寒い冬を乗り切る!免疫力UPなど緑茶で期待される健康への効能とは?
12月に入り寒さも本格的に増していく中、温かい飲み物が飲みたくなる方も多いのではないでしょうか?
冬の寒さを乗り切るのにおすすめなのは「緑茶」です。
コンビニなどでも手軽に手に入る緑茶ですが、実は様々な健康的な効能が含まれています。
そこで今回は緑茶にどのような健康を促進する効能が含まれているか解説していきます。
緑茶をアレンジした冬にぴったりのレシピも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
冬にぴったりな緑茶の健康への効能とは?
緑茶には様々な健康に対する効能があります。
ここでは以下3点を中心に紹介していきます。
- 免疫力アップ
- インフルエンザ予防
- コロナの不活化に関与?
効能①免疫力アップ
緑茶含まれるカテキンには免疫力のアップを期待できる効能があります。
カテキンは、活性酸素の発生を抑制する作用があるため、抗酸化物質としての役割がありますが、実はウイルスが細胞に付着するのを阻止し、ウイルスの感染を防ぐ効果が期待できます。
また、カテキンの一種であるエピガロカテキンには、 免疫細胞のマクロファージを活性化させる作用があるため、免疫力の向上も期待できます。
さらに緑茶にはビタミンCが多く含まれており、その含有量はレモンの5倍ほどにもなります。
ビタミンCには皮膚や粘膜を保護し、ウイルスが体内に侵入するのを防ぐ役割も果たしています。
ビタミンCは肌の保湿やハリにも関係するコラーゲンの産生を促す作用があるのも嬉しい点です。
効能②インフルエンザ予防
静岡県立大学の山田浩教授の発表によれば、 インフルエンザウイルスの表面はスパイク状の突起を持つ糖タンパク質で覆われており、カテキンはこの突起に張り付くことでインフルエンザウイルスが細胞に付着するのを阻止する働きがあるとされています。
細胞を使った基礎研究で上記の結果が証明されているため、緑茶を摂取することでインフルエンザの予防につながる可能性が示唆されています。
【参考】お茶でインフルエンザは予防できるか?認知機能低下は改善するか?
効能③コロナの不活化に関与?
京都府立医科大学の研究によると、緑茶に含有されている茶カテキンによって、試験管内で人の唾液に含まれる新型コロナウイルス不活化が確認されています。
このことから緑茶を摂取することで、唾液内のコロナウイルスの感染能力を低下させることにより、コロナウイルスが他の人に伝染するリスクの低減効果が期待されます。
現状ではあくまで試験管内での実験のため、実際のヒトでどうなるかまでは確認されていませんが、ヒトでの研究も進んでいるため、今後の研究成果に期待したいところです。
【参考】 茶カテキン類による新型コロナウイルス不活化効果を試験管内の実験で確認(京都府立医科大学と伊藤園の共同研究)
冬におすすめ!緑茶をアレンジしたあったかレシピ5選
ここでは冬場にオススメしたい緑茶を使ったあったかレシピを5選紹介していきます。
ペットボトルのお茶で簡単に作れるため、ぜひ参考にしてみてください。
緑茶鍋の鯛しゃぶ
健康的で低カロリーに体を温めたい方には茶鍋がおすすめです。
タンパク質が豊富な上に低脂肪のためダイエットにもおすすめできます。
鯛以外にもブリを使ったり、塩以外にもポン酢を使ったりしてみても美味しく食べられます。
【材料】(1人前)
- 市販の緑茶:400cc
- 絹豆腐:半丁
- 鯛の刺身:50g
- 薬味:ネギ、わけぎなどお好みで
【作り方】
- 小鍋に緑茶を入れて、沸いたら角切りにした豆腐を入れる。
- ネギは刻んで洗って、鯛は薄く切って盛る。
- 太陽しゃぶしゃぶして塩で食べる。
ごろっとお野菜の緑茶ポトフ
大満足の食べ応えで日持ちもするポトフ。
ポトフの旨みを緑茶でより引き出すことができます。
人参にはβ-カロテン、ブロッコリーには葉酸やビタミンC・E・Kにカリウムと栄養たっぷり。
カブと人参は皮を剥がさずに、まるごと入れることができるので、食品廃棄ロスにも優しいレシピです。
【材料】(1人前)
- 市販の緑茶:300cc
- ウインナー:2本
- カブ(中玉):1個
- ブラウンマッシュルーム:3個
- 人参:3かけ
- ブロッコリー:3個
- コンソメ:1個
- 粒マスタード:お好みで
【作り方】
- カブとマッシュルームはそのまま、人参は乱切り、ブロッコリーは房ごとに分ける。
- ブロッコリー以外の材料を鍋にいれて、弱火で30分煮る。
- 最後にブロッコリーをいれて、サッと炊いたらマスタードを添えて完成。
緑茶のトマトおでん
トマトを丸ごと使ったレシピで写真映えも期待できるおでん。
トマトに含まれるリコピンは抗酸化作用があり、加熱することでより体内に吸収されやすくなります。
緑茶の風味を楽しむのはもちろん、とろろ昆布やチーズをのせてアレンジを加えてみてもおいしくいただけます。
【材料】(1人前)
- 中玉トマト:1個(複数個まとめての方が作りやすい )
- 市販の緑茶:300cc
- 白だし:大さじ2
- トッピング:とろろ昆布やチーズをお好みで
【作り方】
- トマトを10秒茹で、冷水につけて湯剥き。
- 小鍋にトマト、緑茶、白だしをヒタヒタになるまでいれて、極弱火で20分ほど炊く。
- 器に盛って、お好みでとろろ昆布やチーズをのせて完成。
緑茶のお雑煮
お正月の家庭料理であるお雑煮に緑茶を加えることで優しい味にアレンジ。
鶏もも肉に含まれる必須アミノ酸「メチオニン」は肝機能を高める効果が期待でき、アルコールが多くなりがちな年末年始にもぴったりのレシピです。
人参や大根でビタミンCを、青菜で食物繊維も採れるのも嬉しい点です。
【材料】(1人前)
- 市販の緑茶:200cc
- 白だし:大さじ1
- 塩:少々(1~2g)
- 餅(今回は丸餅):1個
- 鶏もも肉:50g
- かまぼこ:20g
- 人参や大根:適量
- 三つ葉や柚子:少々
【作り方】
- 緑茶と白だし、塩を鍋で沸かす。
- 切った鶏肉や野菜をいれて5分煮込む。
- 焼いた餅を入れる。
- お好みで柚子や三つ葉を飾る。
緑茶の和風フォー
鶏がらベースのあっさりした味付けに、緑茶のさっぱり感をプラスしたレシピ。
原料が米粉のフォーは、他の麺に比べて糖質が少ないのが嬉しい点です。
また、代謝を良くし体を温める作用があるカプサイシンを含んだ唐辛子も入っているため冬場にもぴったりです。
【材料】(1人前)
- フォー麺:1人前80g
- 市販の緑茶:300cc
- ★鶏ガラスープの素:小さじ1
- ★ナンプラー:小さじ½
- 鶏もも肉80g
- 胡椒:少々
- 薬味:ネギ、レモン、パクチー、 紫タマネギ、糸唐辛子などお好みで。
★:調味料
【作り方】
- 緑茶を沸かし、★の調味料と鶏肉を入れて10分弱火で加熱。
- フォー麺を茹でる。
- 麺の上に切った鶏肉、薬味を盛り付けて胡椒をふり完成。
緑茶レシピを生活に取り入れていこう!
緑茶に含まれるカテキンは、免疫力向上を含めウイルスに対する抵抗力など、何かと体調が悪くなりがちな冬場にはもってこいの飲み物です。
飲み物だけで飽きてしまう場合には、今回紹介したレシピを活用して、上手く日常生活に緑茶を取り入れてみてください。
緑茶で免疫力を高めて、寒い冬を元気よく乗り切っていきましょう。