ベトナムの代表的な麺料理「フォー」の種類
2018年から、12月12日は「ベトナムフォーの日」と制定されました。日本の「フォーの日」は4月4日。「スーパーカップ」や「ワンタンメン」など、即席麺・スープを製造販売するエースコックによって制定されました。
フォーはベトナム発祥で、軽くて透明なスープに米麺を入れたものです。麺は100%米で作られており、スープとトッピングにグルテンが含まれていない限り、グルテンフリーの料理となります。
フォーの種類
主なフォーの種類には、フォー ボー (ビーフ ヌードル スープ) とフォー ガー (チキン ヌードル スープ) の 2 種類があります。それ以外にもフォーの種類があります。
フォーボー(Phở bò)
フォー (Phở)は米粉で作った平たい麺を指します。「ボー (bò)」は、牛肉を意味します。
フォーボーは、牛肉ベースのスープで、牛肉がトッピングされたフォー。
ベトナムの国民食とみなされています。具材には、スライスした牛肉、みじん切りの生姜、ネギ、黄玉ねぎ、コリアンダーなどが使われます。
フォーガー(Phở gà)
フォー (Phở)は米粉で作った平たい麺を指します。「ガー (gà)」は、鶏肉を意味します。
フォーガーは、鶏肉ベースのスープで、鶏肉がトッピングされています。具材には、スライスした鶏肉、刻みネギと薄くスライスしたライムの葉などが使われます。
フォーハ(Phở cá)
フォー (Phở)は米粉で作った平たい麺を指します。「ハ (cá)」は、魚を意味します。
つまり、フォーハは、魚介類の頭と骨から取った出汁を使ったスープのフォー。白身魚、エビ、イカなど、様々な種類の魚介類がトッピングで使われます。
フォートム(Pho tôm)
エビを使用したベトナムのスープ麺料理です。
フォーチャイ(Phở chay)
フォーチャイは、ベトナム語でベジタリアンのフォーを意味します。牛肉や鶏肉のスープを使用する伝統的なフォーとは異なり、野菜や果物ベースのスープのベジタリアンフォーす。
スープは、ニンジン、タマネギ、セロリ、キノコなどの野菜を、生姜、ニンニク、スターアニスなどの香料とともに煮込んで作られます。
フォーの地域のよる違い
ベトナム北部の料理は単純化されており、スープはより透明でコクが控えめな印象です。ベトナム南部では、フォーにはタイの唐辛子やハラペーニョからフレッシュミント、バジル、コリアンダーに至るまで、たくさんのハーブや付け合わせが添えられるのが一般的です。
自宅でベーシックなフォー作りに挑戦!
鶏がらスープベースのフォーを作りました。あっさりとした優しい味わいが特徴で、女性やヘルシー志向の方から人気があります。鶏肉は、鶏むね肉や鶏ひき肉など、部位によって食感が異なります。
【材料】
- フォー麺 2玉
- 鶏むね肉 120g
- もやし 1/2袋 100g
- パクチー 1/2袋 20g
★スープ
- しょうが 薄切り2枚
- 水 800cc
- 酒 大さじ1
★調味料
- ナンプラー 大さじ1
- ヒハツ少々
- レモン汁 大さじ1
作り方
- フォー麺を15分ぬるま湯に入れる
- 鶏肉に塩をもみ込む
- 水800ccに生姜、酒を入れる
- 3に鶏肉を入れて10分茹でる、アクをとるようにする
- 鶏肉を取り出し、茹で汁でスープを作る
- 茹で汁にナンプラー、レモン汁、ヒハツを入れて煮込む
- 茹で汁にもやしを入れる
- フォー麺を熱湯で1分茹でる
- スープにフォー麺を盛り付ける
- 鶏肉を切り、パクチーを3cm幅に切り、盛り付ける
近年、フォーは日本でも人気が高まっており、自宅で簡単に作れるキットも販売されています。