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「涼感」「におい対策」、残暑にも活躍する香り

カラダ
YOKARE編集部
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「涼感」「におい対策」、残暑にも活躍する香り

アロマの専門知識を有する香りのスペシャリストが選ぶ、夏にオススメの精油(エッセンシャ ルオイル)3 種が化粧品やアロマ商品を展開する フォーシーズが発表。
アロマブランド「アロマブルーム」の店舗スタッフや商品開発担当者など、「アロマテラピーアドバイザー」の資格を有する18名がセレクトしました。

「涼しく感じる」「夏バテ対策」「においケア」の 3 つの観点でセレクトされている精油を紹介します。

体感マイナス 4 度の「ペパーミント」

「最も涼を感じる」とアロマの専門家の一押しアロマは「ペパーミント」です。
個人差はありますが、ペパーミントの香りを嗅ぐことで体感温度が 4 度下がることが分かっています。
温冷感を評価する実験では、ペパーミントの香りを嗅いだ状態で水温 32 度の 水槽に手を入れた時と、嗅がない状態で水温 28 度の水に手を入れた時の体感温度が同レベルであり、体感温度が 4 度下がるという結果になっています。[※1]

食欲不振や夏バテに「グレープフルーツ」の爽やかな香り

グレープフルーツの皮に含まれる成分「リモネン」は、自律神経の中でも「興奮モード」のときに優位に働く交感神経を刺激します。たとえば、運動をしているときは心臓の鼓動が速くなったり血圧が上がったりして、交感神経が活発になります。
グレープフルーツの香りには、交感神経を刺激し、血行を促進し、新陳代謝の活性化や、食欲増進する働きがあると言われています。
夏バテで食欲が出ない時や、胃に不調を感じた時には、爽やかな「グ レープフルーツ」の香りで気分をシャキッとさせるのがオススメです。

頭皮のにおいケアに「ティートゥリー」

植物には、自己防衛のために殺菌・抗菌作用が期待できる成分を持つものもあります。ティートリー、ティーツリーなどとも呼ばれます。
ティートゥリー」の成分「テルピネン-4-オール」には、抗菌・抗炎症作用があると言われ、オーストラリアの先住民のアボリジニは、すりつぶしたティートゥリーの葉を火傷や切り傷、虫刺されの治療に用いてきたとされています。
そんな「ティートゥリー」の精油は、においが気になる頭皮のケアに向いています。
ホホバオイルやア ルガンオイルなどの植物オイル 10ml に精油 1 滴を混ぜた“トリートメントオイル”を、頭皮に揉みこみながら塗布し、指の腹で優しく円を描くようにマッサージします。一度お湯で洗い流し、最後にシャンプー で頭皮や髪に付着した余分なオイルをオフすれば、頭皮を清潔に保つケアができます。

オススメな精油の使い方

部屋全体を涼しくしたい時には、扇風機の前面に精油を数滴染み込ませたリボンを結ぶのがオススメです。扇風 機の風で、ペパーミントの爽やかな香りが部屋中に広が り、効率的に“涼”を感じることができます。
エアコンの設定温度をいつもより高く設定しても涼しく感じられるため、体を冷やしたくない方にも向いています。

扇風機の前面に精油

精油は、無水エタノール、精製水、遮光瓶を使って、持ち運びに便利なアロマスプレーになります。
作り方は、遮光瓶に無水エタノール 5ml とお好みの精 油を 5~10 滴入れてよく混ぜ、そこに精製水 25ml を加 えて再度振り混ぜるだけと簡単です。よく振ってからシュッ とひと吹きするだけで、ふんわりと香りをまとうことができます。


日傘の内側に吹きかけるほか、扇子にシュッとひと吹き しておけば、爽やかな香りが漂い、日中も涼しくお出かけ いただけます。


参考資料

※1: アロマでクールダウン|公益社団法人 日本アロマ環境協会/公式サイト
 

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