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機能性表示食品で人気の「緑茶成分」の威力

カラダ
木村 祐作
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緑茶は世界に誇る“日本発”の健康飲料。日頃、何気なしに飲んでいますが、緑茶にはさまざまな健康への効果を発揮する成分が含まれていることをご存じですか?具体的な効果を表示できる「機能性表示食品」で人気の緑茶成分を紹介します。

緑茶に含まれる成分

緑茶に含まれる成分の代表選手はカテキンです。このほか、テアニン、フッ素、クロロフィル、ビタミン・ミネラル類などがあります。

このうち、健康への効果で注目を集めているのがカテキンとテアニン。この2成分については研究データが豊富。このため、機能性表示食品に使用され、多数の人気商品が誕生しています。


カテキンとは?

カテキンはポリフェノールの1種で、緑茶の苦味・渋味のもとになる成分。緑茶を飲んで苦味や渋味を感じますが、それは健康に役立つカテキンが豊富なためです。

緑茶のカテキンは、主に次の4種類(細かく分けると8種類)に分かれます。

  • エピカテキン
  • エピガロカテキン
  • エピカテキンガレート
  • エピガロカテキンガレート

エピカテキンを除く3つは、緑茶に特徴的なカテキンです。特に強い機能性を発揮するのがエピガロカテキンガレート。緑茶に含まれる全カテキンの5~6割を占めます。

テアニンとは?

緑茶には苦味・渋味だけでなく、うま味もあります。「このお茶、とてもおいしい」と思うことがありますが、それはテアニンという成分のおかげ。テアニンはうま味の原因となる成分で、アミノ酸の1種です。

テアニンがたくさん含まれる緑茶ほど、おいしさを感じます。ということは、高級な緑茶ほどテアニンが豊富ということになりますよね。実は玉露や抹茶には、多くのテアニンが含まれているのです。

カテキンとテアニンは機能性表示食品の定番成分

健康への効果を商品に表示できる機能性表示食品では、さまざまな成分が使われています。そのなかでも抜群の人気を誇るのが、緑茶のカテキンとテアニン。

2021年8月1日現在で、「ガレート型カテキン」を配合した商品だけで30件を数えます。「茶カテキン」を配合したものも32件に上ります。カテキンを含む機能性表示食品では、次のような機能性をうたっています。

  • 体脂肪を減らす
  • LDLコレステロールを減らす
  • 食後血糖値の上昇をおだやかにする
  • 口内環境を良好に保つ(歯垢の生成を抑える)

テアニンを配合した機能性表示食品も多く、110件を超えています(2021年8月1日現在)。各商品では次のような機能性を表示しています。

  • 起床時の疲労感や眠気を軽減
  • 一過性の作業に伴うストレスをやわらげる
  • 認知機能の一部である言語流暢性(素早く多くの言葉を思いつき発する力)が低めの方に対して、言語流暢性を維持

さらに、茶カテキンとテアニンを一緒に配合した機能性表示食品も登場。「年齢とともに低下する認知機能のうち、注意力や判断力の精度を高める機能」をアピールしています。

緑茶のフッ素に着目した機能性表示食品も登場

緑茶に含まれるフッ素を配合した機能性表示食品のサプリメントも登場しています。表示内容は「歯の再石灰化を促進し、歯の表面を改善してむし歯の原因となる酸に溶けにくい状態にすることで、歯を丈夫で健康にする機能が報告されています」。

機能性表示食品制度は、企業の研究成果を生かせる仕組み。今後も関係各社が行う研究によって、これまでになかった緑茶成分の機能性が次々と報告されることでしょう。

このように緑茶成分にはさまざまな機能性が備わっていて、私たちの健康をサポートしてくれます。

海外でも健康への効果が評価され、緑茶の輸出額は増加傾向にあります。農林水産省によると、2020年度の輸出額は162億円。2010年の42億円から10年ほどで4倍近くも拡大しています。

日本人にとって、もっとも身近な飲料である緑茶。機能性表示食品も含めて、緑茶を日常生活に取り込んで健康な毎日を送ってくださいね。
 

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