春キャベツとセロリ、どこまで使える?家庭でできる野菜のフル活用術

春野菜がおいしい季節になると、春キャベツやセロリを食卓に取り入れる機会も増えてきます。
キャベツの外葉や芯、セロリの葉は使いにくそうと感じて、つい捨ててしまうこともあるのではないでしょうか。
しかし、こうした部分も切り方や使い方を少し変えるだけで、ふだんの料理に十分生かせます。家庭での小さな工夫は、身近なフードロス対策にもつながります。
この記事では、春キャベツとセロリを例に、食材を無駄なくフル活用するコツを紹介します。
捨てる部分を見直すことがフードロス対策の第一歩
フードロスというと大きな課題に思えますが、家庭の台所でもできることはあります。
まず意識したいのが、これまで何となく捨てていた部分を、本当に使えないのか見直してみることです。
少し硬い、筋が多い、香りが強いといった理由で外してしまいます。
- 少し硬い
- 筋が多い
- 香りが強い
捨てていた部分も、薄く切る、細かく刻む、火を通すといった工夫で食べやすくなることがあります。
- 薄く切る
- 細かく刻む
- 火を通す
こうした考え方は、家庭の中だけでなく商品づくりにも広がっています。
たとえば2023年3月には、スナックミーが徳島県産の春にんじんの規格外品を使った「アップサイクル 春にんじんクッキー」を発売しました。
形がいびつだったり少し傷があったりして店頭販売が難しい春にんじんを買い取り、クッキーとして生まれ変わらせた商品です。徳島の春にんじんは春に収穫され、やわらかく甘いことが特徴で、この商品では春にんじんの甘みを生かすため、すりおろしと粗めの2種類を使い分けて食感に変化をつけていたと紹介されています。
家庭での使い切りと企業の商品化は規模こそ違いますが、どちらも捨てる前に価値を見直すという点でつながっています。春野菜はみずみずしく、こうした発想を日々の食卓で試しやすい食材です。
春キャベツは部位ごとに使い分けると無駄が出にくい
春キャベツは、部位ごとの特徴を意識すると丸ごと使いやすくなります。
外側の葉
外側の葉はややかためなので、炒め物や焼きそばの具に向いています。火を通しても食感が残りやすく、食べごたえも出しやすい部分です。

内側の葉
内側の葉はやわらかく、スープや味噌汁、蒸し料理などに使いやすくなります。中心に近い葉はさらにやわらかく甘みもあるため、せん切りやサラダ、浅漬けにも向いています。
芯や太い葉脈
捨てがちな芯や太い葉脈も、切り方を工夫すれば十分使えます。芯は薄切りや細切りにすると、炒め物やスープになじみやすくなります。外葉の太い軸も、そぎ切りにして火を通せば食べやすくなります。かたいから捨てるのではなく、かたさに合う使い方に変えることが大切です。
セロリは茎だけでなく葉まで使える
セロリは茎を食べる印象が強い野菜ですが、葉も食べられる部分です。しかも葉は茎より香りが強く、使い方によっては料理の幅を広げてくれます。
葉
葉はそのままだと扱いにくく感じることがありますが、細かく刻んだり、加熱してしんなりさせたりすると取り入れやすくなります。スープや炒め物に少し加えるだけでも風味が立ち、料理のアクセントになります。香りが強いと感じる場合は、水にさっとさらしたり、ほかの食材と合わせたりすると食べやすくなります。
炒めてセロリの葉でふりかけにすることもできます!

出典元:@yu_karin_ogw
茎
茎はシャキッとした食感が魅力で、サラダや炒め物、副菜に向いています。葉と茎は性質が違うため、それぞれに合った使い方を考えると、丸ごと活用しやすくなります。

春野菜を無駄なく使うには、傷みやすい部分や使いにくいと感じやすい部分から先に使うことが大切です。春キャベツなら外葉や芯、セロリなら葉を先に使うようにすると、捨ててしまう量を減らしやすくなります。