忘年会、復活の兆し。忘年会の心配ごとは？

コロナ以降続く忘年会の少人数化トレンドに歯止め？

ワタミ居酒屋の「ミライザカ」「三代目 鳥メロ」の2023年11月12日時点での予約状況が、昨年比では予約件数306％と大幅に伸長しました。
2019年（コロナ前）、2022年（昨年）、2023年（今年）の各年の11月13日時点での忘年会の予約人数において、6人までの予約件数と7人以上の予約件数の推移を比較すると、2019年は87％、昨年は72％。コロナ禍を背景とした忘年会の少人数化のトレンドが見られました。今年は、7人以上のグループでの予約が81％という結果となり、再び大人数での宴会が復活傾向にあることがわかります。

友人・知人、家族や親戚との忘年会の割合増える

auじぶん銀行の20代から50代の働く男女500名を対象に「忘年会とお金」に関する調査では、今年の忘年会に参加する予定の人は半数近くで、昨年の参加率27.8%と比較すると、18.2%アップしていることが分かりました。

具体的に何の忘年会に参加する予定か聞いたところ、最も多かったのは7割近くの人が回答した「職場の忘年会（66.1%）」でした。次いで「友人・知人との忘年会（57.4%）」「家族や親戚との忘年会（15.7%）」という結果になりました。

昨年と比較して、「取引先など仕事関係の忘年会」は、ランクダウンしました。「参加したくない忘年会」について全体に調査したところ、第1位は「職場の忘年会（40.2%）」でした。

忘年会で大変だったことは、人間関係、お金、体調…

これまでの忘年会で大変だったことは、1位「飲み会の場の人間関係（29.8%）」、2位「飲み会代（26.0%）」、3位「飲みすぎ・二日酔い（25.2%）」という結果に。

参加したくない理由として「周りに気を遣って疲れる」といったコメントが挙げられています。

忘年会の平均費用は「3,000円以上～5,000円未満」

「忘年会で大変だったこと」の2位にランクインした「飲み会代」について探るべく、これまで参加した忘年会の1回あたりの平均金額を調査しました。忘年会に参加したことがある人を対象に聞いたところ、「3,000円以上～5,000円未満（45.5%）」「5,000円～7,000円未満（30.5%）」に多くの回答が集まりました。