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お父さんが運動会で転ばないようにするために

カラダ
倉持江弥
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お父さんが運動会で転ばないようにするために

これからお子さんの運動会シーズンに入り、お子さんたちの活躍とともに注目を集めるのが保護者リレーなどですね。学生時代と同じイメージで走り始めると、予想以上に体が動かなくても転倒してしまう、運が悪いと肉離れや骨折などの大ケガをするかもしれません。

運動会で転ばないようにするために、お父さんがどんな準備をしていけばいいのかを解説していきます。

体の柔軟性を上げる

まずは運動不足で凝り固まった体を、しなやかにしていくことが第一。動かないと筋肉も関節も硬くなってしまいます。そのまま動き出そうとしても、筋肉は伸び縮みできないし、関節はさびついたような状態のまま。柔軟性を上げるために2種類のやり方を覚えておきましょう。

一つ目はスタティックストレッチ。その場でゆっくりと筋肉を伸ばすストレッチです。筋肉をゆっくりと伸ばすことで徐々に柔らかくなってきて、体がほぐれてきます。ポイントは1箇所につき20秒は行うこと。ストレッチは面倒くさいのでパパっと適当にやりがちですが、時間をかけて行うことでじわじわと筋肉が伸びてくるのがわかります。

柔軟

二つ目はダイナミックストレッチ。関節を少しずつ大きく動かしていくことで血流を良くして、関節のこわばりを取り除きます。屈伸や伸脚などの他に、ラジオ体操などがダイナミックストレッチの代表です。スタティックストレッチは筋肉をゆっくり伸ばすことができる反面、血流の改善にはあまり繋がりません。順番としては5分ほどダイナミックストレッチを行って体を温めてから、5分のスタティックストレッチを行うと全身しっかりほぐれて動きやすくなります。

下半身の筋トレをする

次に行うべきことは下半身を動かしていきましょう。先日の記事でもお伝えした通り、全身の中で下半身の筋肉は動かしていかなければどんどん衰えてしまいます。しっかり走るためにも下半身をしっかり刺激しておくことが大切です。

といっても難しいことはやらずに、つま先立ち、スクワット、踏み台昇降などの自宅でできることを中心に行うようにしてください。筋トレするのにわざわざフィットネスクラブに通う必要はありません。

スクワット

つま先立ちはふくらはぎの筋肉を使う練習になるのでグッと地面を蹴りやすくなります。スクワットをすると、お尻を使えるようになるので疲れにくくなります。そして踏み台昇降をすることで重心を移動するという動きを思い出すことができます。歯磨きをしている時や、テレビを見ている時など、ながらでもできる運動ばかりなので、隙間時間を見つけてやるようにしましょう。

軽いジョギングをする

もしできるようでしたら、外を軽く走ってみるのもいいでしょう。筋トレをすることで筋肉は成長して行きますが、走るという動き自体を体が忘れているかもしれません。まずは軽いウォーキングからでももちろん大丈夫です。いきなり張り切りすぎて膝などを痛めてしまった元もこもありませんからね。

ジョギング

ジョギングをするときのポイント
  1. ピンと背筋を伸ばす
  2. まっすぐ前を見る
  3. しっかり腕を振る
  4. 足の裏全体で地面に着地する
  5. 股関節を動かす

といったところを意識すると走りやすいと思います。久々に走る時など足元が気になって下を向きがちです。そうなると背中や首が疲れてしまうので、背筋を伸ばしてしっかり前を向くようにしておきましょう。呼吸もしやすくなって、軽く走れるようになります。

ウォーミングアップをする

いざ、運動会当日。お子さんの活躍を目に焼き付けて、いざお父さんの本番が始まります。これまでずっと動かないで見守っていたところから急に走り始めると、これまでの努力が水の泡になりかねません。

ただ、いろんな人たちがいる中で大々的にウォーミングアップをするわけにもいきませんよね。そんな時は、運動会が始まる前に自宅で軽いウォーミングアップをしておきましょう。

朝、起きてストレッチなどを行なっておけばひとまず体はほぐれた状態を作ることができます。一旦、その状態になっておけば運動会で見守っている中でも、体はこわばりにくくなりますし、その場で少しストレッチをするだけで解れやすくなります。ちょっとしたことですが、当日の準備は本当に大事なので忘れないようにしてください。

足にあった運動靴を選ぶ

あとは、体のことではないのですが足に合った靴を選んでおくようにしましょう。普段あまり外に出ないようになると靴もおろそかになりがちです。何ヶ月も履かないまま下駄箱に入れたままにしておくと、靴は劣化して固くなってしまいます。

靴の変形などから足に負担がかかって痛みが出てしまう、ということも考えられます。靴選びに自信がないときは、スポーツショップに行けば足にあった靴を選んでくれますので安心です。注意点としては、最近はたくさんの靴が発売されていて、初心者の方にも高機能の靴を薦めてくることも見受けられます。高いからといって足に合うわけではないので、目的とかを伝えた上で選んでもらうのがいいでしょう。
 

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