鍼灸あん摩マッサージ業界シェアサロン「THE PRIME MASSAGE」がグランドオープン
日本では指圧やマッサージを生業にするには国家資格が必須であり、資格なしに営業することは違法となる。そのためリラクゼーションという建前で「指圧」や「マッサージ」という言葉を避けた、法的にグレーゾーンな店舗が乱立している。調査結果(※1)でも、自身の通うマッサージ店の施術者が資格保有者かどうか把握している人は65.0%にとどまっている。一方で、マッサージ師には「独立開業のハードルが高い」などの悩みを抱えている方が多くいる。そんな両者の課題を解決するために「THE PRIME MASSAGE(ザ・プライム・マッサージ)」を展開することになった。
THE PRIME MASSAGEは2021年 2 月 8 日(月)に、鍼灸あん摩マッサージ業界初(株式会社 PRIME調べ)のシェアサロンをグランドオープンした。
厳しい評価をクリアした国家資格保有者のみ
「シェアサロン」とは、フリーランス・個人事業主のマッサージ師向けに、施術をするためのスペースを有料で提供するレンタルサービスのこと。
フリーランス・個人事業主の所属するマッサージ師に対して、国家資格保有者(あん摩マッサージ指圧師国家試験)であること、独自の評価基準をクリアすることを義務付けている。評価基準は、専門家と共同開発。問診から施術方法、症状の改善度まで34 項目を点数化し、合格ラインを定めてある。基準をクリアするには、接客技術やホスピタリティー精神も兼ね備えなければならない。
口コミを参考にできる
調査結果によると、インターネット上の口コミを参考にする人は全体の75.0%、中でも「実際に施術する担当者の技術力(76.7%)」「既に通っている人の満足度(60.0%)」が口コミで知りたい内容に。そこで「THE PRIME MASSAGE」ではマッサージ師のレビューシステム「ツボリビト」を導入。レビューと評価点を参考に、お客様がマッサージ師を選定できるようになっている。
また「口コミとギャップを感じたこと」を調査すると、「担当した施術師が合わなかった(65.9%)」が女性の回答1位に。マッサージ師とお客様のミスマッチが原因により、同じお店には通わないマッサージ難民が約3割も存在していることが浮き彫りになった。そこで指標が蓄積した後、AI を活用して、お客様の悩みに適したマッサージ師をマッチングする機能を追加する予定だ。
個室×完全キャッシュレスでコロナ対策も万全
カーテンで仕切るのではなく、プライバシーに配慮した個室で施術を受けられる。また昨今の新型コロナウイルス感染症対策を鑑みて、換気の徹底はもちろんのこと、金銭の受け渡しを行わない完全キャッシュレス決済を採用した。
※1調査概要
『マッサージ店に関する意識調査』
・調査方法:インターネットアンケート
・調査実施機関:株式会社ネオマーケティング
・調査実施期間:2021 年 1 月8日(金)~2021 年 1 月 15 日(金)
・対象者:マッサージ店に月1回以上通う30歳~69歳までの男女200名