ゴースト血管改善で注目の"ヒハツ"の効能とレシピ
「ゴースト血管」の改善に効果的な食材として注目されているヒハツ。ヒハツの働きや特徴、ヒハツの1日の摂取量の目安は?、ヒハツを使った料理、ヒハツを使った簡単レシピ「鶏肉のウインナー風入りポトフ」を紹介します。
ヒハツとは
ヒハツは別名ロングペッパーという名称も持ち、一般的な丸いこしょうと違い、長さ2.5cmほどの細長い形をしています。こしょうと同化同属の植物で、現在日本でも沖縄で栽培されています。粉末状にしたヒハツは沖縄名物のソーキそばや汁物などに振って食べられています。他にも「島こしょう」、「ヒバーチ」、「ピパーツ」、「フィファチ」などと呼ばれることもあります。一見、手に入りにくそうな印象ですがスーパーのスパイスコーナーに粉末状のヒハツが売っていることも多いです。
ヒハツが注目されている理由とは?
最近「健康長寿の鍵は毛細血管にある」と、血管を健康に保つ方法がテレビや雑誌などのメディアよく取り上げられています。毛細血管は、血液が流れ続けることで、健康な状態を維持できます。しかし、血管構造が破綻してしまうと血液成分が運搬の途中で漏れてしまい、末端まで栄養が届かなくなります。その状態が続くと、毛細血管はボロボロになり、いずれ消えてしまいます。その状態をゴースト化と言い、消えてしまう毛細血管をゴースト血管と言います。
ゴースト血管が発生してしまう原因は、加齢による血管の老化が挙げられますが、20代や30代の若年層でもゴースト血管がある人が増えています。食生活や睡眠不足などの乱れた生活が大きく影響しています。
毛細血管がゴースト化してしまうと身体にどのような影響があるかというと、運ばれるはずの酸素や栄養を届かずに細胞が死んでしまい、健康や美容に大きな問題を引き起こすことがわかってきています。
美容や健康に影響を与えるゴースト血管を復活させることで注目を集めているのがシナモン・ヒハツ・ルイボスなどのスパイスです。ボロボロになってしまった毛細血管の細胞の漏れを防ぐ働きにつながります。
ヒハツの1日の摂取量の目安は?
小さじ1/2ほど(約1g)で十分です。約1gで内臓の温度が上がるという研究結果があります。
ヒハツはスパイスなので刺激物でもあります。摂り過ぎは、胃腸を刺激したり、薬を飲んでいる方は効果を強めたり、弱めたりしてしまう可能性もあるため摂り過ぎには注意しましょう。
ヒハツの味・料理との相性は?
ヒハツの味は胡椒(こしょう)に似た辛味があります。またスモークしたような香りやシナモンのような独特の甘みもあります。
基本的には胡椒を使うお料理に胡椒の代わりにヒハツを入れるだけで大丈夫です。
お肉の臭みを取る役割もあるので、ハンバーグやロールキャベツの肉だねなどに加えると効果的です。
沖縄ではソーキそばなどにかけて使われているので、ラーメンやうどんなど麺類を食べる際に一振りしてみても良いですね。
また飲み物に加えるのもおすすめです。ホットミルクに少量のヒハツを加えるとチャイのような冬にぴったりのスパイシーな風味の飲み物になります。お好みでハチミツなどの甘みを加えるとさらに飲みやすいですよ。
手軽にコーヒーに入れてみるのもおすすめです。スパイシーな風味が感じられ、いつもと一味違ったコーヒーになります。毎日コーヒーを飲む方は、ヒハツを取り入れる習慣にもなるので良いのではないでしょうか。
独特な味や風味に感じるヒハツですが、一度食べるとクセになるという方もいらっしゃいます。
ヒハツを使った簡単レシピ
鶏肉のウインナー風入りポトフ
脂分が少なくヘルシーな鶏ひき肉にお肉の臭みを取る効果も期待できる「ヒハツ」を加えて作ったウインナー風です。
ラップに包んで、レンジで簡単に作る事ができます。そのままケチャップやマスタードと一緒に食べても良いですし、レシピのようにポトフにして野菜とともに召し上がるのもおすすめです。1人分で1日の摂取量の目安小さじ1/2が摂取できるレシピとなっています。
材料 2人分
- 鶏ひき肉200g
- ヒハツ 小さじ1
- 塩 小さじ1/4
- キャベツ 1/6玉
- にんじん 1本
- じゃがいも 1個
- 水 400ml
- コンソメ 小さじ1
作り方
- 鶏ひき肉、ヒハツ、塩を合わせてよくこねる。
- 4等分にして、一つずつラップにくるみ、7cmほどの細長い形に成型する。
- 耐熱皿にのせて、500Wの電子レンジで3分加熱する。(火の通りが甘い場合は10秒ずつ追加する。全体の色が白っぽく変わっていれば大丈夫です。)
- キャベツ、にんじん、じゃがいもは一口大に切る。
- 鍋に水、にんじん、じゃがいもを入れ火にかける。
- じゃがいもに竹串を刺してすっと通るまで柔らかくなったら、キャベツ、コンソメを加えて煮る。
- 3と一緒に盛り付けて完成。