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美肌ケアにもいい桃の葉の効果効能と桃の葉ローションの作り方

美容
川端真弓
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美肌ケアにもいい桃の葉の効果効能と桃の葉ローションの作り方

3月に入るとすぐ、日本の伝統行事で女の子の無病息災を願う「ひな祭り」が行われますが、ひな祭りには「桃の節句」という別名があります。「桃の節句」は、桃には厄除け、魔除け、邪気を払うという効果があると信じられていたことに由来されています。

ただし、厄除け、魔除け、邪気が、桃の効果はではありません。桃は実はとっても美味しいですが、桃の葉には驚くべき効果があります。美容効果が期待できる桃の葉、桃の葉を使ったローションの作り方も紹介します。

桃はバラ科の植物

そもそも「桃とは何ぞや?」からのご説明をしていきましょう!

実は桃はバラ科の植物です。と言ってもリンゴやサクランボにイチゴ、洋梨もバラ科の果物。バラ科の果物も多いのは、意外ではありませんか。

もともとは観賞用だった桃

「桃栗3年、柿8年」と言われるように、桃は植えてから3年もすると成木となり、たくさん実をつけてくれます。旬は早生が6月から7月にかけて、晩生が8月終わりから9月中頃まで。全国で100種類以上の桃が栽培されています。

桃の原産は中国だと言われていますが、日本では弥生時代の遺跡から桃の種が見つかったとされています。もともとは観賞用として栽培されていて、食用として普及してのは明治時代に入ってからだそうです。

桃の元祖と言えば「白桃(はくとう)」。明治32年に岡山県で、園芸家・大久保重五郎氏により発見され、100年以上経った今も栽培されている超ロングセラーの桃です。

美肌ケアやむくみ改善にも効果?!

次に桃の葉の効果効能について見ていきましょう!

桃の実には腸内環境を整えたり、疲労回復、高血圧や糖尿病の予防といった効果がありますが、桃の葉には以下のような効果効能があります。

桃の葉の効果効能
消炎、保湿、抗酸化作用、新陳代謝の活性化、皮膚トラブル、美肌ケア、アンチエイジング、鎮痛、殺菌、抗がん作用、便秘・下痢の緩和、むくみの改善、皮下脂肪の分解など

女性にとっては嬉しい効果ばかり。これらの作用から、様々なスキンケアやメイク用品、頭皮ケア、シャンプー、トリートメント、洗顔料や入浴剤など幅広く配合されています。

桃の葉の活用法

桃の葉は別名を「桃葉(とうよう)」といい、中国では漢方薬、日本では民間薬として古くから親しまれてきました。

ご自宅に桃の木があったり、手に入るのであれば生葉を使うのが良いのですが、ネットショップで乾燥させた葉っぱを購入するのが簡単かと思います。

お茶として飲む場合は、熱湯で5~10分抽出。成分をしっかり抽出したい場合は、沸騰後、弱火で15~20分程煮出します。このままお風呂に入れれば入浴剤としても使えます。

出典:https://www.instagram.com/p/Bl3GxZzBU09/

桃の葉ローションの作り方

乾燥した葉っぱを使った桃の葉ローションを作ることができます。ただし、防腐剤など一切使っていないので冷蔵庫で保存し、2~3日で使い切れるよう、作る量は加減した方がいいでしょう。

材料

  • 桃の葉(ドライ)・・・3g
  • 水・・・200ml

作り方

  1. 鍋に桃の葉と水を入れて火にかけます。
  2. 沸騰したら弱火にし、5~10分程煮て火を止めます。
  3. 桃の葉を取り除き、煮汁を冷ませば出来上がり。
  4. 容器に入れて冷蔵庫で保存します。


しっとり感を出したい場合は、水100mlに対しグリセリン5mlを加えてもOK!顔だけでなく全身に使えますので、スプレー容器に入れておくと便利。これから日差しも強くなってきますので、日焼け後のお手入れにシュシュッとスプレーするといいですよ。

出典:https://www.instagram.com/p/B6TE2TLJ_Et/

桃の生葉は5月以降でないと手に入らないことが多いのですが、乾燥した桃葉を使って、ひな祭りに「桃湯」に入るのもいいかもしれませんね。

出典:https://www.instagram.com/p/B0bwQNQFq8i/

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