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しまなみ映画祭 2024、未来に繋ぐための5つの取り組み

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YOKARE編集部
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しまなみ映画祭 2024、未来に繋ぐための5つの取り組み

2024年9月27日(金)から29日(日)の3日間、広島県尾道市の「生口島(いくちじま)」をメイン会場に、尾道市の「因島(いんのしま)」、竹原市の「大久野島(おおくのじま)」、愛媛県今治市の「大三島(おおみしま)」という4つの島々で、初開催となる映画祭「しまなみ映画祭 2024」が開催されます。
周辺の島々を舞台に、映画だけではなく、音楽やアート、食などを楽しめる複合イベントで、すでに今年8月からチケットも販売されています。

メインスポンサーはagnès b.

今回は、メインスポンサーはフランス発のアパレルブランド「agnès b.(アニエスべー)」。生口島・瀬戸田の繋がりは深く、「agnès b.」は海洋保護団体「タラ オセアン ジャパン」を創設していて、2023年にはしおまち商店街をジャックするイベントを行い、多くの人に生口島・瀬戸田に訪れるきっかけを提供してきました。

agnès b.は「agnès b.号」の運航をはじめ、フランス映画『アメリ』(2001)をピックアップし上映するようです。

agnès b.号

また、「因島」では、「agnès b.」のキッズアイテムのヴィンテージショップが登場。販売収益の50%は「タラ オセアン ジャパン」に寄付されるため、ここで洋服を購入することは私たちが暮らす地球にとってもポジティブな選択になります。

豊かな多島美を未来に繋ぐための5つの取り組み

さらに、「豊かな多島美を未来に繋ぐための5つの取り組み」も発表されました。

  • 耕作放棄地などから伐り出した竹を使用したテントづくり
  • 地元事業者と連携し廃材を使用した会場づくり
  • 本来であれば捨てられる摘果した柑橘を使用したビールづくり
  • 綺麗な海を守るためにマルシェ会場にアルミカップを導入
  • 島の暮らしを残すために機能性素材をオリジナルTシャツに採用

しまなみの島々は柑橘栽培が盛んです。摘果した柑橘は、食べるには適しておらず、捨てられることがほとんどですが、オリジナルビールになり販売されます。

摘果した柑橘
綺麗な海を守っていくために可能な限りごみを出さないよう、マルシェ会場では使い捨てプラスチックカップではなくリユース可能なアルミカップを採用します。

「しまなみ映画祭 2024」が販売するオリジナルデザインTシャツの生地は、少しでも温暖化が進行する可能性を下げるために、製造から処分までのCO₂排出量が石油由来のポリエステル素材(PET繊維)と比較して約41%少ない「PIECLEX(ピエクレックス)」を採用します。トウモロコシやサトウキビなど、植物からできたポリ乳酸を原料としており、土に還せば微生物によって分解される生分解性ももっています。そのため、カーボンニュートラルに貢献できます。

環境配慮はスタンダードへ

「しまなみ映画祭 2024」は、地域資源を最大限に活用し、持続可能性を意識した取り組みは、映画祭全体に行き渡っています。訪れる人々がただ映画やイベントを楽しむだけでなく、環境への貢献を実感できる機会を体験もしくは提供する点も特徴です。

  • 開催名称
    しまなみ映画祭 2024
  • 開催日程
    2024年9月27日(金)〜29日(日)
  • 会場
    生口島:生口市民スポーツ広場 / 広島県尾道市瀬戸田町御寺1209-24
    因島:HAKKOパーク / 広島県尾道市因島重井町5800-95
    大三島:今治市大三島公民館(上映会場) / 愛媛県今治市大三島町宮浦5708
        宮浦港(マルシェ会場) / 愛媛県今治市大三島町宮浦
    大久野島:大久野島 毒ガス資料館 / 広島県竹原市忠海町5491
  • 最大収容人数
    3,000人 / 3日間

詳細は公式ウェブサイトにて公開中

公式ウェブサイトでは、しまなみ映画祭の開催会場や上映作品、イベント、マルシェ出店者の情報をより詳細に確認いただけるよう、情報を公開しております。4つの会場のスケジュールやチケットの種類についてもご確認いただけます。

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