ネスレ日本×日本相撲協会、コーヒーの使用済み空パッケージをタオルハンカチにアップサイクル

サステナビリティに取り組むことを表明するために新コンセプト“ Make your world”を掲げている世界最大の食品飲料企業ネスレ。2025年までにバージンプラスチックの使用を1/3削減することやプラスチックパッケージの95％以上をリサイクル可能に設計することを目指すなど、さまざまなサステナブルな取り組みを推進しています。

大相撲の場所中に回収された使用済み空パッケージがタオルハンカチに

ネスレ日本も、あらゆる人々の生活の質を高める取り組みをしており、環境に配慮したコーヒー作りや苗木提供など持続的なコーヒー生産、栽培、販売に力を入れています。そんななかネスレ日本では2023年に1500年の歴史の中で大相撲の力を通じて世の中の持続的な発展に貢献していく「大相撲サステナビリティ」を推進している日本相撲協会とサステナビリティパートナーシップ契約を締結。それぞれの強みを活かす形でよりよい社会の実現に向けた活動を行っています。

このたびネスレ日本は日本相撲協会と協業し、1500枚のオリジナルタオルハンカチを制作しました。このタオルハンカチは令和5年九州場所から両国国技館における大相撲開催中に「ネスカフェ ゴールドブレンド」を提供している大相撲売店およびプレミアムシートから回収した「ネスカフェ エコ＆システムパック」の使用済み空パッケージをアップサイクルしたもの。そしてこのタオルハンカチは両国国技館がある墨田区の児童館や子育て広場、イベントに合わせて子どもたちに配布する予定となっています。

墨田区長から感謝状の贈呈も

ネスレ製品を詰め替えた後の紙容器をアップサイクルしたタオルハンカチはお相撲さんの背中にある赤いマントが特徴。「ネスカフェを飲むだけで社会や環境、農家に少しでも貢献できるというメッセージを伝えたく、ネスカフェを飲むとちょっとだけヒーローになれるという意味を込めた」とネスレ日本飲料事業本部レギュラーソリュブルコーヒー&システム・ギフトボックスビジネス部長の髙岡二郎さんは言います。

山本亨墨田区長も「日頃から相撲協会とは連携して社会貢献を行っているが、ネスレとも連携して素晴らしい取り組みをしていただいた。SDGsの活動を形として表現して子どもたちに伝えることができてありがたい」として感謝状を贈呈。タオルハンカチの配布に際して、大相撲の町で生まれ育っている子どもたちに感謝の気持ちや循環型社会への学びにつながることを期待しているとしていました。

相撲もコーヒーも日本では老若男女に愛される存在。たくさんの人が大相撲を見ながら飲んだコーヒーの空パッケージのゴミをアップサイクルして生まれたタオルハンカチが、両国国技館のある墨田区で生まれ次世代を生きる子どもたちへと渡っていく。そんな資源だけでなく人や感謝の循環を生む素晴らしい取り組みですね。