皮脂をおさえるサプリメント
暑い夏、汗と皮脂が混ざって、顔や体がベタベタすると、とても不快になりますよね。
そんな湿度の高い夏に皮脂を抑えるおすすめのサプリメントをご紹介します。しっかりと皮脂分泌の知識を知り、正しいインナーケアをしていきましょう!
皮脂とは何か?
まず、皮脂とは何かを知りましょう。皮脂は、身体が皮膚を守るために分泌している脂のことです。手のひらや足の裏を除き、ほぼ全身の毛穴内にある皮脂線という器官で皮脂は作られます。
皮脂に含まれる成分
- トリグリセリド
- ワックスエステル
- スクワラン
- 遊離脂肪酸
- コレステロール
- その他
皮脂に含まれる成分で一番多いのがトリグリセリドです。トリグリセリドはいわゆる中性脂肪で、皮脂の約40%を構成しています。その他にも、数種の脂肪酸や、食事でしか取り入れられない成分も含まれます。
つまり、皮脂は食事内容によっても量・質が変化します。
皮脂の効果と役割り
私たちの肌は、皮脂と汗が混じり合った皮脂膜という膜に覆われておりこの皮脂膜が肌のバリア機能として働き、外部からの摩擦や紫外線、細菌などの侵入を防いでくれます。
そして、この皮脂膜があることで皮膚内部からの水分の蒸発を防ぎ水分を保つことで潤い、ツヤ、柔らかさを保ちます。
皮脂が増えすぎるとどうなる?
皮脂が必要以上に減ると、バリア機能が低下し、摩擦や紫外線、細菌などが入りやすくダメージを負って、炎症が起きたりとトラブルの原因に。身体は少ない皮脂量に危機感を感じ、必要以上に皮脂を分泌して、逆に皮脂量を増やしすぎてしまいます。皮脂が増えすぎると不快なことはもちろんですが、お肌は下記のような状態になります。
- べたつく
- テカる
- メイクが浮く
- 毛穴が黒ずむ
- 毛穴が広がる
- ニキビが増える
- シミが増える
皮脂が減る時期
皮脂の分泌量は、加齢や疲労など身体的要因や気候など外的要因や環境で変化します。年齢でいうと、一般的に皮脂の分泌量は20~30代がピーク。50代になるとピーク時の約半分くらいになると言われています。
皮脂が増える時期
生理前やストレスを抱えた時に皮脂の分泌は増えます。その他、思春期はホルモンバランスの変化によって皮脂分泌は活発に。
皮脂の過剰分泌を抑える方法
サプリメントと併用して、ご自身で意識してほしいこと
- 肌を擦らない
- 保湿ケアをする
- UVケア
- ストレスを軽減
- 糖質・脂質を控える
- 生活習慣を整える
皮脂分泌を抑えるサプリメント
パントテン酸
パントテン酸は、ビタミンB群の1つです。肌のターンオーバーを司っており、肌細胞の生成に関与しています。体内の脂質代謝を促進し、皮脂分泌量を抑制できる効果が期待されています。
ビタミンC
ビタミンCは、皮脂抑制作用があり、皮脂の過剰な分泌を抑えてくれます。余分な皮脂の分泌を抑え、角栓を作らないようにする。また、ストレスに対抗するためのホルモンを作るために必要な栄養素なので、皮脂の過剰分泌となる、ストレスへの抵抗力を高めてくれます。
アスタキサンチン
アスタキサンチンには、水分量を増やして皮脂量を減少させることが分かっています。お肌の油浮きを改善。また、アスタキサンチンは過酸化脂質抑制作用があり加齢臭などにもの効果があります。
ビタミンB6
ビタミンB6はセロトニン・ドーパミンなどの神経伝達物質の合成や興奮した神経の抑制をサポートしてストレスの緩和に働きます。ストレスは、自律神経を乱して男性ホルモンを過剰に分泌させ皮脂量が増加するので、ビタミンB6の働きでストレスが緩和され男性ホルモンの過剰分泌や皮脂量の増加が抑えられます。
カテキン
カテキンには、抗菌・殺菌・消臭効果を持つことに加えて男性ホルモンの分泌を抑える作用があり、過剰な皮脂の分泌を抑えます。