話題のヒハツの効能とは?ヒハツを使った料理レシピ「ヒハツ入り本格麻婆豆腐」を紹介
みなさんは「ヒハツ」という食材の名前を耳にしたことがありますか?ヒハツはスパイス(香辛料)の一種で、含まれている成分が“血液の流れを良くする効果”や“内臓を温める効果”などがあると言われ、今注目されています。
ヒハツの特徴と効能
コショウ科のツル性木質植物で、インドや東南アジアなどの地域に広く分布しています。 国内では沖縄で「ヒバーチ」「ピパーツ」などと呼ばれる「ヒハツモドキ」という品種のものが栽培されています。果実はコショウに似た風味を持っており、コショウと同様に香辛料として利用されます。食べた後にピリッと舌に残る感じがヒハツの特徴とも言えます。
ヒハツの効果・効能
効果・効能については冒頭で少し述べさせていただきましたが、こちらで詳しくご紹介したいと思います。
- 血行を良くする・毛細血管を修復する・老化防止(アンチエイジング)
私たちの体の約8割が血管で占めており、その中でも9割以上が毛細血管で占めています。毛細血管は、全身に網の目のように張り巡らされている細い血管のことで、極細でもろく壊れやすいのが特徴です。
では、何が原因で毛細血管が壊れるのでしょうか。それは、加齢や活性酸素、ストレス、生活習慣の乱れなどが影響しており、30代から少しずつ壊れ始めると言われています。
ヒハツに含まれる「ピぺリン」(辛味成分)という成分は傷んだ毛細血管を強化修復し、血液の流れをよくする働きがあります。血管が若返るので老化防止(アンチエイジング)にも効果があると言えますね。
- 高血圧予防
血管が丈夫になり血液の流がよくなることで、心臓から送り出す血液量が減るため、高血圧の予防にもなります。
- 体を温める・冷え性改善
毛細血管が壊れると、血液の流れが悪くなり、体に熱を運ぶことができなくなります。
逆を言えば、毛細血管を丈夫に保つことで、内臓にしっかり熱が行き届き、体を温めることができます。
先ほど述べたように、ヒハツに含まれる「ピぺリン」には毛細血管を強くする働きがあるため、体を温め、冷え性を改善する働きがあります。
- ダイエット効果
ピペリンによって血流が改善し基礎代謝が高まるため、ダイエットにも効果があると言われています。
ヒハツを使った料理レシピをご紹介!「ヒハツ入り麻婆豆腐」の作り方
材料(2人分)
材料 | 量 | 材料 | 量 |
木綿豆腐 | 1丁 | 油 | 大さじ1 |
豚ひき肉 | 80g | 甜面醤 | 大さじ1/2 |
ねぎ | 1/3本 | 豆板醤 | 大さじ1/2 |
にんにく(チューブ) | 2cmくらい |
- 合わせ調味料
☆鶏ガラスープ・・・100㏄
☆酒・・・大さじ1/2
☆醤油・・・大さじ1
☆砂糖・・・ひとつまみ
☆塩・・・少々
☆こしょう・・・少々
・水溶き片栗粉・・・大さじ1
・ごま油・・・小さじ1
・ラー油・・・少々
・ヒハツ・・・少々
下準備
Ⅰ.豆腐は食べやすい大きさに切り、熱湯でさっと茹で、ザルにあげておく。
Ⅱ.ねぎはみじん切りにしておく。
Ⅲ.合わせ調味料を合わせておく。
作り方
- フライパンで油を熱したところに、にんにく(チューブ)を入れる。
- にんにくの香りが立ってきたところで豚ひき肉を入れ、ほぐしながら炒める。
- 火が通ってきたら、甜面醤を加えて混ぜる。
- 混ざったら、さらに豆板醤を加えて炒める。
- 下準備Ⅲで用意した合わせ調味料を入れ、混ぜる。
- 5が煮立ってきたら、下準備Ⅰの豆腐を加え1分程度煮る。
- 下準備Ⅱのねぎを混ぜ、いったん火を止める。
- 水溶き片栗粉を加え、手早く混ぜ、再び加熱してとろみをつける。
- 最後にごま油をまわしかけ、さらにラー油を加える。
- 器に盛り付けてヒハツをかけて完成です。
いかがでしたでしょうか? ヒハツ特有のピリッと舌に残る風味を生かしたレシピです。
ヒハツを使うことで、より本格的な味を健康的に楽しめますよ。
ヒハツは、血圧が高めの方、冷えを改善したい方、血管の老化防止をしたい方などにオススメです。使い方は「出来上がった料理に加える」ととても簡単ですので、摂取しすぎに注意をしながら、1日小さじ1/2程度の量を習慣的に摂取することを心がけましょう。