第3のミルクを使った飲料、どんな商品があるの?
豆乳協会によると2023年1~12月の豆乳類全体の生産量は、前年比95.7%の39万4622㎘にとどまりました。2020年以降は全体としては前年対比を下回っている傾向が続いていますが、10年前の2014年は、28万454㎘で、2007年16万2255㎘でした。10年以上前は、スーパーで牛乳しか選択肢にほとんどなかったのではないでしょうか。
最近では豆乳だけでなく、アーモンドミルクやオーツミルクなさまざまな植物性ミルクが販売されています。
5種の植物素材をブレンドした植物ブレンド飲料「Plants&Me」シリーズ
2024年4月に発売となった植物ブレンド飲料「Plants&Me(税別150円)」シリーズは、オーツ麦、ココナッツ、ひよこ豆、大豆、アーモンドの5種の植物素材をブレンドしています。
5種の植物素材をブレンドしたことにより、1本に1日分のビタミンEをはじめ、食物繊維やカルシウム、葉酸などの栄養素も含まれる、美容や健康ケアにおすすめのドリンクです。
動物性原料不使用で、ヴィーガンやフレキシタリアンといった食の多様化に対応した商品となっています。
1日分のビタミンEと食物繊維・カルシウムが摂れる「アーモンド効果」
アーモンドミルクは、牛乳、豆乳に次ぐ第3のミルクとして登場し、国内市場は、ビタミンEなどの栄養価の高さから健康感度の高い女性を中心に年々伸長してきました。
アーモンドミルクは、牛乳や豆乳に比べて、低カロリー、低糖質、コレステロールゼロでヘルシー。乳糖やグルテンを含まないので、これらの物質に過敏な人や、不耐症の人も安心して飲むことができます。
アーモンドミルク(砂糖不使用) | 牛乳(無調整) | |
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カロリー | 39kcal | 134kcal |
糖質 | 0.9g | 9.6g |
コレステロール | 0mg | 24mg |
出典:アーモンドミルク→グリコ「アーモンド効果 砂糖不使用」
牛乳→文部科学省「日本食品標準成分表2020年版」(八訂)
アーモンド効果の200mlは、オリジナル、砂糖不使用、3種のナッツ、3種のナッツ砂糖不使用、アーモンドミルクラテ砂糖不使用、香ばしコーヒー、薫るカカオ、ほろ苦キャラメル味の8種類があります。
タイの本格派ナッツミルクブランド137degreesの新商品「マカダミアミルク」
タイの本格派ナッツミルクブランド「137degrees」は、タイでは定番の商品です。ハリウッドセレブが好んで飲んでいることから、日本でも話題となっています。
濃厚な味わいながらも1本(180ml)あたりのカロリーが70kcal前後で、低カロリーで魅力的です。牛乳だと120kcal前後になります。
植物性ミルクは、乳代替え飲料として乳製品アレルギーでも飲め、大豆アレルギーを持つ人でも飲むことができ、食の選択基準を多様にします。
従来の植物性ミルクである豆乳は、独特の風味やクセが苦手という人がいるという課題がありました。第3のミルクは、大豆以外の植物素材で作られているため、より多くの人が楽しめるようになっています。