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日本の食品ロスの半分は家庭から?身近な食ロス削減術&恵方巻きのリメイク術

SDGs
YOKARE編集部
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日本の食品ロスの半分は家庭から?身近な食ロス削減術&恵方巻きのリメイク術

「食品ロス」とは、本来食べることができるのに食べ残しや賞味期限切れなどの理由で捨てられてしまう食品のことです。日本の食品ロスの内訳の半分近くは家庭から出ているということを心にとめて、私たち一人ひとりができることを考えてみましょう。

食品ロスを減らすために意識すべき4つのこと

1.買い物前に冷蔵庫を確認する

家にストックや余りがあるのに同じ食材を購入してしまうのはよくある話。買い物前に冷蔵庫や食品庫をサっと確認して、無駄な買い物を防ぎましょう。

2.必要な分だけ買って食べきる

まとめ買いでお買い得になる商品を大量に購入し、食在庫に眠らせてしまった経験はありませんか?使わなかった場合は食品ロスになってしまう上に、お得だと思って買ったのに結果的に無駄使いになることも。必要な分だけ購入することを習慣づけましょう。

3.野菜は冷凍、乾燥などの下処理をする

一度に食べきれない野菜は、冷凍や乾燥などの下処理をすると長持ちします。小分け保存すれば忙しい日々の調理時間短縮にもなります。

4.買い方で食品ロスを減らす

食品を購入する際、つい新しいものを手に取りがちですが、食材をすぐに調理使用する場合などは賞味期限の古いものから選ぶようにしてみましょう。店舗に残ってしまう食材を減らすことにつながる行動です。

食品のフル活用で食品ロスを減らそう

捨てられがちな食材を活用する

野菜の切れ端、硬くなったフランスパン、ちょっとだけ残った生クリームなど、冷蔵庫の中にはどう使えばいいか頭を悩ます食材があると思います。そんな時は国連WFPが世界食糧デーに行った「#ゼロハンガーチャレンジ」のレシピを参考にしてみてはいかがでしょうか。捨てられがちな食材を使ったレシピがSNS上にハッシュタグ付きでたくさんアップされています。いつもと違ったレシピに出会えて料理のレパートリーもきっと広がるはずです。 

余りものメニューをリメイクする

フランス生まれのお菓子「カヌレ」は、廃棄食料をなくすために考えられたエコなお菓子だということをご存じでしょうか?フランスのボルドーで地方ではワインの澱を取り除くために鶏卵の卵白が使用されていましたが、大量の卵黄が余り、その活用法として考え出されたお菓子がカヌレだそうです。(カヌレのレシピ誕生には諸説あります)
その昔、ボルドーの人たちが余った卵黄を有効活用しようと考えて、世界中で愛されるカヌレというお菓子を生み出したように、21世紀に生きる私たちも過剰なものを減らす道すじや、余ったものを有効活用する方法を生み出せるのではないかと思います。

恵方巻が余ったらリメイクしてみよう!


近年、日本では節分の季節になると、恵方巻の廃棄問題がニュースで取り上げられるようになりました。節分のような季節イベントでは一時的に特定食品の需要が高まるため大量生産されて余剰が出やすくなってしまいます。もし今年の節分後に店頭で余っている恵方巻を見つけたら、リメイクレシピで美味しくいただいてみてはいかがでしょうか。

恵方巻天ぷら

油でサクッと揚げて食感を楽しみましょう。

出典:https://www.instagram.com/noriccoba/

 

恵方巻茶漬け

恵方巻をほぐしてお湯をかけ、お茶漬けとしていただきましょう。

恵方巻オムライス

恵方巻をほぐしケチャップで味を調え、オムライスの具にするアイデアです。

食品ロスは色々な立場で考え、多くの人が意識を変えないと前に進まないため、すぐには解決できない課題ですが、余り物で美味しいレシピを考えるように、肩の力を抜いて等身大で社会課題と向き合きあえば、アイデアが生まれやすくなるのではないかと思います。
 

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