疲労には梅干し?!梅干しのクエン酸を使った梅シロップの作り方を紹介
梅干しと疲労回復の関係と梅シロップの作り方について紹介します。
梅干しは、疲労回復や食欲増進に効果があると昔から言い伝えられ、疲れると梅干しを食べる習慣がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。親から「疲れたら梅干しを食べなさい」と言われ、なんとなく迷信のょうな気分でそれを実践していることもあると思います。最近では、梅干しに含まれるクエン酸がエネルギー生成し、疲労物質である「乳酸」を分解するから疲労回復に効果があると言われているようです。
まず、梅シロップの作り方を紹介します。
梅シロップの作り方
梅シロップに使う梅の種類は「緋珠」「紅石」「碧石」「無選別青梅」で作れます。お勧めはリーズナブルな「無選別青梅」です!
材料
- 梅の実-1kg(青梅がおすすめ)
- 氷砂糖-1kg(上白糖の砂糖を使ってもOKです。)
- お酢もしくはリンゴ酢-100ml(りんご酢を加えない場合は、甘い梅シロップができます。)
作り方
- 青梅は水に1~2時間程浸けてアク抜きしておきます。
- 爪楊枝で梅のへたを丁寧に取り除きます。しっかり梅の水気をとておきます。
- 容器(3ℓ)を熱湯消毒をします。
- 氷砂糖と梅を交互に入れていきます。
- 入れ終わったらリンゴ酢を100cc程いれてあげます。
- 暗い場所に保存して途中で瓶ごと回してなじませてください。二週間程度で飲めるようになるそうです。
ペットボトルに炭酸水と梅シロップを注ぐと、梅シロップサイダーの出来上がりです。疲労回復に効果があるので、職場や学校に持参してもいいでしょう。
炭酸が苦手な人は、お水やお湯で割ってももちろん美味しいです。
梅干しと疲労回復の関係
梅干しには、唾液の分泌を促す効果と疲労回復などの効果があると言われています。 梅干しの独特のすっぱさは、クエン酸やリンゴ酸などの有機酸が豊富に含まれるためで、これらの酸味成分が唾液の分泌を促して食欲増進の働きに、胃液やその他の消化酵素を分泌して消化吸収の働きに効果を発揮すると言われています。梅干しを見たり想像するだけで唾液が分泌されるのは、梅干しを実際に食べた際に酸味を感じた経験を有することに由来しています。
クエン酸が疲労回復に良い?!
疲労の原因は、疲労物質である乳酸の蓄積だと言われています。筋肉はエネルギー不足の状態だと力が発揮できません。また。糖質が分解されてエネルギーになるときに乳酸ができます。筋肉は酸性に弱く、乳酸が多く蓄積されて十分に働けなることが疲れやだるさ、筋肉の張りとなってあらわれます。
クエン酸は筋肉にたまった疲労物質の乳酸をエネルギーへと変える役割を持ち、疲労回復に役立ちます。その他の効能として、血糖値の上昇を抑える、血液を弱アルカリ性に保つ、殺菌・抗菌・滅菌、解毒作用、高脂血症の予防、胃がんの予防、紫外線から血管を守る、高血圧・動脈硬化の予防など、体に効能があることが科学的にも明らかになってきています。
クエン酸とはクエン酸は、柑橘類などに含まれる有機化合物で、ヒドロキシ酸のひとつです。爽やかな酸味を持つことから食品添加物として多用されています。柑橘類の酸味の原因はクエン酸の味に因るものが多く、また、梅干しにも多量に含まれています。