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緑茶

江戸時代から庶民に広がった緑茶

中国で普及し、発展したお茶は、奈良・平安初期に留学僧が持ち帰ったことで、日本に伝わりました。聖武天皇の時代(奈良時代)には、薬として貴族階級の一部の間で飲用されていました。鎌倉時代になると武士階級にも喫茶が浸透し、江戸時代には一般庶民にもお茶が浸透していきました。お茶は歴史があり、製造方法が改良され、普及していき、喫茶は我々の生活習慣の一つとして定着しています。 緑茶の原料はツバキ科ツバキ属に属するチャノキ(茶の木)です。ウーロン茶、紅茶、緑茶も同じチャノキの茶葉を原料した飲み物ですが、製造過程の違いがあり、区別されます。

  • 紅茶・・・発酵茶
  • ウーロン茶・・・半発酵茶
  • 緑茶・・・不発酵茶

緑茶は、第一工程で茶葉を蒸気や火熱で熱することで、茶葉の酸化酵素の働きが抑えられます。カテキンは酸化に弱いので、ウーロン茶や紅茶に比べて、多くカテキンが含まれます。

緑茶の特徴

がん予防

緑茶抽出物やカテキンには抗突然変異抑制作用や発癌プロモーター抑制作用があり、発がんを抑制する可能性があるという研究結果も報告されています。緑茶のガン抑制作用の可能性に期待がされています。

参考:公益財団法人 世界緑茶協会

参考;お茶百科 お茶のことを知って、もっと身近に。お茶とともに楽しい生活を。

脂肪燃焼

カテキンには肝臓において脂肪酸の燃焼を促進する作用があると言われています。運動前に飲むことで脂肪の分解や燃焼が効率的に行われます。

血圧低下

ポリフェノールは抗酸化作用が強いことで有名です。緑茶に含まれるポリフェノールにより、活性酸素を除去し、LDL(悪玉コレステロール)を抑制し、動脈硬化を予防し、高血圧を防ぐと考えられています。

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