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果物の甘さは何で決まる?旬・保存方法までわかる意外と知らない豆知識

現役ファーマーTAKA YASU
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果物の甘さは何で決まる?旬・保存方法までわかる意外と知らない豆知識

同じ果物を買ったはずなのに、「前より甘い」「今回は少し物足りない」と感じたことはありませんか。
実は、果物の甘さは糖度だけで決まるものではありません。育った環境や旬の時期、保存方法、食べるタイミングによって、同じ果物でも味の印象は大きく変わります。
この記事では、果物が甘く感じられる理由と、旬や保存のポイントを紹介します。

果物の甘さは糖度だけで決まらない

果物の甘さというと、「糖度が高い果物は甘い」というイメージを持つ人が多いかもしれません。確かに糖度(Brix)は目安のひとつですが、実際に感じる甘さはそれだけでは決まりません。

同じ糖度でも、酸味が強ければさっぱり感じ、香りが弱いと甘さがぼやけてしまいます。また、冷やしすぎると甘さを感じにくくなることもあります。これは低温によって味覚の感度が下がるためです。

果物のおいしさは、糖分・酸味・香り・食べるタイミングが組み合わさったバランスによって決まります。

旬の果物がおいしい理由

こうした味のバランスが整いやすいのが「旬」の時期です。
旬とは、果物が自然な環境の中で無理なく育ち、おいしくなりやすい条件がそろう時期を指します。日照時間や気温、昼夜の寒暖差などが適していると、糖と酸のバランスが整い、香り成分も作られやすくなります。
そのため、旬の果物は結果として甘く、風味豊かに感じられやすくなります。

追熟できる果物はバナナやキウイ、桃、洋梨…

旬とあわせて知っておきたいのが「追熟」です。

バナナやキウイ、桃、洋梨などは、収穫後も呼吸を続け、時間とともにでんぷんが糖に変わり、香りも増していきます。これらは少し硬めの状態で流通し、常温で置くことで甘みが引き出されます。

一方、いちごやぶどう、柑橘類の多くは追熟しにくく、収穫時点が味のピークに近い果物です。

 

果物を購入した後の保存方法。常温と冷蔵の使い分けはあるの?

追熟が必要な果物(バナナやキウイ、桃、洋梨など)は、常温保存が基本です。風通しの良い場所に置き、食べごろになってから冷やすことで、甘さと香りを保ちやすくなります。

バナナ常温

すでに食べごろの果物や追熟しない果物(いちごやぶどう、柑橘類)は、劣化を防ぐために冷蔵保存が向いています。ただし、冷蔵庫で長時間冷やしすぎると甘さを感じにくくなるため、食べる前に1〜2時間冷やすことがポイントです。

直売所や産直で販売される果物は、長距離輸送や長期保存を前提にしていません。そのため完熟に近い状態で並ぶことが多く、味が出やすい反面、日持ちは短めです。保存するよりも、状態を見ながら早めに食べる方ことをおすすめします。

参考までに季節ごとの代表的な旬の果物を紹介します。

季節ごとに楽しめる旬の果物一覧

春(3〜5月)

  • いちご:とちおとめ(栃木)、あまおう(福岡)
  • 柑橘類:デコポン(熊本・愛媛)、甘夏(熊本)
  • 国産キウイ:香緑(愛媛)

夏(6〜8月)

  • スイカ:尾花沢スイカ(山形)、熊本スイカ
  • 桃:白鳳・あかつき(山梨・福島)
  • さくらんぼ:佐藤錦(山形)
  • ぶどう(早生):デラウェア(山梨)

秋(9〜11月)

  • りんご:ふじ、つがる(青森)
  • 梨:幸水・豊水(千葉・茨城)
  • 柿:富有柿(岐阜・奈良)
  • ぶどう(晩生):シャインマスカット(長野・山梨)

冬(12〜2月)

  • みかん:温州みかん(愛媛・和歌山)
  • りんご(貯蔵):ふじ(青森)
  • 輸入キウイ:サンゴールド(ニュージーランド)

ぜひ次に果物を手に取るときは、旬や保存方法にも目を向けて、いちばんおいしいタイミングで楽しんでみてください。

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