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ヒハツの効果とは?研究から分かったヒハツの効果と副作用や注意する点

カラダ
YOKARE編集部
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ヒハツの効果とは?研究から分かったヒハツの効果と副作用や注意する点

ヒハツに含まれるピペリンという成分が、冷え性の改善や血圧の正常化に有効であることが研究によって明らかになっています。一方、ヒハツを摂り過ぎると、胃腸に負担を与えてしまいます。この記事では、ヒハツの効果とともに、副作用や注意する点についてお伝えします。

ヒハツとは?

ヒハツは、インド原産でインドナガコショウとも呼ばれ、コショウと同じく香辛料の仲間です。乾燥させたヒハツの実は香辛料としてだけでなく、血行を促進する生薬としても用いられています。


味はブラックペッパーやコショウに似ているものの、シナモンのような甘い香りがします。
ヒハツに含まれるピペリンという成分が、冷え性の改善や血圧の正常化に効果的です。
市販のヒハツは粉状なので、気軽に料理に利用できるとともに、紅茶などの飲み物にもひと振りすると、目先の変わったティータイムを楽しむことができます。
ただ、ヒハツは香辛料なので、摂れば摂るほど体によいと言うものではないため、1日の摂取量は1g(小さじ半分)程度にしておきましょう。
漢方の世界では、薬と毒は紙一重と考えられています。
正しい服用をしていれば問題はありませんが、他の医薬品と併用する場合は、併用してもよいかどうかを、医師や薬剤師などの専門家に相談してから摂取するようにしましょう。

ヒハツの効果・効能

ヒハツは、体の芯から温める作用があり、内臓の冷えの予防改善効果が期待できます。
ヒハツは、内臓温度を上げる働きがあり、冷え性に効果があることで知られています。
毛細血管の強化や基礎代謝を上げる作用もあるため、製薬会社などの研究機関でも注目されており、サプリなども市販されています。
「冷えは万病のもと」と言いますが、体の冷えが原因で様々な不調に悩まされます。
漢方では、高血圧や肩こり、むくみなどは体の冷えが引き金になることが多いと言われています。薄毛も冷えが関係するようで、体を温めると抜け毛が減るそうです。
ヒハツは体を温める作用があるので、日々の食事やティータイムに利用しましょう。
野菜炒めなどに使うふつうのコショウもお腹を温める効果がありますが、ヒハツのほうが数倍の効果が期待できます。
また、ヒハツには、栄養の吸収をうながす効果もあるため、食事などにヒハツを少量用いることで、効率よくビタミン類やアミノ酸などの栄養が摂取できます。

基礎代謝について

基礎代謝とは、横になって何もしない状態でも消費するエネルギーのことですが、基礎代謝が上がると、免疫力が上がり病気にかかりにくい体になります。

毛細血管の強化とは

全身の血管の99%は毛細血管です。
毛細血管は、細胞に酸素や栄養素を運び、二酸化炭素や老廃物の回収する役目を担っています。
毛細血管が衰えると病気にかかりやすく、いったん病気になると、治りにくくなります。
毛細血管を若返らせるには良質な睡眠をとるとともに、毛細血管を強くして若返えらせる作用があるピペリンという物質が入ったヒハツを摂取するのが、がおすすめです。
ヒハツを摂取すると、老化した毛細血管の修復とともに新しい毛細血管が再生されます。

ヒハツの活用

ヒハツはどこで買えるの?

最近では小規模の小さなスーパーでも、香辛料が並ぶコーナーで手に入れることができます。成城石井やイオン、カルディ、薬局などでよく見かけます。

ヒハツを使った飲み物や食べ物

温かい紅茶やコーヒー、カフェオレなどにヒハツを少量入れて飲みます。


使い方は、基本的にコショウと同じですが、たとえ少量でも1日に何度も摂取すると、胃腸に負担をかけてしまうので、1日の摂取量は1g(小さじ半分)を目安としましょう。

料理で摂取するには、コショウの代わりにカレーやチャーハン、パスタ、野菜スープなどに少量加えたり、魚料理や肉料理の下味として利用すると、抵抗なく摂取できます。

ヒハツに含まれるピぺリンとは

ヒハツには、ピペリンと呼ばれるコショウの辛み成分と同様の成分が含まれています。
ヒハツは古来より摂取されてきていましたが、現代医学によって、ピペリンの効能が裏付けられました。ヒハツを適量摂取することで胃を健康に保ち、血圧を安定させ、血管を正常に保つことができると、製薬会社の研究機関が発表しています。

ピペリンの効果効能

ピペリンの作用として下記のような効能効果が研究されています。

  • 高めの血圧の改善
    ヒハツエキスに含まれるピペリンは、血管内で一酸化窒素の生産を促して血管を拡張させ、高めの血圧を改善することが報告されています。
  • 冷え性の改善
    ピペリンには毛細血管の血流がをよくする働きがあるので、手足の冷えの解消効果が期待できます。
  • 体の末端の悩みの改善
    抜け毛、爪割れなど体の末端の悩みの原因は、血の巡りの悪さとともに栄養成分が届きにくいからです。ピペリンには血流をよくする働きとともに、栄養の吸収をうながす効果もあるので、髪の毛や爪に必要な栄養成分が届きやすくなり、体の末端のトラブルが解消できます。
  • アンチエイジング効果
    顔のむくみやくすみなども血流の悪さが原因であることが多いので、意識してヒハツを摂ると、ピペリン効果で血色のよい小顔を手に入れることも可能です。

ヒハツの副作用

持病などで薬を飲んでいる場合は、薬とヒハツの飲み合わせが悪いと、薬の効き方が悪くなる場合や、逆に効きすぎる場合があります。
ヒハツは摂りすぎると胃痛や吐きけがするなどの健康被害が起こることもあるので、独断で判断せずに、かかりつけの医師に相談しましょう。

妊娠中は使用しない

ヒハツにはさまざまな効果や効能がありますが、辛みのある香辛料なので、妊娠中や授乳中は母体や乳児に影響を及ぼすことも考えられます。
念の為、妊娠中や授乳中は控えるのが無難です。

糖尿病の人は慎重に

ヒハツは血糖値に影響を与える可能性もあるため、糖尿病の人はヒハツの取り過ぎに注意が必要です。かかりつけの医師に相談するようにしましょう。

 

ヒハツは、冷え性の改善や、血圧の正常化などに有効ですが、摂り過ぎると胃腸に負担がかかるため注意が必要です。また、妊娠中や授乳中は控えましょう。
持病のある方は、かかりつけ医に相談するようにし、副作用を避けましょう。
ヒハツのメリットやデメリットを理解したうえで正しく摂取し、健康的な日々を過ごしましょう。

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