毛細血管の若返りにヒハツエキスを?!ヒハツの摂取方法を紹介
血管といえば、動脈や静脈を思い浮かべる方が多いと思いますが、最近の医学では全血管の99%を占める「毛細血管」こそが、老化や病気を食い止める要として注目されています。
つまり、毛細血管の若さこそがアンチエイジングの切り札となるのです。そこで、この毛細血管の若返りに効果が期待されている「ヒハツエキス」について詳しくご紹介していきます。
老化や病気を食い止める要として注目される「毛細血管」
そもそも毛細血管とは何?
血管には動脈・静脈・毛細血管の3種類があります。
毛細血管は、動脈と静脈をつなぐ極細の血管で全身に網の目状に分布し、細胞に酸素や栄養素を運び届け、二酸化酸素や老廃物の回収などを行います。
毛細血管は全身の細胞と最前線でやりとりする血液循環や新陳代謝の主役なのです。
簡単に言うと、食べたものをきちんと体内で吸収して、栄養素として全身に届けないと血や肉・骨にはなりません。各細胞に栄養素を行き渡らせるのが毛細血管なのです。
また、毛細血管は免疫力にも関わります。毛細血管はウイルスや細菌が感染した部位へ免疫物質を運ぶ役割も担っています。血流が悪くなると毛細血管が免疫物質を運ぶ力も低下するため病気にもかかりやすくなったり、病気が治りにくくなったりします。
他にも、皮膚の近いところの毛細血管は、拡張・収縮し、熱の出入りを調整しています。そのため体温が一定に保たれています。
毛細血管がゴースト化すると
このように生命活動に不可欠な毛細血管ですが、残念ながら年齢と共に劣化してしまい女性の場合、女性ホルモンが減少する40歳くらいから毛細血管が減り始め、60代~70代になると20代の頃に比べ4割も減るとも言われています。
毛細血管が減ると血液が隅々まで行き渡らなくなるため細胞の老化が進みます。
このように、血流が途絶えて消えた毛細血管を「ゴースト血管」と言います。
ゴースト血管を改善するポイント
毛細血管の若返りをするには、毛細血管のケアが重要です。
毛細血管は、内皮細胞とそれを補強する壁細胞で構成されています。
壁細胞からは、アンジオポエチン‐1という物質が分泌されていますが、これが内皮細胞にあるTie2(タイツー)という物質を活性化させると、内皮細胞どうしはピッタリと密着します。そして、最終的に、血液がスムーズに流れていきます。
加齢や、紫外線、過剰に増えた活性酸素などにより壁細胞が傷つきアンジオポエチン‐1の分泌が減少するとTie2を活性化できなくなり、これがゴースト血管化してしまいます。
そこでポイントとなるのは、Tie2の活性化と血流アップです。
この、Tie2を活性化する食材で特に効果が期待されているのが「ヒハツエキス」です。
ゴースト血管を修復するヒハツエキスとは
東南アジアに分布しているコショウ科のつる性植物ヒハツから抽出されたエキス。
別名「ナガコショウ」や「ロングペッパー」とも言われます。インドの伝統医学アーユルヴェーダでは緩やかに身体を温める薬草として古くから重宝されてきました。
日本でも長い歴史があり沖縄コショウとも呼ばれている香辛料です。このヒハツエキスには優れたTie2活性化作用があることが分かっています。
ヒハツの摂取方法
ヒハツパウダーのスパイスがオススメ
近年では、ヒハツエキスのサプリなどさまざま販売されていますが、簡単に摂取できる方法としてヒハツパウダーのスパイスがあります。インドやアジア料理に使われるためカレー用のスパイスなどを扱っているところで手に入ります。
コショウのような辛み、フェンネルのような風味と甘い香りが特徴的でコショウの代わりにカレーや煮込み料理などに用いられたり、魚や肉の下味付けにと幅広く使えるほか、コーヒーや紅茶、ココアやヨーグルトなどに加えて摂取しても良いでしょう。
ヒハツをちょい足しで摂取できるオススメ料理
- カレーや煮込み料理
- コーヒー
- 紅茶
- ココア
- ヨーグルト
沖縄では、ヒハツモドキと言われる島コショウがあり、香りや効果もヒハツとほとんど違いはなく、沖縄そばやチャンプルなど沖縄料理の味付けに広く用いられています。
ぜひ、毛細血管の若返りにヒハツエキスを取り入れて、アンチエイジング・健康維持をしていきましょう!