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目の疲れを取る方法

カラダ
倉持江弥
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目の疲れを取る方法

目の疲れを取る方法 スマホが当たり前にある生活となり、常に何かしらの画面を見る生活が続くとどうしても避けられないのが目の疲れではないでしょうか。1013人を対象にした「現代人の目の疲れ」の調査によると、実に95.8%の人が目の疲れが日常生活に支障をきたしていると答えました(目の美容院フランチャイズ本部調べ)。目の疲れから、視力低下やドライアイなどの目の症状だけでなく、頭痛や肩こりといった体の症状、集中力の欠如やストレスを感じやすいといったメンタル的な症状まで体に大きく影響してきます。目の疲れを引き起こす原因とその対策について解説します。

目の疲れを引き起こす原因

目の疲れを引き起こす原因は、目の使いすぎ、合わないコンタクトレンズやメガネをしている、ストレスや睡眠不足が挙げられます。

目の使いすぎ

その中でも一番の原因はやはり目の使いすぎでしょう。スマートフォンやタブレット、パソコン、テレビなどは現代の生活において切っても切り離せない存在になりました。

一つの画面を凝視したまま何時間も作業をすることでまばたきが少なくなり、目が乾燥しやすくなります。 涙は目に潤いを与えてくれて、目のピントを合わせるために重要な役割をしています。まばたきをすることで涙腺から涙が出てきて目の表面を潤すだけでなく、表面の潤いにムラが出ないように均一にする効果が期待できるのですが、まばたきが少なくなることで表面の潤いが足りなくなりドライアイのような症状が出やすくなります。 実は自分ではまばたきをしているつもりでも完全に閉じていない場合も多いため、意識して目を閉じるようにクセをつけていく必要があります。

ブルーライトの影響

また、画面から発せられるブルーライトの影響も見逃せません。ブルーライトの光は散乱して一方向に進まないために光が反射してまぶしく感じたり、光としてのエネルギーが大きいために目が疲れやすくなります。 ブルーライトを長時間見続けることで、目の疲れや視界のちらつきだけでなく、体内リズムを崩して睡眠障害を引き起こしやすいと研究データも発表されました。 太陽光にもブルーライトが含まれており、晴れの日ですとオフィス環境の100倍に達するとも言われています。当然、太陽を見ることで目にかかる負担が大きくなることは間違いありませんが、至近距離で長時間液晶画面を見続けることを考えると、液晶画面からのブルーライトによる目への影響は大きいでしょう。

目の周りの筋肉の緊張

体だけに限らず、目の周りにも多くの筋肉があります。特に重要な役割を担っているのが毛様体筋という目のピントを合わせるために働く筋肉で、近くを見るときは収縮することでピントを合わせ、遠くを見るときは緩みます。

近くのものを見続けるということは毛様体筋をはじめ、目の周りの筋肉がずっと緊張しっぱなしになり凝り固まる傾向にあります。たまに遠くを見ようとしてもなかなか緊張が緩まないので、目の疲れが抜けにくくなってしまいます。

目の疲れを取るために

こうした目の疲れを溜めないようにするためには、ディスプレイを見る時間を減らす、目の周りの筋肉を緩める、遠くの景色を見るなどの対策が必要になります。

ディスプレイとの付き合い方を見直す

付き合い方を見直すというと大げさですが、画面を見る時間を減らす、画面との距離を保つ、ブルーライトをカットする、適度に休憩を取るなど、目を使いすぎないようにすることを意識しましょう。

デスクワークでパソコンを使っているとどうしてもディスプレイを見る時間は長くなってしまいます。これは仕方がないことです。それでも1時間に1回は休憩をとって目を休める時間を作るとそれだけでも目に掛かる負担は減らせます。休憩している間に目を閉じて休ませる、マッサージや温めて周りの筋肉をほぐす、少し散歩をして血液循環を良くする、遠くを見てピントの調節をリセットするなどをすることで目の回復を促してみてください。 アイマスクなどで完全に光を遮断すると目の周りの筋肉もリラックスできるようになるのでオススメです。また、ご自宅でのスマホは使う時間を決めるなど、普段デスクワークをしている人は特に気をつけるようにしてください。

  • 1時間に1回は休憩
  • マッサージや温めて周りの筋肉をほぐす
  • 少し散歩をして血液循環を良くする
  • 遠くを見てピントの調節をリセットする
  • アイマスクなどで完全に光を遮断する

目の周りの筋肉を緩める

凝り固まってしまった目の周りの筋肉を緩めることで、緊張がほどけてリラックスしやすくなります。簡単な方法は温めることと、マッサージです

温め方

  • 温め方としてはタオルを軽く濡らしてレンジでチンしたものを目の上に当ててください。
  • 最近では、ホットアイマスクなども発売されているので、オフィスにいるときの休憩時間はそういったものを利用してみましょう。
  • ぬるめの湯船にゆっくり浸かるというのも、目の周りだけでなく背中や肩周りなど全身を温めて血流が良くなってくるので目の疲れの回復にも効果大です。

マッサージのポイント

マッサージをする場所は、後頭部と首の付け根の部分、こめかみ付近、目頭あたりがポイントになります。そんなに強く押す必要はないので、ゆっくりじわじわと圧をかけていきます。目を大きく見開いて、しっかり閉じて、といった運動も実は効果があるので試してみてください。

遠くの景色を見る

単純なことですが、狭い室内で近い距離の画面を見ていると目のピントを合わせる機能はどんどん低下していきます。ケニアの方が視力7.0で遠くまで見えるというのもよくテレビでやっていましたが、あれはビルなどがない地域で生まれ育って遠くを見る習慣があるからこそ身についたものです。 休みの日や休憩時間に遠くを見ることで、目のピントを合わせる調節機能が正常に戻りやすく、目の周りの緊張が取れてきます。公園など開けた場所にいるだけでも目はリラックスできるので目の疲れが取れやすいですよ。

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