紫外線から髪を守る5 つのポイントでうる艶髪キープ!
2月も下旬になるとじわじわと出てくる紫外線。5月の紫外線がピークですが、5月~8月までにかけてはずっと紫外線には注意が必要です。
春だからそんなに紫外線も強くないだろうと油断していると、髪の毛もじわじわと痛んできてゴワゴワ、ギシギシに…。肌だけでなく髪も紫外線のダメージは受けてしまいます。
紫外線ダメージで髪がゴワゴワと傷んでしまう前に早めの対策が大切です。紫外線で髪が痛んでしまう理由を知って、今日からできる日焼け対策を始めましょう!
なぜ紫外線で髪が痛んでしまうのか?
毛髪の80〜90%(コルテックス部分の90%)はケラチンなどのタンパク質で構成されています。この髪の毛を構成しているケラチンは様々なアミノ酸が結合して作られています。しかし、髪に紫外線が当たると、髪を構成しているアミノ酸(シスチン、チロチン、フェニルアラニン、トリプトファンなど) が酸化し、別の物質に変化してしまいます。
紫外線によってケラチンがダメージを受け、髪を保護する役割を担っているキューティクルが剥がれてしまいます。キューティクルが剥がれることで、ケラチンなどのタンパク質が流出し、毛髪の内部の構造が切れてしまい空洞化しまいますので、髪は非常に弱い状態になってしまいます。枝毛や切れ毛の増加、ツヤの減少、パサつきなど様々なトラブルが起きてしまいます。
さらに、プールや海水浴などで髪が濡れた状態で紫外線を浴びると、酸化が加速され、ダメージが大きくなります。
髪は自己回復力がないため、一度紫外線によるダメージを受けてしまうと、自然に回復することができません。そのため、乾燥、枝毛や切れ毛、乾燥、ツヤの低下、カラーの脱色といった問題が発生し、パサパサで傷んだ髪になってしまいます。おまけに頭皮まで炎症を引き起こし、日焼けによるかゆみや抜け毛の原因にもなりかねません。こうなってしまわないためにも素髪のままで太陽の光に当たってしまうことのないよう注意することが必要です。
紫外線から髪を守る5 つのポイント
紫外線から髪を守る方法をお伝えしていきます。
ポイント1 帽子をかぶったり日傘をさしたりすること
帽子をかぶったり日傘をさしたりすることーー最も有効な方法と言えます!直接に太陽の光が髪に当たらなければ髪はダメージを受けません。
帽子を被れば、髪と頭皮だけでなく顔の紫外線予防につながります。髪の長い人はお団子などにして、なるべく帽子から髪がはみ出さないように工夫してみてください。
さらに帽子は熱中症・日射病の予防にも効果的ですので、熱中症予防という意味も含め夏場は用意しておきましょう。
ポイント2 髪の毛用の日焼け止めスプレーを使うこと
ファッションやシーンによっては日傘、帽子がNGなんて場合もありますよね。
そんな時は髪の毛用の日焼け止めを使用しましょう。スプレータイプであればベタつきが少なく、髪型をキープできるというメリットもあります。スプレータイプは手も汚れないのでお手軽です。髪全体に吹きかけて、日中の紫外線ダメージから髪と頭皮を守ることができます。
さらにスプレータイプの場合は2~3時間おきにスプレーすることで、紫外線予防効果が持続します。汗をかいたときや、髪をタオルで拭いた後などにもつけ直すのが◎。
ポイント3 低刺激な優しいシャンプーで洗う
まず紫外線を受けないという予防対策は大切ですが、万が一受けてしまった場合のケアが重用になります。
紫外線を浴びた髪や頭皮は、非常に敏感な状態です。洗浄成分の強いシャンプーを使うと、さらなる髪の傷みや頭皮環境の悪化を招いてしまいます。シャンプーによって、さらに髪や頭皮にダメージを与えないように低刺激タイプのシャンプーを使いましょう。
低刺激のシャンプーとしては、オーガニックシャンプーやノンシリコンシャンプー、アミノ酸系シャンプーなどがありますので、夏場は1本用意しておくと安心です。
ポイント4 保湿力の高いトリートメントを使う
紫外線を浴びた髪は、表面のキューティクルがはがれて潤いが失われた状態になっています。そのため、紫外線を浴びた髪には、保湿力の高いトリートメントがおすすめです。
長時間日光に当たってしまったような日には集中ケアのヘアマスクをつけ、数分間おいて浸透させてあげると良いでしょう。
ポイント5 アウトバストリートメントで保護膜を作る
前述の通り、紫外線を浴びた髪はキューティクルが弱っている状態なので、お風呂上りは洗い流さないトリートメントは必須アイテムになります。髪表面をコーティングして、膜を作ってあげることで、髪の毛の水分の逃げ道を防いでくれます。乾燥防止にはオイルタイプが有効です。
せっかく楽しかったお出かけも髪のダメージで憂鬱な気分にならないために、日頃から髪の毛を元気にしてあげることが大切になります。また、紫外線対策をおざなりにして、夏の終わるにバサバサ髪にならないためにも、少しの手間をかけて、日々のお手入れ頑張ってみましょう!