あなただけではなかった!?在宅勤務で体重増加が増えた割合は?
新型コロナ感染症の拡大に伴い、政府は4月7日に、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県に緊急事態宣言を発令しました。
事業者に対して、「オフィスでの仕事は原則自宅にしていただきたい」「出勤が必要な場合も出勤者を最低七割は減らす」など要請しました。
緊急事態宣言を受けて、多くの企業でテレワーク(リモートワーク)を導入し、従業員の在宅勤務に切り替えられました。
実際、どれくらいの企業でリモートワークに切り替えられたのでしょうか。また、テレワークにより、どのような悩みを抱えるようになったのでしょうか。
ユーザー参加型のランキングコミュニティサイト「みんなのランキング」にて、2020年4月23日に、新型コロナウイルスに関する実態調査レポートが発表されました。
- 調査方法:インターネット上でのアンケート調査
- 期間:2020年04月15日 ~ 2020年04月22日(複数回にわけて実施)
- 回答者数:1824人(男性946・女性878)
- 回答者居住地:東京都・大阪府
- 回答者年齢:20~79歳
リモートワークはどれくらい実施されているの?
最も多かった回答は「変わらず毎日出勤している」で、全体の39.47%。出勤と回答した人のなかで半分以上の人が、密集度が高いとされる電車・バスで通勤していることもわかっています。
次いで多かったのは「たまに在宅勤務もあるが、出勤する日も多い」(13.82%)でした。「完全にテレワークになった」という回答は13.18%にとどまる結果に。
5割以上が日常的に出勤をしている結果となり、安倍首相が緊急事態宣言の発令時に発言した「出勤者は最低でも7割減。極力8割減に」という要請にまだまだ到達していないことがわかります。
なぜ出勤し続けるのですか?
最も多かった回答は「テレワークが不可能な業務内容だから」。全体の約8割と大多数を占めました。「テレワークが不可能な業務内容だから」と回答した人の職業の割合を見てみると、美容室をはじめとする「サービス業」が56人で最多となっています。以下、専門の機械を必要とすることも多い「製造業」(37人)、休業要請施設に該当しないスーパーマーケットやコンビニ、ドラッグストアなども含む「商社・卸売り・小売業」(35人)と続きます。
テレワークに移行して仕事の効率は変わりましたか?
110人が選んだ「とちらかといえば下がった」(31.43%)が最多。「変わらない」という人は96人で27.43%いました。それ以降は「下がった」(13.14%)、「とちらかといえば上がった」(11.71%)、「とても下がった」(8%)と続きます。
下がった系の3つの質問の合計は184人に対して、上がった系の合計は70人。単純に数だけを見れば、テレワークによって仕事のパフォーマンスが下がった人が多いと言えそうです。
テレワークで悩んでいることや不満はありますか?
「複数回答可」としたこの質問で1位になったのは「運動不足になる」。全体の約4割となる141人が回答しました。2位「コミュニケーションがとりづらい」(36%)、3位「仕事に集中できない」(35.14%)、4位「仕事の効率が悪い」(30.57%)と、業務面の影響を挙げる人も多くいました。
ほかにも「気分転換ができない」(27.71%)、「生活のリズムや体調の管理が難しい」(26.57%)など、仕事とプライベートのメリハリがつかないことで悩む人もいるようです。
テレワークをしてから体重の変化はありましたか?
テレワークに切り替えたことでの悩みでは運動不足を挙げた人が多くいました。体重の変化はどうでしょうか。
「変わらない」という回答がおよそ半数を占めている一方で、それ以降は「体重が少し増えた」(26.29%)、「増えた」(8.57%)という意見が続きます。体重が増えた人はおおよそ4割。
通勤の移動が無くなることと外出の自粛により、テレワークをしている人は太る傾向にあるといえそうです。
食生活の工夫、自宅でもできる簡単な筋トレやストレッチなどを行い、食生活と体型の維持もこの緊急事態宣言期間は重要な課題と言えるでしょう。
参考資料および引用元
【新型コロナ実態調査】電車通勤で不満爆発?在宅勤務で体重増加?コロナ禍時代を働く人の最新事情