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サスティナブルな植物性ミルク

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YOKARE編集部
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サスティナブルな植物性ミルク

牛乳以外のミルクといえば、豆乳がメジャーですが、アーモンドミルクやオーツミルクなどの植物性ミルクもあります。植物性ミルクも、最近ではスーパーやコンビニ、コーヒーショップなどで少しずつ目にするようになりました。

お肌や健康に良いなどと言われている植物性ミルクは「環境に優しい」という非常に大きなメリットもあります。

植物性ミルクがサスティナブルな理由と、豊富な種類の植物性ミルクのご紹介をしていきます。

植物性ミルクがサステナブルな理由

動物由来のミルク(牛乳など)と比較すると、4種類の植物性ミルク(ライスミルク、豆乳、オートミルク、アーモンドミルク)は圧倒的に環境負荷を抑えることができます

例えば、土地の利用です。

コップ1杯のミルクを生産するのに、牛乳の場合は650平方メートルの土地(テニスコート2面分)が必要になるのに対して、オートムギから作られるオートミルクの場合はその10分の1の土地で抑えられます。

さらに、牛乳を生産するためには、牛を育てるのに広大な土地が必要となるだけではなく、牛に水を飲ませて、エサを食べさせて、搾乳するという工程があります。

それを、植物性ミルクを作る農業に置き替えたら、多くの土地や資源を節約できるでしょう。

また、精子採取・母乳のための人口妊娠・連日の搾乳といったことが行われ、体への大きな負担が原因となります。一般的な牛よりもずっと短い期間で一生を終えるメス牛が世界中の酪農場にいるということは、アニマルライツの観点からも問題です。
植物性ミルクを選ぶ時点で、まずサスティナブルな一歩と言えます。

植物性ミルクを選ぶ上での注意点

植物性ミルクの種類が増え、取り扱いも拡大すれば、さらに身近なミルクとなることが期待されますが、選ぶ上での注意点があります。

植物性ミルクがどこの原料が生産されどこで加工されて自分の手元に届くのかという点もサスティナブルな選択をする上で、重要な指標の一つ。
    
農薬や肥料の利用についても、原料レベルでしっかりを確認する必要があります。牛乳の生産に比べていくら土地の利用が抑えれているとはいえ、強い化学物質が栽培に用いられると、土壌の再生は困難になり、人体への影響の懸念されます。

また、販売されている植物性ミルクの多くは「加工品」です。特に、森林破壊の大きな要因とされているパーム油は、植物性油脂や乳化剤などと名前を変え記載されている場合があるので注意が必要です。

植物性ミルク6選

植物性ミルクとして馴染みがある豆乳やアーモンドミルクから、まだあまり知られていない植物性ミルクまで幅広くあります。

豆乳

植物性ミルクと聞いて、まず真っ先に思いつくは豆乳でしょう。スーパーやコンビニなどで手軽に買うことができ、日本ではもっともポピュラーと言えます。

豆乳は大豆を砕き、水を加えて作られています。たんぱく質が豊富で、脂質は1/2。悪玉コレステロールを増やす飽和脂肪酸も約1/10です。

アーモンドミルク

最近になって注目を集めているのが、アーモンドミルクです。味に癖が少なく、アーモンドの香りが特徴的で、大豆アレルギーの方も安心です。

アーモンドを水に浸して細かく砕いた後、水を加えて作られます。ビタミンEを多く含んでおり抗酸化作用が強いのが特徴です。つまり、アンチエイジング効果が高く、他にも動脈硬化や生活習慣病の予防も期待できるため、美容や健康にオススメです。

オーツミルク

オーツミルクとは、オーツ麦という穀物と水を混ぜ合わせてつくるミルクです。

豆乳やアーモンドミルクと並び注目を集めています。癖が少なく、クリーミーな味わいが特徴で植物性ミルクの中では、カロリーと糖質が高い傾向がありますが、その分濃厚さを楽しめます。

食物繊維が豊富で、腸内環境を整えるのにGOODです。

ココナッツミルク

熱したココナッツから固形の胚乳部分を削り、水と混ぜ合わせたのちにろ過して出来あがります。

脂肪分が高く、平均して約17%にもなるため濃厚で、強い甘味が特徴です。ココナッツの脂肪分はエネルギーになりやすいため、脂肪燃焼効果や食欲抑制効果が期待できます。

冷やすと固まるので、乳製品や卵製品を使わないヴィーガンスイーツなどに活用されています。

ライスミルク

玄米や白米が原料で、甘酒のような味わいが特徴です。

元々は、稲作が有名なイタリア北部で伝統的に作られてきた飲料で低脂肪、低カロリーはもちろん、ビタミン・ミネラルが豊富です。
ビタミン群は、脂肪の分解を促すため、体の代謝をアップさせ痩せやすい身体を作ってくれます。でんぷん質が多いため、糖尿病など糖質制限がある方は飲み過ぎには注意を。

ヘンプミルク

スーパーフードとして注目を集めているヘンプシード(麻の実)を原料にした植物性ミルクです。

アメリカを中心に欧米で人気のヘンプミルク。体内で生成できないアミノ酸9種類が含まれています。
さらに、鉄分・亜鉛・マグネシウムが豊富で貧血予防効果もあり女性の強い味方です。

また、食物繊維も豊富で便秘にも◎


健康・美容の観点から植物性ミルクの種類は今後も増えると思います。お好みの植物性ミルクを取り入れてみてはいかがでしょうか。
 

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