秋のブライトニングケア
ブライトニングケアと美白ケアの違い
最近、美容雑誌などでよく見かけるブライトニングケア。
美白ケアと間違えやすいですが、ブライトニングケアと美白ケアは異なります。
美白ケアは、シミやそばかすにスポットし、よりメラニン色素に直接的に働き替えるニュアンスで、白い肌を目指すことが目的のスキンケアです。
一方、ブライトニングケアは透明感をアップさせるスキンケアのことで、肌の色は関係なく、くすみやかさつきなどを改善したり潤いを与えたりすることで肌のトーンアップをしていくスキンケアです。
明るく透明感のある肌に導くためには、お肌全体をうるおいで満たして明るい土台作りを目指すという意味で、ブライトニングケアがとても大切になってきます。
ここでは、秋のブライトニングケアのポイントについて分かりやすくご紹介していきます。
ブライトニングケアは秋の肌を知ることから!
秋の肌は秋枯れとも言われるけどどんな状態?
ブライトニングケアをする前に秋の肌とはどういう状態なのかを知っておきましょう。
秋の肌は「秋枯れ」とも言われるように、秋は肌の不調を感じる方が非常に多く、そのままの状態で冬を迎えてしまうと肌トラブルにつながるだけでなく、肌老化の原因になる可能性があります。
秋の肌トラブルはくすみや透明感のなさ・シミ・肌荒れが多く見られます。
秋の肌トラブルの原因は何?
まずは、「くすみ・透明感の低下」の原因を知ることが大切です。
1.メラニンの蓄積
夏の紫外線のダメージが表面化してくるのが秋。
紫外線を浴びることで、褐色の色素「メラニン」が肌の内部でつくられます。
健やかな肌であれば、肌の新陳代謝「ターンオーバー」がスムーズに行われメラニンが排泄されますが、紫外線の影響でターンオーバーは乱れがちに。
排泄されるはずのメラニンが肌内部に蓄積してしまいシミやくすみの原因に。
2.乾燥
秋には気温や湿度も低下し肌が乾燥しやすい状態になります。肌が乾燥することで、角質層の水分量が低下したり、キメが乱れることで透明感が失われます。
3.血行不良
気温が下がると身体も冷えやすくなり、血行が悪くなります。血行が悪くなると血液に含まれる酸素の量が減少します。顔色が暗くくすんで見えてしまう原因に。
ブライトニングケアのポイント
クレンジング・洗顔料の洗浄力
乾燥肌なのに洗浄力が高すぎるアイテムを使用していると、潤い不足のくすんだお肌になってしまいます。
また、オイリー肌で洗浄力が弱すぎるアイテムを使用していると毛穴詰まりの原因になります。どちらも、透明感がないお肌になってしまいます。
乾燥肌の方は、クレンジングはミルクタイプやクリームタイプを選んでマイルドにメイクオフしましょう。
一方でオイリー肌の方は、植物オイルが主成分のクレンジングもおすすめです。毛穴詰まりの解消、さっぱりと洗いあがります。
保湿で肌の水分・油分のバランスを整える
どんな肌質の方も、洗顔後の保湿ケアはマストです。まずは、化粧水で水分補給し肌を整えます。そしてクリームやオイルなどの油分で仕上げることで水分の蒸発を防ぎ潤いのある肌を保てます。
お悩み別に効果があるブライトニング成分
シミが最近でき始めた方
メラニンの生成をSTOP!させましょう。
- カモミラET
- コウジ酸
- L-アスコルビン酸2‐グルコシド
何年も前から気になっている方
シミを分散させることで、密集して濃いシミも薄く見える効果が期待できます。
- トウキエキス
これ以上、濃くならないようにメラニンを無色化。
- ナイアシンアミド
- ハイドロキノン
- ビタミンC誘導体
くすみが気になる方
メラニンが原因ではない可能性も。保湿と弾力ケアでキメを整えましょう。
- レチノール
- コラーゲン
- ヒアルロン酸
年齢とともに、シミやくすみがきになってきたら、自身の肌を輝かせる効果が期待できる「ブライトニングケア」がぜひおすすめです。さまざまな、ブライトニングケアに特化したアイテムがあるのでご自分にあったものを見つけて見てくださいね。