デスクワーク、勉強、運動…「疲労感の軽減」をサポートする機能性表示食品に注目!
「朝起きたときに疲労感がある」「デスクワークで疲れ気味」といった方に役立つ健康食品をご存じでしょうか?「疲労感の軽減」に着目した、忙しい毎日をサポートする機能性表示食品が注目されています。
約390商品が販売中
ひと口に疲労感と言っても、その原因はさまざま。デスクワークを行う方は、精神的なストレスがかかる事務作業によって疲れを感じます。パソコンやスマホをよく見る場合は目の疲れ、運動後には身体的な疲れを感じます。起床時の疲労感が気になる方も…。
理想的には仕事を休んで、しっかり寝ればよいのですが、なかなかそうもいきませんよね。そんなあなたをサポートしてくれるのが、機能性表示食品なのです。
消費者庁へ届け出された「疲労感の軽減」をうたう機能性表示食品は、約830商品(2023年3月12日現在)にも上ります。そのうち、現在販売中のものは約390件を数え、大きな市場を形成しています。
機能性表示食品は“一時的な”疲労感が対象
それぞれの商品には、「パソコンなどのVDT作業による疲労感を軽減」「起床時の疲労感を軽減」「目の疲労感を緩和」「運動による一過性の身体的疲労感を軽減」する旨が表示されています。
注意しなければならないのは、いずれも「一時的な」疲労感が対象となること。機能性表示食品は、仕事や勉強、運動などによって一時的に疲れを感じた場合に使用します。慢性的な疲労感がある方は対象外となりますので、注意が必要です。
配合成分はGABAやL-テアニンなどが人気
「疲労感の軽減」をうたう機能性表示食品の配合成分には、さまざまな種類があります。代表的なものはGABA、L-テアニン、クエン酸、イミダゾールジペプチド、コエンザイムQ10、乳酸菌、クロセチンなど。
なかでも、多くの方に支持されているのがGABA。GABAはγ—アミノ酪酸のことで、Gamma Amino Butyric Acidの頭文字を取ったもの。また、L-テアニンも代表的な成分の1つ。これは緑茶に豊富に含まれるアミノ酸の1種で、緑茶のうま味の元となります。特に玉露に多く含まれています。
パソコンやスマホの使用による「目の疲労感」に着目した商品には、ビルベリー由来アントシアニン、ルテイン、ゼアキサンチン、アスタキサンチンなどが配合されています。
「自律神経機能」の評価など科学的手法で効果を確認
機能性表示食品として販売するためには、消費者庁へ効果を裏づけるデータを提出しなければなりません。
「疲労感」については、一般的に「脳波」や「自律神経機能」の変化、質問形式の「主観的疲労感」などの各指標によって、疲労感を評価します。機能性表示食品の場合も、被験者を特定の成分(機能性関与成分)を含む食品の摂取グループと、含まない食品の摂取グループに分け、これらの指標を用いて疲労感が軽減されたかどうかを測定します。
小売店頭を見ると、「GABA配合」とうたった、機能性表示食品ではない菓子・飲料も販売されていますが、これらは科学的手法で効果を確認していません。さらに、効果を発揮させるために必要な量の成分が含まれていない商品も多いです。
一時的な疲労感が気になる方は、機能性表示食品を選ぶようにしましょう。
サプリ・飲料・ゼリー・菓子…好みの商品で「疲労感の軽減」をサポート
仕事や勉強などで一時的な疲労感が気になる方は、まずはしっかりと休息を取りましょう。十分な睡眠と栄養バランスの取れた食事が基本です。
それに加えて、機能性表示食品の活用も有効です。サプリメントのほか、飲料、ゼリー、菓子など、さまざまなタイプの商品が登場していますので、あなたのライフスタイルに合った商品でチャレンジしてみてはいかがでしょうか。