春の眠さ・倦怠感は「肝」の低下?肝の機能を補う食事でエネルギーチャージ

「春眠暁を憶えず」有名な漢詩の一節だが、このように昔から春は眠いもの決まっていたようです。
季節の移り変わりが穏やかだった時代は眠いだけで片付いていたような気もします。昨今のような変動が激しいとなんとなく眠いだけでなく、倦怠感、疲労感、体調不良が加わって、快適な日々が送れなくなります。
春の眠さ・倦怠感への対策を考える前に、春にダルさを感じる原因を調べてみましょう。
春の不調はどこから?
中医学では季節の変化は五臓に直接的に影響すると考えられています。五臓とは肝、心、脾、肺、腎のことです。春は肝が活発になる季節だそうです。
「肝」はエネルギーの貯蔵庫であり全身に気を巡らせるサポートをします。
ところが「肝」はストレスの影響を受けやすいのです。春は異動や入学など生活環境の変化があり、ストレスフルになります。
「肝」の働きが低下すると、全身に「気」を巡らすサポートができなります。そのため、イライラしたりやる気がなかったり、なんとなくだるいといったような身体の不調があらわれることになるというのです。
春にダルさ対策としては、「肝」の養生をする食べ物の摂取と中医学では説明しています。
春の眠気や倦怠感、食事で対策
春は肝の働きに影響を及ぼし、気の巡りが悪くなります。ある調査では7割の人が倦怠感、疲労感、眠気などの体調不良を訴えています。その対策として、ここでは肝の機能を補う食材を紹介しましょう。
イカ
イカは良質のたんぱく質が多く、脂質の少ない食材です。コレステロールを減らす作用があるタウリンが豊富なことはよく知られています。タウリンは肝臓の機能を高めます。
また、イカのビタミンEは抗酸化ビタミンの一つで、増血作用が高く血行を改善し老化予防の働きもあります。春に旬を迎えるホタルイカは、ビタミンEの宝庫です。
春の新生活に疲れたらイカでパワーチャージはいかがでしょうか。他にイカと同じ効果の食材としてアボカドがあります。

セロリ
セロリの独特の香りや苦み成分にはイライラを軽減する効果が期待されています。気のめぐりの不調は精神が不安定になりがちです。セロリには精神を落ち着かせる鎮静効果が期待できるようです。

菜の花
菜の花にはビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは細胞を酸化から守る抗酸化作用があり「肝」の機能を高める働きが期待されます。自律神経のバランスを整える作用も期待されるので、体調や精神的な安定を崩しやすい春にはお薦めの食材です
他にはこの時期旬のアサリ、ジャスミン茶なども情緒不安定の解消の可能性があるようです。

タラの芽
薬膳の考えでは、春を快適に過ごすには、五味(ごみ)という考えのもと、「苦味」と「甘味」のある食材がおすすめされています。うど、たけのこ、タラの芽などの苦味のある食材は、冬の間に不足した栄養を補給し、体の中の老廃物を外に出すはたらきがあります。

- イカと菜の花のバルサミコ酢和え
- ほたるいかと菜の花の酢味噌和え
- セロリの白だし即席漬け
- 新キャベツとあさりの白ワイン蒸し

美味しく食べては春の眠気や倦怠感をふきとばして、快適な日々を過ごしましょう。
「疲れたから甘いものが食べたい」と思い、疲れた時の息抜きに甘いものを食べがちですが、落とし穴があります。「新生活疲れをためない食事法!疲れに効果的な食材とNGな食材」では、疲れている時にとりすぎ注意な食品と疲れている時にとると効果的な食品もご紹介します。
ビタミンB1を多く含む豚肉は、糖質をエネルギーに変えたり、脳の働きを良くするなどの働きをします。アリシンを多く含むネギは、乳酸を分解してくれる働きがあります。豚肉とネギををたっぷり使用した「新生活で疲れている時に疲労回復レシピ🎵簡単ねぎ豚丼」は、疲れて帰ってきた後でも作りやすいのでおすすめです。