春はデトックスの季節!肝の働きを高めるレモンを使ったレシピ
春は、冬から目覚めた身体が徐々に新陳代謝も活発になります。薬膳でいう春は、冬の間に体内に溜め込んだ脂肪や毒素をデトックスする季節です。解毒機能をもつ「肝」の働きを高め、「気」「血」を補うこと。「肝」とは肝臓であり、「気血」を巡らせ、血流も促します。
また、イライラやストレスに弱かったり、過敏性大腸炎などは、自律神経と関係の深い「肝」が弱っている状態と考えられます。「肝」の働き過ぎの場合は、頭痛、のぼせなどが挙げられます。春は、気候も生活も変わりやすい時期なので、「肝」のバランスを整えておきましょう。
今回ご紹介するのは、老廃物を体外へ排出し、身体をすっきり目覚めさせてくれる食材としておすすめの「レモン」を使った薬膳レシピです。
肝機能を高め気分をスッキリさせてくれるレモン
春は新陳代謝が活発になるものの、3月はまだ身体も冬から目覚めたばかり。環境の変化から自律神経も乱れやすく、イライラしたり落ち込んだりしやすい季節でもあります。そんな時期に気分をリフレッシュするのにも役立つのがレモンです。
手軽に作れるレモンのレシピ
それでは、レモンを使った薬膳レシピをいくつかご紹介しましょう!
どれも手軽で簡単にでき、長期保存が可能なレシピばかり。冷蔵庫にいつもストックしておいてもいいかも知れませんね。
葉物サラダに合う「レモンドレッシング」
【材料】
- レモン汁・・・大さじ2.5杯
- オリーブオイル・・・150ml
- 塩・コショウ・・・適宜
- フタ付きの容器(口の細いもの)
【作り方】
- 瓶に材料をすべて入れてフタをします。
- 上下によく振り、水分と油分が混ざり合えば出来上がり!
葉っぱの柔らかいサニーレタスや水菜、グリーンカールやベビーリーフ、ハーブなどが合います。
混ぜるのに泡だて器を使っても良いのですが、水分と油分が分離したままだとドレッシングが具材に絡みにくくなるので、フタのできる容器で上下に振って混ぜるようにしてください。
※容器はできればガラス瓶がおすすめですが、空いたペットボトルでもOK!
※冷蔵庫に入れておけば約1カ月保存可能。
クックパッドのレモンドレッシング美味しすぎる😋 pic.twitter.com/eu0wGndJFc
— もちころん (@mochi3636) March 12, 2020
常備しておきたい「レモンのはちみつ漬け」
【材料】
- レモン・・・1個
- ハチミツ・・・レモンが浸る量
- 密封容器
【作り方】
- レモンは流水でよく洗い、沸騰したお湯に丸ごと入れ30秒ほど煮沸。
- レモンを薄くスライスし容器に入れます。
- レモンが浸るぐらいハチミツを注ぎフタをしっかりして冷蔵庫で保存します。
1日置けば食べられますが、2日置いた方が味が馴染みより美味しく召し上がれます。煮沸消毒をするので冷蔵庫であれば半年ぐらいは保存可能ですが、日にちが経つとやや苦みが出てくることもあります。
皮の表面に雑菌が付いたままだとカビが生えることがあるので、煮沸しない場合は1週間を目安に食べきるようにしてくださいね。
※煮沸はあまり長くするとレモンが煮えてしまうので要注意。
※レモンの皮が苦手な方はスライスする前に皮を剥いておきましょう。
※レモンはできれば国産のものをおすすめします。
出典:https://www.instagram.com/hyuobento/
レモンのハチミツ漬けで作る「ホットレモン」
【材料】
- レモンのハチミツ漬け・・・適宜
- お湯・・・150ml
【作り方】
- レモンのハチミツ漬けをカップに入れます。
- 熱いお湯を注いで混ぜれば出来上がり!
レモンのハチミツ漬けはそのまま皮ごと入れても良いですし、レモンが染み込んだハチミツを大さじ1杯程度入れてもOK!
レモンのハチミツ漬けを常備しておけば手軽に作れて便利ですよ。
出典:https://www.instagram.com/tanario88/
便秘気味の方なら朝の一杯に「簡単レモネード」
【材料】(1人前)
- レモン・・・1/2~1/4個
- ハチミツ・・・適宜
- 炭酸水(無糖)・・・適宜
【作り方】
- レモンを絞りグラスに入れます。
- ハチミツを加えてよく混ぜます。
- 炭酸水を注ぎ軽く混ぜれば出来上がり!
レモンやハチミツの量はお好みで調整してください。冷たい飲み物は内臓を冷やしてしまうため、できれば常温で飲みましょう。
炭酸ガスが便秘にも効果があると言われていますが、炭酸水の気泡は胃で拡大するため、過敏性腸症候群や胃が弱い、お腹にガスが溜まりやすい方はミネラルウォーターで代用してくださいね。冷え性の方はホットレモンがおすすめです。