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カラダにいい「ゆず」の取り入れ方

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aya
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カラダにいい「ゆず」の取り入れ方

冬が近づいてくると、段々柚子を使った料理が増えてきますよね。

日本では、古くからゆず湯に入るなど、食べるだけでなく行事としても柚子を取り入れてきました。

柚子にはカラダにいい成分が豊富に含まれており、食べ物や化粧品などさまざまなものから柚子の成分を取り入れることができます。

ここでは、カラダにいい柚子の取り入れ方について紹介していきたいと思います。

成分PICK UP!欧米でも人気のゆず“YUZU”

柚子と言ったら、日本ではすっかりお馴染みの果実。ほかの柑橘類とは一線を画す、爽やかで温かみのある香りが特徴です。

近年は欧米でも“YUZU”と呼ばれ、日本発の“エキゾチックなフルーツ”として、とても人気となっています。

ヨーロッパのシェフやパティシエ達の間でも、料理やケーキに柚子を使う人が増えてきているんですよ。

料理のアクセントとして、香りづけにもよく使われている柚子。そんな柚子には栄養素も非常に豊富に含まれているんです。柚子に含まれている成分には、次のようなものがあります。

ビタミンC

柑橘類に多く含まれているビタミンC。柚子の皮の部分にも、たくさんのビタミンCが含まれています。抗酸化作用があるため、風邪の予防や老化防止にも一役買っています。

β‐カロテン

β‐カロテンは色素の一種ですが、体内でビタミンAに変わる性質があります。

ビタミンAには、皮膚の代謝を促す効果や免疫力アップなどの効果があります。

リモネン

主に柑橘類に多く含まれているリモネン。

免疫細胞の活性化によって免疫力がアップしたり、神経細胞の働きを活性化してくれるので、リラックス効果が期待できますよ。

有機酸

柚子の果実にはクエン酸や酒石酸、リンゴ酸を多く含んでいます。なかでもクエン酸は、乳酸の分解を促し、疲労回復効果が期待できます。

ゆず湯に使われる「ゆず」の効能

二十四節気の一つで、北半球において一年でもっとも日が短い日と言われる冬至。

日本では、古くから冬至にゆず湯に入るのが習わしとなっています。

元々、ゆず湯は江戸時代の銭湯で、客寄せのために湯船に柚子を入れたことから始まったもの。

しかし、柚子にはさまざまな効能が期待でき、冬至にゆず湯に入ると、寒さの厳しい冬でも風邪を引かなくなると言われているのです。

ゆず湯に使われる柚子の効果について見てみましょう。

冷え性改善

柚子の皮には、リモネンやヘスペリジンという成分が含まれており、これらの成分には血流を良くする効果があります。

ゆず湯に入ることで血行が促進し、冷え性を改善することができますよ。

風邪予防

ゆず湯は風邪予防にも効果的です。血行を促進することで冷え性の改善に繋がりますが、体が温まって風邪もひきにくくなります。

また、β‐カロテンが体内でビタミンAに変わり、免疫力がアップすることでさらに風邪を引きにくくなるのです。

ゆず湯に入る冬至のころは、寒さも厳しく風邪を引きやすい時季。カラダを芯から温め、風邪を予防しましょう。

美肌効果

ゆずの皮には、ビタミンCやクエン酸が豊富に含まれており、さらに保湿力のあるペクチンの働きもあって美肌効果が期待できます。

カラダにいい「ゆず」の使い方

カラダにいい柚子の使い方について、定番の料理に加え、料理以外の使い方も紹介します。

果汁をポン酢にする

市販のポン酢しょうゆも美味しいのですが、自家製のポン酢しょうゆは自分好みに酸味の調整をすることができます。

昆布やかつお節で出汁を加えたしょうゆに、好きなだけ柚子を絞れば、簡単に自家製ポン酢の完成です。

皮を使ってジャムにする

柚子が大量に手に入って使い道に困るという方におすすめなのが、ジャムにしてしまうこと。

オレンジなどのジャムとはひと味違う、少し大人なジャムに仕上がります。

柚子の皮にはペクチンが豊富に含まれているので、ジャムを作ると自然にとろみがつきますよ。長期保存もできるので、この時期にたくさん作って長く柚子を楽しみましょう。

ゆず湯にする

先ほども紹介したように、柚子を食べること以外での使い方としては、ゆず湯にするのがおすすめです。

ちょっと贅沢な使い方かもしれませんが、柚子がたくさん手に入ったらぜひ試してみてくださいね。

皮を掃除に活用

柚子にはクエン酸が豊富に含まれており、鏡や水道の蛇口などの水垢が気になるところを皮でこすると、水垢が綺麗に取れやすくなります。

さらに、リモネンには油汚れを落とす効果もあるため、コンロ周りのお掃除にもおすすめです。

化粧水にも

保湿効果や美容効果の高い柚子は、化粧水にするのもおすすめ。

消毒した瓶に、柚子の種とエタノールまたは焼酎(ホワイトリカー)を入れ、一週間ほど冷暗所に放置します。毎日瓶をゆすって種から成分を抽出し、とろみが出てきたら完成です。

完成したら消毒した別の瓶に液体だけを移し、冷蔵庫で保存して1ヶ月程度を目安に使いましょう。

アルコールに敏感の方や肌が弱い方は、パッチテストをおこなってから使ってくださいね。

アロマオイルでリラックス効果

柚子に含まれるリモネンは、香り成分であるためアロマオイルなどにもよく使われています。アロマオイルなら、季節を問わず一年中リラックス効果を得ることができますよ。

特産品の柚子で村おこし「ゆずの村」

日本には、「ゆずの村」として知られている村があるのをご存じでしょうか?

柚子の産地として知られる高知県のなかで、馬路村(うまじ)村は「ゆずの村」と言われています。

馬路村には800年前から柚子が自生しており、昭和38年頃から本格的に柚子の栽培が始まりました。

有機循環農法で栽培された柚子はさまざまな加工品となり、その年商はなんと30億円にもなるのです。

通販でも大人気の看板商品「ごっくん馬路村」

そんなゆずの村では、柚子を使ったさまざまな商品が誕生しています。

特に有名なのが、ゆずドリンクの「ごっくん馬路村」。四国エリアに行くとどこかで目にしたことがあるという方もいるのではないでしょうか?

はちみつ入りのゆずドリンクは、香りがよくあまくて飲みやすい味となっています。

柚子の村では、食品だけに限らず化粧品やボディオイルなども作っており、有機農法でのゆず栽培による安心安全な商品が魅力となっています。

 

柚子にはさまざまな成分が含まれており、果汁だけに留まらず、皮も食べることができるのが魅力です。

食べるのはもちろんのこと、ゆず湯にしたり掃除や化粧品として使ったりと、使い道がたくさんあるのもいいですよね。

柚子が手に入るこの時季、香りのよい柚子を生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?

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