肌の潤いムラにワイルドタイムエキス
お肌の潤いに「ムラ」を感じることはありませんか?
年齢とともに肌の乾燥は気になりますが、特に40代以降のお肌の悩みに「潤いにムラ」があります。
肌の中でも一部だけ乾燥し、それ以外は乾燥していない状態=潤いにムラがある状態です。
ここでは、「この潤いムラ」に着目してその原因と、対策、お肌に効果的なワイルドタイムをご紹介していきます。
潤いムラのメカニズム
潤いムラの前に乾燥肌のメカニズムをご説明していきます。
乾燥肌の状態
そもそも乾燥肌とはどういう状態なのか。
乾燥肌とは、肌の水分・油分どちらも不足していて、潤いがなくなっている状態です。
特に、お顔の中では皮脂の分泌が少ない頬や目元、口まわりなどが乾燥しやすくなります。
肌内部の水分蒸発を防ぐ角質層
私たちの皮膚は皮膚表面から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層から成り立っています。乾燥と密接な関係にあるのが、表皮の一番外側にある「角質層」です。
この角質層には「バリア機能」という役目があり、バリア機能が正常に働いていると肌の水分を保ち蒸発を防ぐとともに油分も逃げることなく、アレルゲンなどの侵入や外的刺激から肌を守ります。
角質層は、「角質細胞」と角質細胞の間を埋めている「細胞間脂質(セラミド)」、角質細胞内にある「天然保湿因子(NMF)」から成り立っています。
つまり、これらが正常に機能していることで、肌の潤いを保っているのです。
バリア機能が低下する原因
このバリア機能が低下する主な原因として5つあります。
肌のターンオーバーの乱れ
健康な肌は、皮膚の新陳代謝であるターンオーバーによって常に新たな細胞に入れ替わり、バリア機能が保たれます。
何らかの原因でこのターンオーバーのサイクルが早まったり遅れたりすると、天然保湿因子(NMF)やセ細胞間脂質が生成されにくくなったり、バリア機能が低下します。
冷暖房の長期利用による空気の乾燥
エアコンは空気中の水分も一緒に吸収してしまうため空気が乾き肌のバリア機能が低下します。
紫外線によるダメージ
紫外線がお肌のシミ・しわなどさまざまなトラブルを引き起こすことは知られていますが、何より肌の一番外側にある角質層はストレートに紫外線のダメージを受けて、バリア機能を低下させます。
間違ったスキンケア
過度の洗顔や、洗浄力が強すぎるものを使用したり、42度以上のお湯で洗顔をすると肌表面の必要な油分を奪い、バリア機能が低下します。
加齢による皮脂分泌量の現象
年齢と共に天然保湿因子(NMF)、セラミドなどの細胞間脂質は減る傾向にあります。
これらが減少することで、バリア機能が低下しやすくなります。
潤いにムラがある肌の特徴
では、乾燥肌が分かったところで潤いにムラがある肌とはどういう状態でしょう?
・部分的に乾燥する
肌のうるおい成分でもある油分=皮脂は毛穴に開口している皮脂腺から分泌されています。
つまり、毛穴の少ない部位は乾燥しやすいと言われています。
一般的に、目の周りや、口周り、唇、頬、フェイスラインが乾燥しやすいです。
これが、潤いにムラがあるという肌状態になります。
潤いにムラに自然のエキス「ワイルドタイム」
ワイルドタイムエキスは、肌のバリア機能を正常に保ち肌本来の潤いを取り戻すことに大変効果的なため、潤いムラ肌の改善に◎
ハーブから抽出される天然エキス、ワイルドタイムエキス
ヨーロッパ原産のワイルドタイムというハーブから抽出される天然エキスです。
気品のある爽やかな香りが特徴です。
葉や茎から取り出した液をエタノールなどで抽出したエキスで、テルペン系の精油、タンニン、サポノサイドなどを含んでいます。
フィラグリン産生促進効果が肌の潤いを取り戻す
ワイルドタイムエキスにプロフェイグリンやフィラグリンの産生を促進する作用があることが近年わかりました。
フィラグリンは塩基性タンパク質で皮膚の角質層の産生を促進しバリア機能を向上させます。プロフェイグリンは、角質層の形成時にフィラグリンに変化し最終的にターンオーバーによって天然保湿因子(NMF)に変化します。
角質層の正常な働きを維持するためにはフィラグリンが必要で、アトピー性皮膚炎の患者にはフィラグリンの遺伝子に異常があることが分かっているそうです。
植物性エキスの中では最もフィラグリン産生促進効果がある他、肌の潤いを取り戻すアンチエイジング成分として注目されており、基礎化粧品によく含まれるようになりました。
さらに、最近の研究でメラニンの働きを止める作用が発見され美白効果も期待されています。
いかがでしたか?
潤いムラ肌に効果的な、ワイルドタイムエキスを使用した基礎化粧品、ぜひ使ってみてください