アロエを使った美味しい料理3選!アロエの効果も紹介
観葉植物として有名な多肉植物のアロエは、美容や健康に役立つ栄養の宝庫として知られており、古くから「食べる」「飲む」「塗る」「貼る」など様々な方法で利用され「医者いらず」とも呼ばれてきました。
しかし、アロエの健康美容効果を取り入れるには、どのようにすればいいのか、悩んでしまいますよね。
アロエはたくさんの水分と栄養を蓄えており、調理して料理やデザートにしてもとても美味しいんです。
この記事では、アロエを使った美味しい料理のレシピとアロエの効果を紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。
驚くべきアロエの健康美容効果
健康美容効果の高いアロエは4000年以上も前から使われており、クレオパトラも肌を美しく保つために愛用していたと言われており、日本にアロエが伝来したのは鎌倉時代だとされています。
アロエの品種は実になんと500種類以上も存在し、主に日本では「キダチアロエ」と「アロエベラ」という品種が、利用されています。
アロエには、ビタミン・ミネラル・アミノ酸・酵素・抗酸化物質・多糖類などを含むなんと200種類以上の
有用成分がたっぷりと含まれており、私達にさまざまなうれしい効果を与えてくれます。特に有名な健康美容効果をご紹介していきます。
腸内環境を整える
アロエにはアロインという成分が含まれており、胃腸の調子を整えることで知られています。
中でもキダチアロエにはアロエニンや、アントラキノンという成分が多く含まれており、腸の蠕動運動を促進し、便通を促すと言われています。
また、アロエは腸の善玉菌を活性化させてくれるので、腸内環境を改善したい方にもおすすめです。
1日の摂取量はキダチアロエの場合は15g、アロエベラは60gが目安ですが、お腹が緩くなりやすい方は、ご自身の体に合わせて少量ずつから摂取量を調整しましょう。
胃を守る
アロエには、胃酸の分泌を促すアロインとアロエモジンという成分が含まれており、胃液の分泌を促進してくれます。消化機能を活発にしてくれるので、消化不良や胃もたれ、胸やけのお悩みを助けてくれます。また、アロエウルシンという成分は、胃の保護してくれる役割があるため、胃腸の弱い方や、胃が荒れやすい方、胃腸の調子を整えたい方におすすめです。
美肌効果
アロエに含まれているアロエジンという成分は、シミの原因となるメラニン色素を生成するチロシナーゼという酵素を抑制します。そのため、肌のシミ・そばかすを防ぐと言われており、美白にも役立ちます。
また、アロエには肌の生まれ変わりであるターンオーバーの周期を整える働きがあるとされています。
アロエに含有されるアロエウルシンやビタミンC、ヒアルロン酸が、肌の細胞を作り出す線維芽細胞を活性化させてくれるので、コラーゲンの生成を促し、肌にハリを与えてくれるとされています。
さらに、アロエには抗菌や抗炎症作用で知られるサルチル酸が含まれているため、傷の治療や日焼け、ニキビケアにも多く用いられています。
アロエの下処理の方法
日本で栽培されるアロエは主に2種類であり、キダチアロエとアロエベラです。食用で利用されるほとんどが、アロエベラであり、外側の緑の葉の部分を除いた中の果肉の部分を食べます。アロエベラよりキダチアロエの方が薬用効果が高いとされていますが、中のゼリー状の実を取り出すのが難しく、そして皮も苦みが強いのであまり食用には向きません。
アロエは外側が緑色で硬い葉で覆われており、苦みが強いためそのまま食べることはできません。外側の緑色の葉を剥き、中にぷるっとした透明の葉肉の部分を食用とします。調理の前の下処理の方法は簡単ですが、手が滑るため注意しながら行いましょう。
【アロエの下処理の方法】
- アロエを水洗いして、お好きな大きさにカットします。
- 両側に尖ったとげがあるので、その部分をスっと包丁で落とします
- アロエを寝かせて、薄く皮をはぐように緑の葉を削ぎます
- 葉肉をさっと水洗いします。生でも食べられますが、さっと湯通ししても構いません。
アロエを使ったおすすめレシピ3選
ここでは、簡単に出来て健康美容効果が高い「アロエレシピ」を紹介します。
アロエの刺身
下処理したアロエベラの葉肉を薄く削ぎ切りし、お皿に盛りつけて出来上がりです。お刺身で食べると、アロエ本来の独特の触感が楽しめますので、ぜひ一度は試して頂きたいレシピです。
ぬめりや苦みが気になる場合は、お湯で2~3分程度湯通しした後、冷水でしめて召し上がってください。
醤油またはポン酢で召し上がるとおいしく頂けます。お好みでわさびや生姜など薬味を添えてお召し上がり下さい。
【材料】(2人前)
- アロエベラ…1/2本
- 醤油または、ポン酢…適量
- お好みで薬味…適量
アロエベラのステーキ
大きめにカットしたアロエベラの皮を剥き下処理します。その後アロエベラ両面に、塩、コショウ、ガーリックパウダーをふりかけ味付けし、最後に小麦粉をまぶし、油もしくはバターを引いたフライパンでさっと焼き、アロエに焼き色が付けば完成です。
お好みで醤油を垂らしてお召し上がりください。
【材料】(1人前)
- 大きめにカットしたアロエベラ…50~60g
- 塩 コショウ ガーリックパウダー(味付け)…適量
- 小麦粉…小さじ1
- サラダ油もしくはバター…適量
- お好みで醤油…適量
簡単アロエの豆乳スムージー
皮をむいたバナナを適度な大きさに切り、豆乳やレモン果汁、アロエベラを加えミキサーで混ぜ合わせます。
アロエの美容健康効果は取り入れたいけれど、アロエの味や触感が苦手な方へはおすすめです。
ミキサーがない場合には、ボールに入れたバナナをフォークの背でよく潰し、レモン果汁やアロエベラ、豆乳と合わせて下さい。
お好みに合わせて、はちみつなどで甘さを調節して下さい。
【材料】(1~2人前)
- 豆乳または牛乳…200ml
- レモン果汁…小さじ1
- はちみつ…小さじ1~3(お好みに応じて)
- 角切りにしたアロエベラ…適量
とても優れたアロエの美容健康効果。この記事では、そんなアロエの美容健康効果を簡単に取り入れることができ、そしておいしいレシピをご紹介しました。
アロエは栄養満点なうえ、カロリーも少なく、ダイエット中の方でも安心して食べることができるのでおすすめです。
ぜひ、毎日の料理にアロエを取り入れて美容や健康に役立てて下さい。