現役ファーマーが教える野菜の選び方（ブロッコリー編）

ブロッコリーは栄養価が高く、健康的な食生活には欠かせない野菜の一つです。

その栄養が豊富で「野菜の王様」とも呼ばれるブロッコリーが、2026年度から農林水産省の「指定野菜」に追加されますので、より注目されてきている野菜の一つです。

今回は、現役のブロッコリー農家が、プロの視点から学ぶブロッコリーの選ぶ方ち保存方法を紹介します。毎日の食卓をより健康的に、そして美味しくしていきましょう。

ブロッコリーの栄養価と選び方

ブロッコリーは、豊富な栄養素を含む「スーパーフード」として広く知られています。その主要な栄養素には、ビタミンC、ビタミンK、葉酸、食物繊維があります。特筆すべきは、ビタミンC含有量がレモンの約2倍もあることです。これにより、免疫力向上や美肌効果が期待できます。さらに、抗酸化作用のあるβカロテンやルテイン、がん予防効果で注目のスルフォラファンも含まれています。

鮮度の良いブロッコリーを選ぶポイントは3つ。

• まず、花蕾（からい）が濃い緑色で、つぼみがしっかり締まっている。
• 次に、茎の切り口が新鮮で乾燥していない。
• そして、全体的に重みがある。

ブロッコリーを保存する方法

購入したブロッコリーは早めに消費するのが理想的ですが、保存する場合は以下の方法がおすすめです。

1. 新聞紙やキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存
2. 茎を1～2cm切り落とし、切り口を水に浸して立てて冷蔵保存
3. 小分けにしてラップで包み、冷凍保存（最大1ヶ月程度）

これらの方法を活用すれば、ブロッコリーの鮮度と栄養価を長く保つことができ、かつ、毎日の食事にブロッコリーを取り入れることでバランスの取れた栄養摂取ができます。