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ナイアシンアミドと併用したい美容成分 〜シワ対策編〜

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ナイアシンアミドと併用したい美容成分 〜シワ対策編〜

ナイアシンアミドは厚生労働省から肌荒れ、シワ改善、美白の効果が認められた実力派の美容成分です。年齢を重ねてくると小じわやほうれい線などの「シワ」が気になってきませんか?そこで今回は、ナイアシンアミドのシワ改善効果に注目。ナイアシンアミドと併用したい、シワ対策に効果的な美容成分をご紹介します。

ナイアシンアミドのシワ改善効果とは?

ナイアシンアミドは、2018年に厚生労働省から「シワ改善効果」がある医薬部外品として承認されました。ナイアシンアミドには2つのシワ改善効果があります。

乾燥が原因のシワを防ぐ

ナイアシンアミドは表皮の細胞の間にある「セラミド」を増やす働きがあります。セラミドは水分と油分が交互に重なった層でできており、肌の水分を逃さずギュッと閉じ込めます。ナイアシンアミドを使うとセラミドが増えるので、乾燥が原因のシワを防ぐ効果が期待できます。

コラーゲンを作り出し肌のシワを防ぐ

コラーゲンは肌の奥の真皮層にあり、ネットのように張り巡らされ肌を支えています。コラーゲンが十分ならば肌のハリ感がありますが、減ると肌の支えが弱くなりシワやたるみの原因に。ナイアシンアミドは真皮層にある線維芽細胞に働きかけ、コラーゲンを作る力を高めてシワを改善します。

ナイアシンアミドと併用したいシワ対策の美容成分

ナイアシンアミドのシワ改善効果は、他の有効成分よりもマイルド。即効性よりも長期使用で効果を発揮するいわば大器晩成タイプです。ナイアシンアミドといっしょに使うことでシワ改善効果をサポートする美容成分を4つピックアップしてみました。

1. レチノール

ナイアシンアミドと並ぶ注目のシワ改善成分がレチノール。レチノールは肌内部のヒアルロン酸を増やし、ターンオーバーを促進。さらに真皮層でコラーゲンやエラスチンの生成を活発にします。

しかも即効性が期待できるので、ナイアシンアミドとの併用はお互いをより高め、ハリのある肌へと導いてくれます。

ただしレチノールは肌刺激が強い、いわば『攻めのケア』。そのため、 自分の肌に合うかどうか事前のパッチテストを忘れずに。ナイアシンアミド→レチノールの順番で使用してみてください。ちなみに厚生労働省から医薬部外品と認められたのは、資生堂の「純粋レチノール」のみです。

2. ビタミンC誘導体 

ビタミンC誘導体は美白、抗酸化作用、皮脂コントロールやニキビ予防などが期待できるマルチな美容成分。ナイアシンアミドとの併用で注目したいのは、ビタミンC誘導体の抗酸化作用です。

肌は紫外線やストレスを受けると活性酸素が発生し、これがシミやシワなどの肌老化の原因に。ビタミンC誘導体は、活性酸素を抑えて肌ダメージを和らげる働きがあります。

ナイアシンアミドとビタミンC誘導体との併用は、シワ改善だけでなく美白やくすみなどのエイジングの肌悩みに全方位でサポートします。

3. 月桃葉エキス

九州南部から沖縄にかけて生息するショウガ科の植物「月桃」。あまり馴染みのない植物ですが、葉から抽出されたエキスは、肌のハリを支えるコラーゲンに嬉しい成分が配合されおり、コスメによく使用されています。月桃葉エキスに期待できる効果は次のとおりです。

  • Ⅰ型コラーゲンの生成を促し、弾力肌をキープ
  • コラーゲンを壊す酵素(コラゲナーゼ)の働きを抑える
  • コラーゲンを生み出す線維芽細胞を活性化し、ハリ感アップをうながす

ナイアシンアミドでコラーゲン生成と乾燥をブロック、月桃葉エキスでコラーゲンの土台をがっちりサポート。2つの成分による「肌の基礎固め」により、ゆらぎのない肌を目指せそうです。

月桃葉エキス

4. オタネニンジンエキス(高麗人参・朝鮮人参エキス)

漢方薬の原料として有名な高麗人参(朝鮮人参)。化粧品に使用する場合は「オタネニンジン」という成分名が使われています。

オタネニンジンエキスには、サポニンの一種の「ジンセノサイド」が含まれており、肌のハリやシワにアプローチすることがわかってきました。

  • コラーゲンやエラスチンの生成をうながし、弾力肌をキープ
  • ヒアルロン酸の生成を助けて、うるおい肌へ導く
  • 抗酸化作用で、紫外線やストレスによる肌老化を防ぐ

オタネニンジンエキスにはナイアシンアミドの効果と重なる部分が多く、この2つを併用することで美肌へのブースター効果が期待できそう。しかもどちらも肌への刺激はマイルドなので、敏感肌でお悩みの方へのシワ対策やエイジングケアとしても取り入れやすいといえます。

オタネニンジンエキス

5. レモンバームエキス

最新の研究により、レモンバームエキスには損傷したコラーゲンを回収、再生するたんぱく質「Endo180」を活性化させることがわかりました。紫外線で減少しがちなEndo180をレモンバームエキスにより活性化することで、シワや光老化を防ぐことが期待されています。

  • Endo180が活性化することで傷んだコラーゲンが回収されやすくなる
  • 線維芽細胞内の環境を整え、 I型コラーゲン産生をうながす
  • コラーゲン再生が活発になり、肌のハリ感アップ、シワが目立たなくなる

実際の実験でも、レモンバームエキスを配合したクリームを使用した方の目元のシワが改善されたという結果が報告されています。ナイアシンアミドを組み合わせることで、コラーゲン再生をさらにサポート。年齢に負けない肌への心強い味方となりそうです。
レモンバームエキス

ナイアシンアミドにプラスでもっと輝く肌へ!

ナイアシンアミドのシワ改善効果をさらに引き上げてくれる美容成分をご紹介しました。年齢を重ねるごとに肌変化を感じることもありますが、スキンケア次第で肌はもっと輝けます。今回の記事を参考に、輝くハリ肌を目指してみてくださいね。

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