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内臓脂肪を減らす機能性表示食品が続々登場。注目の機能性関与成分とは

カラダ
YOKARE編集部
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内臓脂肪を減らす機能性表示食品が続々登場。注目の機能性関与成分とは

ダイエット訴求の機能性表示食品が増えていて、続々登場しています。ダイエットをサポートしてくれる機能性表示食品には、どのようなものがあるのでしょうか。まず、表示内容を見ると、次のようなものがあります。

  • 内臓脂肪が気になる方に適した食品
  • 肥満気味の方、BMIが高めの方に適した食品
  • おなかの脂肪、おなかのサイズが気になる方に適した食品
  • 肥満気味の女性の体重・BMIやウエスト周囲径を減らすのを助ける
  • 日常活動時のエネルギー代謝において脂肪を消費しやすくする

その中でも、「内臓脂肪」にアプローチした機能性関与成分を紹介します。

「内臓脂肪を減らす」サポート、1124件

機能性表示食品制度は消費者庁が2015年4月から運用を開始。

機能性表示食品として販売するには、企業の責任で安全性と機能性を確認し、国へ届け出る必要があります。トクホは国が審査して許可を与えますが、機能性表示食品は国の審査が不要。販売企業が消費者庁に届け出た資料に問題がなければ、機能性を表示して販売することができます。

現在、約9077件(12月26日現在)の届出が公表済み。そのうち「内臓脂肪」関連の商品は1000件を超えています。

内臓脂肪とは、皮下脂肪と違う

内臓脂肪とは、胃、肝臓、腸などの重要な臓器のまわりにつく脂肪のことです。皮膚のすぐ下にある皮下脂肪とは異なります。腹腔の奥深くに蓄積される腹部の脂肪です。
ある程度の内臓脂肪は健康に良く、臓器を保護するのに役立ちます。しかし、内臓脂肪が多すぎると健康を損なう可能性があります。

内臓脂肪

いくつかの研究では、ぽっこりお腹でも、「洋ナシ型」よりも「リンゴ型」の方が、内臓脂肪が多い可能性があると示されています。

内臓脂肪がたまる原因は?

脂肪分の多い食品や炭水化物(糖分)を多く摂取しているにも関わらず、活動量の少ない生活習慣を送っていると、内臓脂肪の増加につながります。
また、ストレスも内臓脂肪の蓄積の原因と言われています。
ストレスは体内でコルチゾールと呼ばれるホルモンを活性化します。コルチゾールが増えると、内臓脂肪の蓄積が促進されます。

注目の内臓脂肪の減少をサポートする機能性成分

最近では、HMPA(3-(4-Hydroxy-3-Methoxyphenyl) Propionic Acidの略称)、エラグ酸、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン、酢酸、難消化性デキストリン(食物繊維)、葛の花由来イソフラボンなどが配合されている機能性表示食品が続々と登場しています。

HMPAは米ぬか発酵物に含まれています。クルクミン、ɤオリザノール、ヘスペリジン、クロロゲン酸などのポリフェノールが代謝されるとHMPAになると言われています。つまり、HMPAの摂取は、ポリフェノールが代謝される分子構造で摂取できるため、効率的なポリフェノールの摂取と言えるかもしれません。

HMPAは米ぬか発酵物に含まれる

「エラグ酸」はザクロやベリー系の果物やナッツに含まれるポリフェノールの一種です。

エラグ酸

ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンは、タイ原産のショウガ科植物「ブラックジンジャー」から抽出される機能性成分です。この成分は、ポリフェノールの一種であるフラボノイドに分類されます。

ブラックジンジャー

食酢の主成分である「酢酸」も内臓脂肪を減少させる機能があることが報告されています。

「難消化性デキストリン」は天然のでん粉を原料とした水溶性の食物繊維です。糖の吸収を抑えることにより、食後血糖値の上昇を抑制する機能があることが報告されています。また、継続して摂取することでBMIが高めの方の内臓脂肪を減らす機能があることが報告されています。

マメ科のクズの花部を熱水抽出して得られる「葛の花由来イソフラボン」は、肥満気味な方の、体重やお腹の脂肪(内臓脂肪と皮下脂肪)やウエ スト周囲径を減らすのを助ける機能があることが報告されています。

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