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プロが教える 「かえって老ける!間違った美容法ワースト5」

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YOKARE編集部
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プロが教える 「かえって老ける!間違った美容法ワースト5」

エステティックサロンを運営するR’VIVO(ヴィヴォ)は、30歳以上60歳未満の女性全国3,000人を対象に「顔のお手入れ法と情報源」について調査しました。

女性3,000人に調査、30代・40代の約3割が「シートマスク」使用

30代から50代の女性(年代別)に「日常的に顔は基本的なスキンケア(洗顔料・化粧水・乳液やクリーム)以外のお手入れをしているか?」尋ねたところ、 30代で61.7%、40代で61.4%、50代で54.1%が「はい」と回答しました。

「はい」と回答した人に「どのようなお手入れをしているか?」尋ねた結果、30代・40代は「シートマスク(シートパック)」、50代は「様々な種類(用途)のスキンケア商品」が最多。

30・40代の次点は「様々な種類(用途)のスキンケア商品」、50代の次点は「シートマスク(シートパック)」、3位はどの年代も「W洗顔」でした。

「フェイシャルレメディ®」の開発者が「かえって老ける!間違った美容法ワースト5」をアドバイス

世の中には様々な美容情報が溢れています。良さそうと思って取り入れた方法も、プロから見ると、おかしいなと思う美容法も…。フェイシャルレメディ®」の開発者・岩崎るみさんが「かえって老ける!間違った美容法ワースト5」をアドバイスを紹介します。

岩崎るみProfile:1974年、兵庫県生まれ。延べ4万人のフェイシャルエステで顔に触れてきた実績を持つエステティシャン。株式会社R’VIVO 代表取締役。一般社団法人フェイシャルレメディ協会 代表理事。高校卒業後、重度のアトピー性皮膚炎で毎日のように内服・塗布していた薬のリバウンドに苦しみ、2年間寝たきりを経験する。そのことから、治療のために学び続けた健康美容の知識と経験を生かすべく美容関連の仕事につきたいと考え、大手エステティック会社に転職しエステティシャンに。その後、独立。

ワースト5位:シートマスク(シートパック)

使い方次第ではNG。

NGの使い方とは、長い時間貼ること。長時間保湿パックをすると、逆に乾燥を引き起こしてしまいます。

例えば、お風呂にずっと浸かっていると手がしわしわになりますよね。しかし、お風呂から上がると元に戻ります。これは、体や皮膚には元の状態に早く戻ろうとする「恒常性」という機能が備わっているため、皮膚がたくさん水分を含んでしまうと、早く戻さなくてはと、恒常性により水分を一気に蒸発させてしまうからです。

シートマスクを長時間貼っているということは、顔の皮膚がふやけているのと同じ状態のため、外した瞬間に必要な水分まで一気に飛ばし、乾燥を引き起こしてしまいます。乾燥すればするほど、小じわが増え、たるみます。シートマスクは絶対に時間を守りましょう。寝たままつけることもやめましょう。

ワースト4位:過剰なスキンケア

実は、お肌は最低限のケアをするだけで活性します。

色々なものを使ったり与えたりしても、お肌には外から中に入れ込まないという働き「バリア機能」があるため、たくさん入れ込んだところで限界があります。中には入りません。

ナノ化し入りやすくされている化粧品もたくさんありますが、これらはバリア機能を壊し人工的に入れていくため、やり続けていると身体にとって不要なものがどんどん溜まっていってしまいます。

自分の治癒力やお肌の持つ力を信じて、最低限のスキンケアで十分です。洗顔後水分が飛んだら化粧水で保湿する。それでも少し足りないと思ったら、乳液や油分の入ったクリームを少しつける程度で良いです。

ワースト3位:洗い過ぎ・取り過ぎ

無理してゴシゴシ取る必要もありません。W洗顔もいりません。きちんと取れていれば十分。

肌を守っている角質層を無理矢理剥がすと、ダメージにしかなりません。

ピーリングなどで表面の死んだ角質を丁寧に落とすのは良いです。しかし、自分でやると必要なものまで落としてしまい、ツルツルしたと勘違いする可能性があるため、プロの手に委ねましょう。角質は無理に剥がさないようにすることが重要です。お肌を守っているものは大事に守っていきましょう。

ワースト2位:オイルマッサージ

たまには良いと思いますが、オイルマッサージを欠かさずにやり続けるのはどうなのでしょうか。

例えば、革製品をクリームなどの油分で磨くと柔らかくなりますよね。

皮膚も一緒です。オイルで摩擦をかけると、皮膚も柔らかくなります。物理的に肌を柔らかくしてしまうとたるみます。オイルをつけること自体は問題ないのですが、つけてこすったり磨いたりすることはNGです。やり続けていると、皮膚が柔らかくなって伸びてしまいます。

クレンジングオイルを塗ってマッサージをするも同様。

特に、クレンジングオイルは、洗うことができません。クレンジングオイルを流すには、水とオイルを混ぜる成分「界面活性剤」も必要になります。界面活性剤は、過剰に使うとお肌に必要なものまで取り過ぎてしまいます。

オイルで皮膚を柔らかくして、界面活性剤でお肌に必要なものまで取り過ぎてしまうのはお肌にNGです

ワースト1位:上に上げるマッサージ

いわゆる小顔やリフトアップさせるためのマッサージです。なぜワースト1位なのか。

筋肉は下から上に上げることによって引き締めることができるので、筋肉を動かすのなら良いですが、皮膚自体は上に上げてはいけません

顔の皮膚は「皮筋」と言われ、皮膚と筋肉がくっついています。

リフトアップしたいと思って手で頬を上に上げたら、他の筋肉も全部ついていくため、頬とは関係ない筋肉までも動かしてしまいます。そうすることで、いらないところにシワがよってしまうのです。

表面上見なかったとしても、皮膚の中でその筋肉が勝手に引っ張られて動いているという現象が起こっているため、老化が表に出てくるような年齢になると、余計なところにシワやたるみを引き起こします。

目の周りにシワが多い方は、リフトアップマッサージをしている可能性が高いですし、側頭筋を上に引き上げたりしていると、間違いなくたるみが起こってしまいます。

余計なところに小ジワを作っている原因は、間違った引き上げのマッサージであることが非多いのです。

また、コロコロする美顔器の使い方も注意が必要です。適当に回していると、力加減によっては皮膚の摩擦を起こし、筋肉を色々な方向に動かしてしまうため、不要なところに小ジワをたくさん作ってしまいます。顔の解剖学を理解し、正しい方向でその部分だけ引き締めるマッサージが必要です

リフトアップと思って若い時にぐいぐい上げていると、変なところにシワができてしまったり、たるんでしまったりするようになります。マッサージだけではなく、スキンケアする時も上げないようにしましょう。

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