業としても可能性が無限大の植物です。

モリンガの特徴

モリンガは多年草の植物で、生命力が強く、挿し木から6〜8ヶ月後には実を結び、収穫することができます。高さ1~2メートルで手入れされることが多いですが、高さ 12mくらいまで成長します。 

モリンガ

モリンガの生産地は?

モリンガは温暖な気候を好むので、日本では主に沖縄地方で栽培されています。(沖縄でもモリンガは自生はしていません。) 原産地は北インドと言われていて、インド周辺から、アジアやアフリカの亜熱帯地域に広がっていきました。モリンガは、古くからアジアやアフリカ地域では日常的に収穫され、食卓に並びます。

スーパーフードといわれる「モリンガ」の栄養価

スーパーフードとは、栄養価の高い食品や一部の栄養価が突出している食品で「健康食品」と言えるようなものです。モリンガも含まれている成分が豊富で高い栄養価がある食材で、スーパーフードとして広く知られてきています。 モリンガには、栄養素が50種類以上含まれています。 約10万種もある植物の中で最も栄養価を含んでいると言われているスーパーフードです。 タンパク質(30%)、食物繊維(26%)を主成分としています。他の栄養価もバランスよく含みます。 約90種類以上の栄養価を含み、46種類の抗酸化物質36種類の抗炎症物質、19種類のアミノ酸オメガ不飽和脂肪酸が含まれています。

モリンガの主な栄養素

タンパク質、ビタミン、ミネラル(鉄分、カリウム、カルシウム)、アミノ酸、ポリフェノール、ギャバなど

  • 食物繊維はレタスの28倍
  • 鉄分はほうれん草の30倍
  • ビタミンAはニンジンの10倍
  • ビタミンCはレモンの29倍
  • ポリフェノールは赤ワインの8倍
  • カリウムはバナナの6倍
  • カルシウムは牛乳16倍

アミノ酸は約20種類あり、そのうち9種類が必須アミノ酸で体内では生成されません。全9種類の必須アミノをモリンガは含んでいます。

スーパーフード「モリンガ」の効能は?

300の病気を治療すると言われています。インドの伝統医学のアーユルヴェーダでもハーブとして使用されていたモリンガ。 モリンガの代表的な効能を紹介します。

  • 抗酸化作用(アンチエイジング)
  • 解毒
  • 美容・美肌効果
  • ダイエット効果
  • 高血圧の抑制
  • 免疫力アップ
  • リラックス効果
  • 花粉症緩和
  • 便秘解消

モリンガは、モリンガ茶、モリンガパウダー、粒状のサプリメント(モリンガ粒)として販売されいます。朝食を抜かしがちな人の栄養サポート、スポーツ後の栄養補給、乱れがちな食生活の栄養サポートなどに摂取すると良いでしょう。 モリンガは9種類の必須アミノ酸が含まれていて、運動後にスポーツドリンクなどに混ぜて摂取することで、運動中に失われた必須アミノ酸を補給することができます。 また、モリンガパウダーを使ったクッキーやパンケーキはおやつにもおすすめです。

モリンガは地球にも優しい?

CO2(二酸化炭素)を吸収する

モリンガは大量のCO2を吸い込み、成長します。他の植物の20倍とも言われています。種を蒔けば、一年で実を実らせて、どんな環境が悪い環境でも暖かい地域であれば育つ生命力があります。

水を綺麗にする

モリンガの種は、汚れた水を綺麗にします。発展途上国では、汚染の浄化としても期待されています。 

モリンガの種

モリンガは環境にも人にも優しい

モリンガはインドの伝統医学のアーユルヴェーダでも5000年前から薬用として利用されていました。今その栄養価は国連も認めていて、モリンガの市場規模も年々広がっています。2015年に国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)にも効果を発揮する植物としても、今後ブームになるかもしれませんね。

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