こめ油はどんな料理にあっているの?
こめ油とは何が原料なの?
こめ油は、お米を精米した時にとれる米ぬかを原料としています。米ぬかの15~21%は油分で、貴重な国内の植物性油脂原料です。
現状では、植物性油脂はほとんど輸入に頼っています。
2023年の植物油供給量は2,485千㌧で、国産品は3%でそのほとんどが「こめ油」です。そのため、こめ油は国産植物油脂原料として最も重要なものとなっています。
なお、こめ油も、国産原料では不足する分を原油の状態で輸入して精製しています。
こめ油の原料「米ぬか」はスーパーフード
こめ油の原料「米ぬか」は、お米の胚芽とそれを守る種皮と果皮のこと。お米の95%が米ぬかにあると言われています。
胚芽には、ビタミン類、ミネラル、強い抗酸化作用をもつフィチン酸が含まれています。種皮と果皮には、食物繊維がたくさん含まれています。
米ぬかに含まれるγ‐オリザノールは抗酸化作用や血中コレステロール低下が期待できます。γ‐オリザノールは、更年期障害や自律神経失調症の治療にも使われています。
さらに、米ぬかはビタミンEが豊富で加熱に強く、オレイン酸やリノール酸も含みます。
こめ油を使ったおすすめのレシピ
こめ油は、淡泊でさらっとした味わいが特徴で、酸化しにくく加熱にも強いため、様々な料理に適しています。「揚げる」「炒める」「そのままかける」どれでも使えるのがこめ油の魅力です。
そのため揚げ物からドレッシングまで幅広く利用され、マヨネーズやスナック食品など業務用に使われることが多いです。
また、こめ油は他の油よりも値段がはっていましたが、食用油の高騰よって、一般的なキャノーラ油などとの価格差が縮まってきているため、使いやすくなっています。
こめ油の天ぷら
こめ油は油臭さがなく、揚げ物の独特の匂いがありません。サラッと軽くて、香ばしい風味と口当たりの良さが評判です。天ぷらだけでくなく、で、唐揚げやフライなどにオススメです。
ただ、サラダ油よりは値段がはるため、揚げ物で毎回使うのはイメージが難しいかもしれません。
材料は下記になります。
- 野菜(例: さつまいも、なす、ピーマンなど)
- 天ぷら粉
- 水
- こめ油
作り方の手順になります。
- 野菜を適当な大きさに切り、天ぷら粉と水を混ぜて衣を作ります。
- こめ油を深めの鍋で180℃に熱します。
- 野菜を衣にくぐらせ、油に入れてカリッと揚げます。
- 揚げたてをキッチンペーパーで油を切り、お好みで塩を振って完成です。
こめ油のフレンチドレッシング
材料は下記になります。
- こめ油 大さじ3
- 酢 大さじ2
- 塩 小さじ1/2
- こしょう 少々
作り方の手順になります。
- 材料をボールに入れる
- 泡立て器などでしっかりと混ぜればできあがり。
- 塩、こしょうで味を調え、お好みのサラダにかけて完成です。