米ぬか発酵浴、体験レポート!

発酵浴とは
発酵浴とは、ヒノキのおがくず(ヒノキパウダー)や米ぬかなどの有機物を発酵させ、そこから発生する自然発酵熱を利用した乾式温浴法のことです。
酵素風呂とも呼ばれます。自然の醗酵熱により60~70度の温度に温められ、体感温度は43度前後。体の芯から温めることにより、血液の循環が良くなり、内臓の機能が活発になると言われています。
米ぬかの酵素浴の場合、米ぬかに入っているビタミンやミネラルも吸収できるので、お肌のうるおいアップにも役立ってくれます。
- 米ぬか100%
- ヒノキ・スギのおがくず+米ぬか
- ヒノキ
- 珈琲酵素風呂
米ぬか発酵浴の独特の臭いに慣れることができない人はヒノキ・スギのおがくずが半分くらい入っている米ぬか発酵浴か、ヒノキの発酵浴などがおすすめです。
米ぬか発酵浴のメリットとデメリット
発汗作用
15分でランニング約15㎞分の発汗量とも言われています。運動が苦手な人は、発酵浴で汗をかくのがおすすめ。スポーツで大量に汗をかくまでに、スポーツする体力がない人もいるでしょう。久しぶりにジョギングしても走るだけで精一杯で汗をかくまで、走れないこともあるでしょう。デトックス効果やむくみ対策が期待できます。
デトックスも
体の深部から温めることができるので、新陳代謝を上がり、老廃物が流れやすい体に改善されます。HSP(ヒートショックプロテイン)は、体温が38℃以上になると増える性質があります。このHSP(ヒートショックプロテイン)は、ストレスを受けて傷ついた細胞を修復する働きがあります。 HSP は 2 日後をピークに 1 ~ 4 日後に増加すると言われています[※1]
好転反応
だるさや眠気、倦怠感、吹き出物などのような好転反応が出ることもあります。好転反応はあくまで一時的な症状であり、しばらくすると不調は改善し、体がより良い状態に整いやすくなります。
衛生面が気になる
発酵風呂に入浴すると大量の汗をかきますが、米ぬかの中に生きる微生物が汗などの老廃物もすぐに微生物が分解してしまいます。
のぼせる可能性がある
酵素風呂に入り慣れていない場合、熱が体にこもってしまい、のぼせる可能性もあります。がんばりすぎてしまうと、湯あたりしたときのようにのぼせてしまうので、熱い・きついと感じたときは手足を出すことで防ぎましょう。日ごろに汗がかけない人は、通い続けて汗をかけるようにしましょう。
米ぬか発酵浴の感想
米ぬか発酵浴は独特な臭いが漂っています。その臭いが苦手でギブアップしてしまう方もいるそうです。
酵素風呂が15分~20分程度を推奨されています。米ぬか発酵浴では、血液循環がよくなり、全身に血が回り、スポーツをしているのに近い状態となります。
10分でも、結構ハードなスポーツをやっているような感覚になるので、運動が苦手な方や運動不足の方にはオススメです。なかなか運動は慣れてないと強度を上げることもできないので、発酵浴までの効果を出すには時間がかかるのではないかと思います。
米ぬか発酵浴後は、洋服などに臭いがついてしま可能性があるので、しっかり洗い流しましょう。米ぬかのミネラルやビタミンも経皮吸収できるため、お肌もツルツルになります。
週に1回程度、定期的に通うことができたら、体を整えることができそうです。ジョギングを2時間するくらいの汗を15~20分でかくことができるようなので、米ぬか発酵浴はお手軽なスポーツといえば、そうかもしれません。
参考
※1…マイルド加温,運動によるヒート ショックプロテイン(HSP 70)の 誘導とストレス防御|愛知医科大学医学部 泌尿器科