トマトに含まれるリコピンが美白・美肌に効果あり?!
今回は美白や美肌効果がある言われている「トマト」について紹介します。 トマトは今や一年を通じて、スーパーで売っていて、食卓の料理に手軽に使えます。トマト缶やトマトジュース、トマトケチャップなども家庭に常備されています。生のトマトでなくても料理に利用でき、使い勝手の良いトマトが美白や美肌に効果がある理由を教えます。 おすすめトマトレシピやトマトジュースを飲むベストタイミングもご参考に!
トマトが美肌や美白に効果があり理由は?
トマトに含まれるリコピンは、美肌や美白に効果があると言われています。 リコピンはカロテノイドの一種で、カロテンに分類されます。植物などに存在する天然色素で、トマトの色素成分です。つまり、トマトの赤い成分がリコピンの正体です。 このリコピンは、抗酸化力が強く、同じく抗酸化力の強いβ‒カロテンの2倍以上、ビタミンEの100倍以上と言われ、活性酸素を抑制する働きをします。
- 美肌効果リコピンは、しみの改善(美白)、しわ、日焼けの軽減に効果があると言われています。トマトに含まれるリコピンやビタミンCには強い抗酸化作用があり、アンチエイジングに効果が期待できます。またメラニン生成を抑制する働きがあり、シミの予防や紫外線対策になります。
- 脂肪燃焼トマトの果汁には、13-oxo-ODAというリノール酸が含まれています。この13-oxo-ODAは中性脂肪の抑制や脂肪燃焼作用があることが発見されたという研究結果があります。
参考:トマトから脂肪肝、血中中性脂肪改善に有効な健康成分を発見:効果を肥満マウスで確認(京都大学の研究グループ)
トマトを摂取することで脂肪燃焼し、ダイエットの効果が期待できます。また、活性酸素は⾎液中の悪玉(LDL)コレステロールを増加させ、血管に血栓などを作る原因となり、動脈硬化や⾼血圧を誘発します。リコピンには抗酸化力があり、活性酸素を除去する働きがあり、トマトは定期的に摂取することで生活習慣病の予防にもつながる食材です。
リコピンの活性酸素を抑制する働きが美肌につながる?!
通常の活性酸素は体内で細菌を攻撃する役割を担っています。しかし、活性酸素が喫煙やストレスや運動不足やアルコール等の摂取により増大すると、 活性酸素は処理しきれくなります。その結果、悪玉コレステロールが増加したり、老化が進んだり、肌荒れやしみが目立ったり、疲れが取れなかったり、体に悪影響を及ぼします。 現代社会では、活性酸素が増大しやすく、酸化ストレスにより体調に異変をきたす人も多いことから活性酸素を抑制する働きのあるリコピンが注目されています。リコピンには、活性酸素を抑制する働きだけではなく、健康面でも美容面でも女性に嬉しい効果がたくさんあります。熟して赤くなったトマトほどリコピンを多く含んでいいます。
トマトジュース、トマトケチャップでもリコピンは摂取できるの?
トマトに含まれるリコピンは、トマトジュースやトマトケチャップにも含まれています。
トマトジュースで美肌に
トマトジュース100mgは、17kcalです。
リコピンの吸収が良いのは朝になります。美肌を目指す場合は、朝食でトマトジュースを飲むことでリコピンを吸収し、日中の赤外線から肌を守ることができるでしょう。
トマトジュースや生のトマトが苦手な人はトマトケチャップから
トマトジュースや生のトマトが苦手な人は、トマトケチャップを使った料理からリコピンを摂取するのも良いでしょう。
実はトマトを生で食べるよりも、加熱・加工し、細胞を潰した方が、細胞内に存在するリコピンを効率良く吸収することができます。トマトジュースやトマトケチャップの方が効率的にリコピンを摂取できると言えます。 また、リコピンは熱に強く、油に溶けやすいので、オリーブオイルなどを使って加熱すると効率的にトマトに含まれるリコピンを摂取できます。
トマト以外にもリコピンが含まれる食材は?
トマト意外にもリコピンを含む食材はあります。トマトでなければリコピンが取れない、効能が変わるということはありません。 他の食材でも完熟している方が、リコピンの含有量は多くなるので完熟しているものを選ぶとよいでしょう。
- ミニトマト…8.1mg
- グァバ…5.0mg
- すいか…4.5mg
- 柿…3.2mg
- 調理後のトマト…3.0mg
おすすめトマトレシピ
昆布と同じうま味成分「グルタミン酸」が含まれていて煮込み料理で、具材の旨みが引き立ちます。またトマトにはクエン酸やリンゴ酸が含まれていて酸味があります。
ラタトゥイユ
フランス南部プロヴァンス地方、ニースの郷土料理で夏野菜の煮込みです。本来は野菜類はそれぞれじっくり炒めて下味をつけるため手間がかかる料理ですが、野菜をまとめて炒めて簡単に作ることもできます!
出典:https://www.instagram.com/aoi666/(@aoi666)
材料
- 玉ねぎ 1個
- 赤パプリカ 1個
- 黄パプリカ 1個
- ズッキーニ 1本
- なす 2本
- ベーコン (豚肉でも可)
- カットトマト缶 1缶
- にんにく 大さじ3
- オリーブオイル 大さじ2
- 好みのハーブ
- 塩・胡椒 大さじ1/2
- 白ワイン
トマト鍋
イタリアンに欠かせないトマトを和風の鍋料理にしたトマト鍋。
さまざまな具材をでトマト鍋は作ることができるため、魚介を中心にしたトマト鍋やウインナーソーセージ、オリーブオイルを使った洋風トマト鍋、鶏肉とほうれん草のトマトチーズ鍋、牡蠣と豚バラのトマト鍋などたくさんのレシピがあります。
豚肉を使ったトマト鍋
出典:https://www.instagram.com/kumikumikumi.s/(@kumikumikumi.s)
豚肉を使ったトマト鍋のレシピは下記になります。
材料
- 豚バラかたまり肉
- ブロッコリー
- 玉ねぎしめじ
- えのきだけ
- キャベツ
- にんにく
- 塩・こしょう
- トマト水煮缶詰
- 水
- オリーブ油
効率的にリコピンを摂取しよう
抗酸化力が強いリコピンは、β‒カロテンの2倍以上、ビタミンEの100倍以上の抗酸化力です。ストレスの多い生活では活性酸素が増加しやすいので、適度にトマトなどに含まれるリコピンを摂取し、活性酸素を抑制するようにしましょう。 トマトは加熱・加工し、細胞を潰した方が、細胞内に存在するリコポンを効率良く吸収することができます。トマトジュースやトマトケチャップもオススメです。リコピンは熱に強く、油に溶けやすいので、オリーブオイルを使ってトマトを調理すると美味しく効率的にリコピンを摂取できるでしょう。